ワム!
2011年 02月 09日
ワム!は今も需要があるんですね。
80年代前半から中盤にかけて売れに売れたイギリス2人組。
ご存知ジョージ・マイケルとそのお友達アンドリュー・リッジリーは、当時の押しも押されぬスーパーアイドルでありました。
1stアルバム「Fantastic」と2nd「Make It Big」は、今から思い出してもよく聴いてました。
いい出来のアルバムでしたよ。名曲揃いだったし、勢いがあったし、特に彼らのファンでなくても楽しめる曲がたくさんあった。
彼らの代表曲は多分「Last Christmas」なんでしょう。
毎年耳にするし、年末のNHK「洋楽倶楽部’80」でもこの曲が紹介されてました。
でも、あの番組で「Last Christmas」を流すというのは、個人的にはガッカリ。「Last Christmas」は12月の定番ソングで、既に80年代という枠からははみ出している曲です。「80年代」を高々と番組のテーマに掲げるのなら、いかにも80年代を代表するような当時のワム!らしい彼らのヒット曲を紹介してもらいたかった。
「Wake Me Up Before You Go Go」か「Freedom」、せめて「Careless Whisper」。
こっちの方が全米チャートも全英チャートもランキングが高かったんだし、番組観てる人達も「うわっ、こういうのあったね」って、楽しく懐かしく思えたんじゃないかな。
とはいえ、改めて「Wake Me Up Before You Go Go」のビデオとか観ると、当時のジョージ・マイケルのヤバさが際立って、目のやりどころに困る。
あの頃はあまりそんな風に思わなかったけど、この人、存在がエロすぎますね。後に彼はその通りにセクシー全開になるわけだけど、当時からこんな存在だったんだなあと、改めて妙な感慨がわきおこってきます。
今でもお騒がせのジョージ・マイケルと比べて、アンドリューは地味で、今では何をしているのかよくわからないのですが(知ろうとも思わないけど)、今から思えば濃すぎるジョージ・マイケルの相方としてあれはあれくらいで良かったのではないかと。
あのフツーっぽい顔を見てるとホッとします。
ジョージ・マイケルはね……ダメだあ、あの笑顔、あの眉毛。
短パンも似合いすぎてダメだ(笑)。
「Wake Me Up Before You Go Go」のビデオはホント、キョーレツだなあ。
若かりし頃の彼の顔を見てると、しみじみと「ザ・80年代」って感じがします。
CMで80年代の楽曲が使われるのは自然な流れだと思いますが
まさにワム!もその一端で、当時フレッシュで勢いのあった
彼らのイメージはCMにもピッタリなんじゃないでしょうか。
当時ワタシは「ワム!なんて軟派なヤツは聴かね~よ」という
捻くれたスタンスでしたw
確かにG.マイケルの弾けっぷりは凄まじかったですね。
アルバムタイトルの「Make It Big」とか、いくら何でも(笑)
でも冷静になって客観的に聴いてみると(笑)、
やっぱり彼は抜群に歌が上手いんですね~。
楽曲のクオリティも高い。
なかでも「Everything She Wants」が一番好きかな。
フレディ追悼ライブでのパフォーマンスでも印象的でした。
そんな彼がすっかり凋落してしまったのは
ホントは彼が一方的に悪いばかりじゃないんじゃないか
という気もしてるんですが、でも真相は分かりません。
破滅型なのかな?
いずれにしても彼ほどの才能に恵まれながら
スキャンダルにまみれて潰れて行くのを
見るのは何とも哀しく切ない限りです。
ーなんてことを、ワム!のCMを見て考える人は
まず居ないでしょうね(笑)
>「ワム!なんて軟派なヤツは聴かね~よ」
おお、なんと硬派な!
私はナンパでミーハーでしたので、チャラチャラした音楽をよく聴いてました(笑)。
「Everything She Wants」は私も好きです。ワム!というよりジョージ・マイケルって感じで、カッコよくてオシャレな曲ですよね。
確かにミュージシャンは破滅型の人が多いですね。ジョージ・マイケルもいろんな事件を起こしてますが、本人の思いはともかく、音楽ファンとしてはまあ元気に生きているならとりあえずいいかなと。
これが70年代だったら既に死んでしまってそうな感じもしますけど……まあ死んで伝説化されるというパターンもないことはないけれど、やっぱり人間生きててナンボだし、ジョージ・マイケルには出来ればずっとセクシーに歌い続けてもらいたいものだと思います。