政治劇

清盛が歴史上の表舞台に出てくるのって保元・平治の乱辺りからで、それからはもうずっと政治と権力のお話なんですが、今週の「平清盛」は「院に献上した羊のせいで疫病が~」という、先週とはまた違ったトラブル、というかビミョーな噂が流されました。
こういった嫌がらせレベルの陰謀はいかにもって感じでよいですね。
黒幕が女性なのもドラマっぽくてよかった。

八条院って美福門院の娘なのに美しさをなぜか無視されて、とにかく陰謀家の面を強調されてるのが面白いです。こういう役を演じるのって楽しそうだなあと思う。
でも裏工作を言いつけられてた家臣もそうだけど、こういう方々って全然肉体派じゃないし武闘派じゃないし、自分に何か直接やられちゃうととても脆いですね。

現実の武力が話し合いや説得の後ろ盾になる時代になったんだなーと思います。
権威を裏付けるために武力が必要な時代、数百年ぶりに再び到来ですね。
で、それは現在まで続く、と。
家同士でも国家同士でも、結局全てはソレの有る無し次第です。



「平家にあらずんば人にあらず」

時忠の有名なセリフ、森田剛の表情がよかったです。こうきたかーって感じでした。
これまでの勝手な個人的イメージは、太鼓腹を天につきあげて「あっはっはっは」って笑いながら豪語してる姿だったんで、あんなに真面目な雰囲気で言われるとは、かなり意外でした。
とはいえかえって危うくて今後が不安。
実際今後の平家は大変なんだけど、森田時忠って……なんていえばいいんでしょうねえ。
あまりに現実的、実利的すぎて、一見理があるように見えるのが問題というか、こういう人は利用するのはいいけど信用できる範囲が狭すぎて諸刃の剣だ。



後白河院の新しい遊び、あれってどこから思いついたのかわからないけど、「後白河院を食べるって言え、後白河院を食べるって言え」ってTVの前で清盛に向かって念じていたのは私だけではないでしょう。

いやあ、法皇を食べるなんて、遊びで言ったとしても不敬極まりないかもしれないけど、暗に院を偉大だとは言ってるわけで、松田後白河ならキーッってなりながらも「ゾクゾクするのう」って答えてくれたんじゃないかなあ。
院を食べたんだから院はその後食べることはできなくなるし、このドラマの清盛ならそこまで見越してもよかったと思うんですけどね。
で、更にそこで後白河院が「清盛の腹の中でお主の野望を食うてやろう」って返してくれれば、それこそ清盛はぐうの音も出なかったと思うんだ。
あ、清盛がぐうの音も出なかったらドラマ的にマズイのか。じゃ、やっぱりこの返しはなしで。
ていうか、やっぱりこういう遊びは院に花を持たせなきゃいけないんだろうなー。

でもこれって遊びだけど遊びじゃないからね。
めんどくさいけど政治だから、政治家の人ってすごいなあと、一市民としては感心するばかりです。
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by teri-kan | 2012-10-02 11:41 | 大河ドラマ | Comments(0)
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