「大聖堂」前半までの感想

現在NHK-BShiで絶賛(?)放映中のドラマ「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」
とりあえず全8回放送のうちの4回までを観ました。

いやあ、ザ・暗黒の中世って感じで、ホント「ダークエイジ」。
毎回毎回アッパレなほどドロドロですねえ。

実は欲と陰謀の話は嫌いじゃない。それがあってこその人間ドラマだし。
あまりに見せ付けられてもウンザリするけど、金銭欲や権力欲こそ他の動物と人間の違いの最たるものだと思えば、「ほほーなるほどー」と、欲が暴力に直結するドラマもなんとか観ることができる。
「痛いぃ!」と言いたくなるような拷問シーンや残酷シーンがあったとしても。

しかし、その人間の欲を「神のご意思」とか言っちゃうのは勘弁してよって感じ。
だから嫌いなんだよキリスト教。……って言うか、このドラマはキリスト教のネガキャンドラマなのではなかろうかと思うほど、その辺容赦なく描かれてるのがすごい。

リドリー・スコットは、そういえば「キングダム・オブ・ヘブン」でもキリスト教に甘くなかったし、事実は事実としてニュートラルな目線で見ることのできる人なんですかね。
と見せかけて、実は「牛やカンガルーはいいけどイルカやクジラは知能が高いから殺してはダメ」という生き物の序列化思考がこびりついた人だったら残念極まりないですが。

まあとにかく「大聖堂」は人間の持つ欲を、より汚く見せるドラマとしてはなかなか素晴らしいのではないかと思います。
キリスト教のエグさがしっかり描かれているとはいえ、内輪の世界でアレコレやってる時代の分まだマシだし、一般庶民は観ていてもホッとできるものがあります。

第5回はまだビデオに録ったままですが、これから後半はどうなっていくんでしょうか。
ていうか、第4回なんて主人公のはずなのにトムが全然出てこなくて「え?」って感じ。
ジャックの父親が誰かっていうのもあるし(まさか王子のウィリアム?)、どっちかというとドラマ的にはこれからが本番。ドロドログチャグチャもいいけれど、そろそろ少しは救いというか、皆が喜んでるところを観たいものです。

こうなったら最後には是非「正義は勝つ!」のベタな終わり方でお願いしたい。
悪者はやっぱり悪者らしく身を滅ぼしてくれないとね。
これまでいかにも「おぬしも悪よのう」という描き方で来たのだから、最後まで悪者の使命を全うしてもらいたいものだと思います。
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by teri-kan | 2011-03-07 13:40 | 海外ドラマ | Comments(0)
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