海に囲まれた地震大国

まずは、東日本大震災で被災された方々に心からのお見舞いとお悔やみを申し上げます。
私に出来ることはわずかですが、義援金の募金と日々の節電は行いたいと思っています。
救助に当たっている方々は当然、原発の現場で体張って働いている方々も心から応援しています。
現状は大変厳しそうですが、どうか頑張って下さい。

未曾有の災害に襲われた日本に対する国連のコメント「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する」.の言葉を聞いて、つくづく日本は自然災害大国なのだと思い知りました。
ノウハウがある分災害にあった国々をこれまで最大限に援助してきましたが、今回数多くの自然災害の中でも最大級の天災にあってしまって、正真正銘の自然災害大国を証明した形となりました。

やっぱり津波は恐ろしい。
地震はもちろん火山の噴火、台風、日本はいろいろ経験しているし、それぞれそれなりに対処もしてきたけれど、津波だけは今回もどうにもなりませんでした。
ありとあらゆる天災の中で最悪は津波だと考えれば、そういえば世界のあちこちで見られる人類の終わりの神話も洪水が多いということに辿りつきます。「ギルガメッシュ叙事詩」とか洪水伝説は多いけど、全てを飲み込む水に最も恐怖するというのは、古今東西問わず人類に共通するものなのかもしれません。

日本は海と山の距離が近くて大雨による洪水がしょっちゅう起こるし、周囲全部が海だから津波や高潮に飲み込まれたりとか、普段から水・海の災害がとても多い。でもその一方で、日本はキレイな水と豊かな海の恩恵を世界中で最も受けている国の一つで、それがあるからこその日本だったりする。日本人は海の恐さもありがたさも心底知り尽くしている国民で、日本列島に住み着いた時から生きるも死ぬも海と一緒、海と共存共栄してきた民族なんですよね。
海との近しさ、海に生きる動物や魚との近しさは、そういう長年の関係から培ってきたもので、多分そういう風に育ってない国の人達には完全には理解できないものかもしれません。もしかしたら日本人も上手く外国人には説明できないんじゃないかな。アイスランドとか、漁業の盛んな島国の人ならわかってもらえるかもしれませんが。
だから、例えば捕鯨問題について「食文化だから」といった程度にしか日本人も鯨への思い入れを説明できなかったりするけど、多分それだけの問題じゃないんですね。恐ろしさも受け入れつつ海と生きてきた歴史とか、地震と津波に翻弄されて、それでも立ち上がってきた島国の民族としてのDNAとか、鯨やイルカの問題へのある種の日本人の心情的なかたくなさは、そういったものを抜きにしては語れないような気がします。
日本人にとって海は、おそらく良い面も悪い面も、そこに生きる生物も含めて、非常に特別なものなんですよ。

なんでこんなに海について考えるかというと、震度7でさえ死ななかった人達や倒れなかった建物が、津波によって簡単に壊され殺されてしまったという、海の恐ろしさに対する無力感がハンパないからなのですが、でもだからといってスイスのような内陸国がうらやましいかと聞かれたら「それはちょっと」と思ってしまうし、災害だらけの国土でもやっぱりここがいいんです。

外国メディアが地震発生後の日本人の冷静さを称えていますが、やっぱり日本は自然災害に慣れていて、ああいう時に人間の動物としてのエゴをむき出しにしたって仕方ないこと知ってるし、それが事態を悪くするだけなことも知ってるし、そこで慌てたら人間は自然に完全に負けてしまうということもおそらく知っている。
本当の意味で強い民族だなと、同じ日本人ながら思いますよ。
だから自然災害対策として長年培ってきた日本人的な秩序や団結力が世界の多方面で有効だということは、考えてみれば当たり前のことなんでしょう。多分地球上で生きていく上でこれ以上に必要なことはないんじゃないでしょうか。
助け合いや思いやりがなければ自然災害多発国で人間は到底生きていけないわけだけど、それって結局地球全体にも言えるんじゃないかな。

被災された方々をTVで見ていると涙なしではいられないし、自然を相手にして想定内なんてことは一つもないのだと、今は無力感でいっぱいですが、それでも立ち上がらなければいけません。
これまでも歩んできた道なのだから、次も国をあげて努力すればきっとなんとかなるはず。
次は復興大国な日本ということで、みんな頑張っていきましょう。

で、東電と政府には早くこの混乱をどうにかしてもらって、いろいろと落ち着いた頃にきちんと責任をとってもらいましょう。
被災地の皆さん、本日大混乱の東京の皆さん、頑張って下さい。
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by teri-kan | 2011-03-14 15:37 | 事件・出来事 | Comments(0)
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