「ファミリータイズ」
2009年 07月 02日
日本でも放映された人気シリーズで、マイケル・J・フォックスファン必見のホームコメディ。
とにかく楽しい作品で、当時ビデオに録画してよく観ていたものでした。
一番印象に残っているのが、一家の(多分)末娘が変な流行にかぶれて妙な言葉を使い始めるというエピソード。
会話の語尾に「ピー」をつけてしゃべりまくる彼女に家族中が振り回されるというストーリーで、とうとうマイケルにもそれがうつって、彼がうっかり「疲れたピー」と口にする場面には、観ていてこっちも笑って、あれはなぜか強烈に記憶に残っていますね。
語尾にピーといえばのりピーなんですが、ドラマとのりピーとどちらを先に耳にしたのか、両者に何か関係性があったのか、ちょっと定かじゃありません。そもそもオリジナルの英語ではどのような言葉遣いだったのかわからず、あんな風にピーピー連発するものなのかどうかさえわからないのですが、どちらにしても日本語版はナイスでした。あの「ピー」の回はとても面白かったです。
マイケルの吹き替え、宮川一朗太なんですよね。彼の声ものすごくハマッてましたねえ。
このドラマには後にマイケルの奥様になるトレーシー・ポランも出演していて、この頃の彼はホントに公私共に文句なしのバラ色でした。こちらもいろんな映画で存分に彼を楽しませてもらってた時期でもありました。
病気のことを聞いた時はショックで、ああ、神様は躍動感のある演技が素敵な俳優に対してこういう試練を与えるものなのかと考えたりしたものです。でも可哀相がっているこちらの思いとは違って、マイケルは遥かに強い人だったですね。彼の自伝を読むとスケールの大きな信念の人だというのがわかります。
「ファミリータイズ」ってただ面白かった内容を思い出すだけじゃなくて、なんかいろいろと考えさせられることの多いドラマです。マイケル・J・フォックスのことを思う時は、なんか懐かしいようなほろ苦いような、なんと表現すればいいのかわからない気持ちになりますね。
パーキンソン病の研究、どんどん進んでいってもらいたいなと思います。