ペトロヴィッチ監督

2013J1開幕戦、広島対浦和戦後の記者会見で、浦和の監督ペトロヴィッチが次のようなことを口にしたそうです。

「広島は私がつくったチーム」

いやいやいやいや。確かに広島の戦術を作ったのはペトロヴィッチ監督だけど、森脇を引き抜いて広島の戦術を壊したのもペトロヴィッチ監督でしょ。一体何言ってんのよ。
……なんてことを思ったんだけど、森脇を奪っておきながらこういうことを監督自身に言わせた理由を考えると、去年自分がいなくなった直後に広島が優勝したのが相当悔しかったのかなとか、ちょっと思っちゃいますね。
まあ普通は広島のような規模のクラブがリーグ優勝するなんてありえないからね。まさか本人も浦和の監督を務めていながら広島の後塵を拝するなんて考えてもいなかっただろう。
しかもたとえ今年リーグ優勝しても同じ戦術をとる広島に先を越されて優勝されている限り二番煎じ感は拭えない。最低でもリーグ優勝を含めた二冠がノルマになるだろうし、でないと予算規模で広島の成果とは釣り合わないわけで、監督にかかるプレッシャーは相当なものなのだろうなと想像します。

もともとペトロヴィッチサッカーは選手層の薄いプロヴィンチアには継続していくことが難しい側面があって、だから広島にいる頃からビッグクラブでの采配を見てみたいものだと個人的には思っていたのだけど、まさか広島でのサッカーを選手ごと移植するとは思ってなかったので、なんとも複雑なものがあります。
いや、移植自体はいいんだけどね。ミランがウディネーゼからザッケローニ監督以下得点王を含めた3選手を一気に引き抜いたことを振り返れば、切羽詰ったビッグクラブがこの方法を取るのは十分アリだし。
ただ、ウディネーゼがそれで大金を手にしたのを考えるとね……日本の状況は辛いものがある。
広島をJ2に落としながら5年半かけて作り上げた戦術をポッと選手ごと移植して晴れやかにされてる一方で、ペトロヴィッチ時代の赤字にヒーヒーいってる現状はしんどすぎて辛いわー。

とはいえリーグ優勝という歴史は何にも変えられない。一度や二度のJ2落ちでもお釣りがくるぐらいの広島の輝かしい歴史です。
こういう点一つ見ても広島と浦和の置かれている状況は全然違うんですよ。なので広島と浦和の因縁をことさら煽り立てるような開幕戦の組み方とかもうやめてもらいたいです。浦和が勝って当然なんだし、そもそもこれまでの数年間浦和が勝てなかった方がおかしいんだから。

で、広島は早く怪我人治してチーム全体のコンディションを上げれ。
さすがにゼロックス、ACL、リーグ戦の3連戦をこの選手層でやるのは厳しかった。全然走れてないのも苦しい。
さすがに守備の崩壊はないだろうから残留は大丈夫だと思うけど、でもよそ様はどこも強そうだしねえ。
もしかしたら夏に補強が必要かもしれませんね。
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by teri-kan | 2013-03-04 11:21 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)
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