「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」2巻

「ユダヤのランプ」です。
ハーロック・ショームズ再び。
いや、正確には三度目か。

ショームズが出てくる原作にイマイチ思い入れがない私ですが、「アバンチュリエ」のは面白いと思います。ショームズとウィルソン君がいいキャラクターになってるから、彼らメインで見ても楽しめる。

マンガの表現はいいですね。
原作を結構忘れてるんで忠実な再現なのかどうなのかわからないけど、川からあがったショームズがサイズの合わない服を着ているところ、その格好で夫婦の決定的な場面にいたたまれない表情で固まっているところなんて、面白い絵だなあと思いました。

そう、これってご婦人の名誉を守るお話だったですよね。
結局守れなかったけど。
波風たたせず事態を収めようとしたから却ってややこしいことになったって感じで、でもルパンは人殺しはしないからなー。
あの下種な男をさっさと殺しちゃえば話は簡単だったけど、それだと夫人や彼女が苦しすぎますからね。
絶対殺さないというルパンだからこそ女性も依頼しやすかったはずだし、その辺ルパンのイメージは既にしっかり確立していたんだなと思います。

次はとうとう「奇厳城」。
またもやルパンは登場しません。彼が大々的に姿を現すのは後半の後半になってから。
だからショームズ同様ボートルレ君のキャラが重要になってきます。

ここら辺がルパン作品の難しいところですね。
「813」以後だとルパンが最初から登場して、悪人の敵と痛快に戦うのだけど、「奇厳城」までは敵が警察や善良な(?)宝の持ち主だったりするから、ルパンは思いっきり日陰の人なんだ。

個人的には日陰のルパンより出ずっぱりのルパンが見たいから「奇厳城」はさっさと進めて「はよ813を!」ってな気分だけど、でもこの雰囲気だと「奇厳城」の後は短編とかをやるのかなあ。
実は「アバンチュリエ」は思いっきりソニアを絡ませてるんですよね。なんと今回の「ユダヤのランプ」にも出ている。ちょっとだけだけど。
ていうか、最初誰だかわからなかった(笑)。巻末の解説を読んで「なるほどー」って感じで、ここまでしっかり作りこまれていたとは正直思いもしてなかった(笑)。

しかしソニアが健在のまま「奇厳城」に入るとなると大きな問題が。
それはもちろんレイモンドが登場するからですが、となるとソニアの悲劇は「奇厳城」冒頭で起こるということなのかどうなのか、そこら辺がヒジョーに気になる。
そうなるとソニアが出てくる短編の事件は「アバンチュリエ」では描かれないということなのかな。それとも後から、「昔こんなことがありました」的に描かれるのかどうなのか。

なんだかいろいろと気になる今後の「アバンチュリエ」ですが、単行本が次に出るのは夏とのこと。
なんだか先の話だなあー。
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by teri-kan | 2014-01-20 10:52 | 漫画 | Comments(0)
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