天皇杯決勝 鹿島対清水
2011年 01月 05日
今年もよろしくお願い申し上げます。
今更な話題ですが、サッカー界でお正月といえば天皇杯。
今年は鹿島と清水の対決でした。
鹿島が圧倒的に支配した前半に先制し、追加点さえ決めれば楽勝といった空気の中後半清水が追いつき、もしかしたら清水に運が転がりこむか? と思いきや鹿島が流れを取り戻し、勝ち越した後はほぼ完璧、最後はきちんとボールキープしてゲームを殺し、憎らしいまでに完璧に試合を締めくくりました。
こういう試合で鹿島が戦い方を間違えることはほとんどないですね。なんでACLで結果を出せないのか、そっちの方が不思議なんですが、まあ何はともあれ今回の鹿島は優勝にふさわしいチームでした。フルメンバーではなかったのにああいう風に決勝の舞台で底力を出せるというのは、やっぱり並みのクラブじゃないなあって思います。
清水はスコア的には惜しかったけど、まあ完敗かな。
でも長い目で見れば優勝しなくてよかったかも。
監督が交代し、主力選手・精神的主柱の選手が軒並みいなくなる来季、リーグ戦とACLとの掛け持ちは非常にリスクが高い。一から土台を作らなければならないシーズンに週2試合ペースを何週間も行うというのは、やっぱり危険ですよ。
じゃあ鹿島がACLで結果を出せるかとなると、これもまたヒジョーにビミョーなんだけど、とりあえず清水はリーグ戦一本に絞った方がいいと思うので、今回の結果は全体的に見れば、おさまるべきところにおさまったかなって感じです。
代表の方はアジアカップがもう少しで始まりますね。海外リーグで活躍している選手達がどういうプレーを見せてくれるのか、その辺はやっぱり楽しみです。
海外のリーグといえば、この冬ヨーロッパに移籍する選手がたくさんいて驚きました。
シーズン途中の移籍は難しいけど、せめて来シーズンにつながるように皆がんばってもらいたいですね。
私は当然の如く地元のエスパルスを応援していたんですが、仰る通り試合巧者の鹿島の方が一枚いや二枚ほど上だと感じました。清水はもう、いつもここ一番の大勝負で負けてしまうんですよね。
今回はハセケン監督はじめ、テルやイチなどコアな顔ぶれがチームを去ることもあって是非優勝を!と意気込んでいたんですが、やっぱりあと一歩届かなかった。
ただteri-kanさんの「長い目で見れば優勝しなくてよかった」という評価は実に的を射てますね。確かに清水はこれから新しいチームを一から作らなければならず、とてもACLを戦うなんて状況じゃあないです。私なんぞは、負けたことがただただ悔しく残念でならなかったんですが、teri-kanさんのおかげで今回の敗戦について少なからず無念を晴らせた気がします(笑)
なんとエスパルスのファンでいらっしゃいましたか。
それは天皇杯残念でした。
「長い目で見れば~」なんて結局第三者の理屈なんで、ファンの方にしてみれば、そりゃもう悔しかったことと思います。
エスパルスはここ一番の大勝負に弱いというか、良い時と悪い時の差が大きいなあという印象があります。
調子の良い時はホントに強いんで、もうちょっと持続性があればもっと上を目指せるだろうにと、僭越ながら思っていました。
まあその辺がどのクラブにも難しいところであって、それが出来るから鹿島は強いんでしょうね。
正直いつも鹿島やガンバが優勝するんで、悔しかったりするんですけどね。