「知の逆転」

「銃・病原菌・鉄」の著者ジャレド・ダイアモンド、言語学でパラダイム転換を起こしたノーム・チョムスキー、「レナードの朝」の著者・神経学者のオリバー・サックス、人工知能の父と称されるマービン・ミンスキー、アカマイ創業者・数学者のトム・レイトン、DNAの二重らせん構造を明らかにしたノーベル賞受賞者のジェームズ・ワトソン。
現代の知の巨人と言われる方々6人のインタビュー集です。
NHK出版。

インタビュー・翻訳・編集は元NHKディレクターのサイエンスライター吉成麻由美氏。
大変わかりやすく、読みやすい文章、構成になっています。
だからおそらく6人の著作を読んだことのない初心者に向いている本。
深く切り込んだ内容を期待してる人には物足りないのではないかな。
だからこそ私でも読めたと言えるけど。

とはいえトム・レイトンのネットの話はついていけなかった……。
チョー苦手分野なのでちんぷんかんぷんでした。
他の方々のは面白く読めたんですけどね。

資本主義のこと、教育のこと、音楽と言語のこと、語る分野は多岐にわたります。
宗教についての見解には、みなさんに共感できたかな。
科学のスペシャリストは無宗教な方が多いんですかね。かといって科学が宗教の代替になりえるとは私も思っていませんが。

まあとにかく世の中について知ることのできる1冊です。
そして今後を考える参考にもなる。
最高峰の知に触れられることは間違いありません。刺激はたくさんあります。

ただタイトルの「知の逆転」の意味はよくわからない。
内容としてひっくり返ってることは何もないと思うし、読んでこっちがひっくり返ったわけでもないし。
驚きの意味を含んだ「逆転」ではないのなら何が逆転なのか、それだけがちょっとわからなかったですね。
タイトルなんてどうでもいいっていやどうでもいいけど、オビがなければ手に取られないんじゃないかという気はします。




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by teri-kan | 2013-06-07 10:58 | | Comments(0)
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