「白川静 漢字の世界観」

松岡正剛著。平凡社新書。

先日読んだ「日本辺境論」は、辺境人を説明するためにいろんな方の言葉や業績が文章中に紹介されているのですが、その中の一人が白川静。知ってる人は知っている、漢字の大先生です。

私が初めてこの方を知ったのはとても遅くて、なんとお亡くなりになった時。大きな知性が失われた、といった新聞の記事ででした。
へえ、どんな人だったんだろうと思いつつそのままにしていたら、昨年そんな初心者にもうってつけの本が出て、それが本作「白川静 漢字の世界観」だったのでした。
内容は、漢字の成り立ち、その呪術的な意味、それを使う人々の世界観……先生がどういった経緯でそれらを解き明かし、仕事を積まれていったか、そういった諸々が書かれています。

とにかく読んでて感動することしきりで、特に漢字一つ一つの由来と意味については、もう頭の中の雲がぱーっと晴れていくかのようで、久しぶりに脳が知的に刺激されたとしか言いようがありませんでした。
こんな世界があったのかと、面白くて面白くてしょうがなかったですねえ。

すぐに当の先生の著書「漢字」も購入したのですが、毎日の生活でバタバタしているうちになぜだか行方不明に(涙)。買い直すのもためらわれるので結局そのままになっているのですが、「日本辺境論」に登場してきたせいで、またむくむくと読みたい病が起こっています。



とにかく面白い。
漢字の世界ってすごいのです。
読んだ事のない方には絶対オススメです。




[PR]
by teri-kan | 2009-12-21 10:50 | | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 「OZ」その2 「OZ」その1 >>