3-4-3

キリンカップ期間中、TVのサッカー番組・サッカーコーナーでさかんに「3-4-3」が取沙汰されました。おおむねどの番組も「歓迎できるシステムではない」といった論調で、ペルー戦後ははっきりと懐疑的、チェコ戦後は「少しはマシになったけどビミョー」って感じの空気でした。

まあ2試合とも確かに微妙で、サイドをどれだけ有効に使えたかと言われたら「使えませんでした」としか言いようがないし、「前に人数を多く置くから攻撃的」と言われる布陣のくせに「いざ攻撃!」って時に前に人が足りないとか、やってる方もそうだろうけど観てる方もとてももどかしかったですね。やたら人がダブついて狭苦しそうなのも気になったし、このシステムをモノにしようと思うならかなり時間を要するでしょう。

まあ「オプションの一つ」とザックが言ってるのを信用するしかないか。
結局これも相手次第・状況次第のことだし、守る相手を崩す手はたくさん持ってるに越したことはないですからね。

長友が日本のストロングポイントだと思ってる人は多いと思うけど、やっぱり長友はサイドバックの選手なんですね。彼の強みは90分走っても衰えない運動量と上がるタイミングの良さにあると思うんですが、これが生きるのはやっぱりサイドバックだと思うんです。最初から高い位置にポジションとるんじゃなくて、低い位置から駆け上がっていく方が生きる。……ような気がする。
もちろんアジアカップのように状況に応じて位置を上げるのはアリですが、その辺の臨機応変さが最も求められることであって、システムありきになってしまうのはやっぱりよろしくないでしょう。

で、ザックはそういった臨機応変さは一応備えていると思うんだ。
リーグ戦では自分のやり方にこだわっても時間的に許されるけど、即勝ちが必要な代表ではさすがに柔軟にやると思う。しかもザックだから攻撃的方向に対して柔軟に。
その辺はなんとなく過去を振り返ってもザックはできそうな感じがするんですよね。

個人的にザックの3-4-3は全然好きじゃないんだけど、追い込まれた時に見せる強気な奇策は結構当たるし、それに関しては良い印象を持ってるんで、そういういいところが日本代表に作用してくれればいいなと思います。



ちなみにペルーとチェコは、両方ともこの時期対戦するにはなかなか良い相手だったと思います。このレベルの国と対戦して勝ちが先行するようになれば日本も成長したなあって感じかな。
もちろん今回はホームだったし、勝たないといけなかったと思いますが、ペルーだってチェコだって弱いチームじゃないですからね。新しいことに挑戦中の日本ということを考えたら、こういう結果もありだったのだと思います。

ツェフはすごかったですね。こういうキーパーが日本にも出てきてくれたらなあ。
キーパーって人間離れした筋肉の動き方をするというか、スーパーなキーパーは時々とんでもないものを見せてくれるから楽しい。なんで反対側に重心があるのにこっちに飛べるんだ?とか、なぜそこで倒れきらずに体が残ってるんだ?とか、不思議がたくさんですよ。
昨日のツェフも面白かった。
あれは決まったと思ったんだけどなー。

でもいいもの見せてもらいました。どの試合も無得点で終わっちゃったけど、課題も収穫も見ることができた、それなりに面白い場面の多かったキリンカップだったと思います。
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by teri-kan | 2011-06-08 14:54 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)
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