「病の起源」とミツグ君

ミツグ君とかメッシー君とか、今はどれだけの人が知っているのだろう。
アッシー君はもしかしたらこの類の言葉としては一番有名かもしれないけど、どっちにしろどれももう今は絶滅種。
でも当時のあの現象は雄の本能からいえば極めて正しい現象だったのかもしれない。
女に貢ぐこともご飯を食べさせてあげることも、男の原点だったんだもんね……。

と思われるようなTV番組がありました。
NHKスペシャル「病の起源」は、いろいろと考えさせられることの多い番組でした。

「プロローグ」では二足歩行への変化が病気がちな人類を作り出したという話で、「二足歩行を始める、即ち手が使えるようになる、ゆえに脳が発達する、なのでコミュニケーション能力が発達する、だから文明が発達する、ゆえにヤバイものもたくさん生み出される」といった人類の進化の過程と、そのそれぞれの節目で病気リスクを抱えていく理由というのが説明されました。

それはまあいいんだけど、見ていてちょっと疑問だったのが、肝心の二足歩行を手に入れた理由というのが、ホントにアレで正しいのでしょーかということ。
いや、一応納得はできるんですけどね。
でもあれって証明されていることなのでしょうか。

番組によると、人類が二足歩行するようになった原因は、「オスがメスに果物を貢ぐため」なのだそうです。
メスは果物が大好きで、高いところに生えてる果物を取るには二本足で立たなくてはダメなんだそうで、二本足で立てる男の方が果物を取れるからそんな男の方がモテちゃってモテちゃって、だから生まれてくる子も二本足の子が増える、ゆえに人類は二足歩行になる……のだそうです。

これにはそれなりに説得力があると思います。
生物が生きてる理由は種の保存、というか自分の遺伝子を残すためですよね。そのためにあらゆる生物のオスは自分磨きに精を出し、他のオスより優れてるところを見せようとする。
ウグイスが必死でホーホケキョを練習したり、インコがメスの声を必死で真似たり、孔雀がキレーな羽を一生懸命広げて見せびらかしたり、なんか例えが鳥ばかりだけど、とにかく自分の種を残すことがオスの存在意義なのは確かなわけです。
だから果物をたくさん取った方がモテたから男は必死で二本足で立ちましたっていうのは、理由としては納得できるんだけど、でもさ、木になってる果物を取るなら別に二本足で立たなくても木に登ればそれでいいんじゃないの?
所詮立ち上がって取れる程度の高さの木でしょ? そんなのなら四本足使って登れば楽勝じゃん。
過去に分かれたとはいえチンパンジーと近い生き物なんだし、枝渡りは無理にしても木くらい登れるんじゃないの?
そこんとこどーなのよ。

なんてことを思った「人類が二足歩行になった理由」でした。

でも果物説は面白いことには変わらないですよね。
現代の男の行動の理由にもなるし。
今から思えばミツグ君とメッシー君、バカにして悪かったなあ。
いやいや、あれはやっぱりバカだったよね。
利用する女も女だったが。

ちなみに第2回目のガンについての放送では、なぜ人間には繁殖期がないのか、その理由が説明されました。
これもなかなか興味深かったです。
女は当時から合理的ですね。男は……まあいろいろ大変だ。
男が大変だと結局女にとばっちりが行くし、あまりストレスがかからないような進化の仕方がもっとなかったものかなあと、観ていてちょっと思ってしまいましたね。
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by teri-kan | 2013-05-20 14:08 | 事件・出来事 | Comments(0)
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