「病の起源」と牧畜農耕

春に放送されたNHKスペシャル「病の起源」シリーズの続きが先週と昨日放送されました。
「うつ」と「心臓病」の2回。
脳と心臓という人間にとって最も大事な二大機能についての話なのですが、うーん、まあ、なんていうのでしょうか、人間が罹る人間らしい病気って、ようするに起源は牧畜農耕にあるって結論でいいんでしょうね。
いわゆる「余分」「余剰」の発生が全てなんだろうなあ。

でもその「余分」「余剰」こそ人間が他の動物と決定的に違うところでもある。
二足歩行が全ての始まりで、それこそが画期的出来事というのは確かだけど、二本足で歩くだけならただ単に「二本足で歩く動物」ってだけのことで、多少手が器用で言葉でコミュニケーションをとるところが他の生き物と違うね、ってだけの話なんだよね。自然の中で生きる動物の一員って立場はそのままだったと思う。

ところが牧畜農耕をやるとなると話が変わってきて、余剰を支配する者が現れ、大きな社会が生まれ、後のうつ増大につながる格差が発生する。今もコレステロール予防に肉や脂肪を摂り過ぎるなと言われるけど、そもそも血管が壊されるようになった原因も牧畜のおかげで大量の肉を食べるようになったからだそうで、どれもこれも全て人間が自前で食べ物を作れるようになったことが原因なんだよね。

腰痛にしたって、四本足の動物は腰痛にならない、二本足で立ったからなるんだって言うけど、二本足で立ったり走ったりするだけなら別に大丈夫なんだ。劇的に腰痛者を増やしたのは農耕のせい。
そういえば昔は腰の曲がったおじいさんおばあさんがいっぱいいたなー。今は田植えも稲刈りも機械がやってくれるけど、本来は完全に中腰の仕事だもんね。
農耕ってホントものすごい重労働なんだよね……。

まあだからって牧畜農耕が悪いと言う気はないし、後ろ向きになるつもりは全然ないんだけど、そういえば縄文時代って狩猟採集なんだよなあとか、それで一応平和に一万年やってきたんだよなあとか、ちょっと考えたりします。
その代わり台風や地震による壊滅的被害は当たり前だけど。
さすがにそれでいいとは思わないし、牧畜農耕だって飢えることなく長生きしたいっていう根本的な本能からきたものだろうし、それで人間がより病気で苦しむとなっても、種全体の繁栄にとっては仕方ないことなんでしょうねえ。

……と、結局どうにもならないということで終わってしまったりして。

現代医学の進歩も番組では紹介されていて、血管の再生によって心臓がきちんと動くようになったという話は良かった。
こういう希望はどんどんお願いします。
今現在病気で苦しんでいても、我慢していれば新しい治療法も薬も出てきて、それで治ることだってあるんだ。
というわけで、先生方ガンバレーッ!ということで締めたいと思います。
業が深い人間だけど、病はやっぱりイヤです。
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by teri-kan | 2013-10-28 15:22 | その他 | Comments(0)
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