「広島学」

新潮文庫の新刊なのですが、帯の文章に目がとまって手にとってみました。
「なぜ、あそこまでカープを愛し、オタフク以外のソースを認めず、全国各地で県人会を作りまくるのか?」

県人会を作りまくってるというのには「あ、やっぱりそうなんだ」と思いました。北海道の自治体に名前がつけられたりとか海外移民が最も多いとか、広島人って本当に国内外問わずあちこちに出て、そして広島出身ということを大事にしてる感じなんですよね。

「広島学」を読んで一番「へえー」と思ったのは「広島人はラテン気質」ってところで、最初は「んなバカな」って感じだったんだけど、考えてみれば確かに楽観的で危機感にかける気質ではあるかなと思います。
本書に書かれてる「広島県から海外に移民した人たちには、明るい働き者が多かった」というのも、なんとなく感覚的にわかります。そりゃ皆さん御苦労されたと思うんだけど、うちのご先祖を振り返ってみたら、確かにそんな感じがするのです。
まあうちの先祖は移住じゃなくて出稼ぎだったんですが、生涯に二度あっちに稼ぎにいった人もいるし、ハワイから帰ってくるひいひいじいちゃんを横浜港までひいひいばあちゃんが迎えにいって、横浜から二人であちこち観光しながら広島まで帰ってきたとか、私が親から聞いてる話は楽しげなものばかりなんですね。
まあ向こうの苦労話を子や孫に話してないだけかもしれないけど、でもいろいろ聞いてたら確かに本書にあるように前向きな渡航だったようなんです。
まあひいひいじいちゃんやひいじいちゃんがラテン気質だったのかどうかはわからないけれど。

広島県は農耕地が少ないのは事実なんで、普通に語られる一般的な日本の農耕民とは確かにちょっと違った性質を持っているのかもしれません。農耕地が少ないくせに赤ちゃんを間引かない宗教的環境にあったというのは、考えてみたらなかなかすごいですけどね。

多分とても現実的なんですね。
楽観的と言われると同時に淡白とか、熱しやすく冷めやすいとか、いろいろ言われますが、きっと何より現実的なんだと思います。
なんていうかなあ、悲観的ではない現実主義者って感じ。現実主義だけど、でも別に諦めてるわけじゃないっていうか。
この辺は多分に温暖な気候が影響してるような感じがしますね。



さて、広島人が本当にラテン気質かどうかわかりませんが、ある意味ラテンな広島の人達をここでご紹介。Jリーグのファンならもうご存知であろうサンフレッチェ広島ユースのイタリアでの一コマです。
まあここまできたらラテンというより何だかよくわからない子なんですが。
今の子はすごいですねえ。




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by teri-kan | 2011-06-12 03:11 | | Comments(0)
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