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「テルマエ・ロマエ」

作者はヤマザキマリ。
2010年のマンガ大賞受賞作品で、現在も連載中のマンガです。

主人公は古代ローマの建築技師で、浴場を造ったりしてる人。
そんな彼が現代日本のお風呂場にタイムスリップして、日本のお風呂文化&お風呂技術に驚愕し、感銘を受け、日本風なあれこれをローマ風呂に生かしていくというストーリーです。

主人公の観察眼を楽しむのが本作の一番の醍醐味でしょう。日本の言葉や風習がわからないながらも日本の浴場システム、お風呂グッズを正確に分析し、それを上手く古代ローマ風にアレンジするところは、二千年前の人とはいえさすが技術者。
古代ローマと現代日本のギャップが生み出す感慨がユニークな、大変楽しいお風呂マンガです。

日本のお風呂の心地良さや風呂あがりの一杯に気持ちよくなったところで毎回ローマに戻るところが個人的には気に入っています。お風呂に悦楽を感じるというのは、古代ローマ人も現代日本人も変わらないんですねえ。
好きなものが一緒というのはやっぱり近しい感じがするものです。ローマ人がお風呂好きというのは、確かに日本人にとっていいイメージにつながってると思うものなあ。



マンガ大賞を特集したTV番組でも指摘してる方がいましたが、この単行本は表紙がいいんですよ。実は私も表紙に惹かれて買いました。
古代ローマ男性の彫刻が日本の桶とタオルを持ってるんだけど、あの絵はすごい。

お風呂でつながるローマ人と日本人です。
お風呂万歳!湯船万歳!です。
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by teri-kan | 2010-04-30 11:20 | 漫画 | Comments(0)

本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。


by teri-kan
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