洋楽のカバーか、洋楽がカバーか

知らない外人が「ワンオク」をパクッた!? スティービー・ワンダーを聞いたことない若者たち


なかなか衝撃的なタイトルだったので読んでみた記事なんですが、うーん、いやー、さすがにスティービー・ワンダーを知らないっていうのはどうよ。
……と思ったんだけど、私もワンオクなるバンドを知りませんでしたからねえ。
世代の問題ですよねえ。
……と思ったんだけど、世界のロック・ポップス史を編纂するとしたら、スティービー・ワンダーは確実に載るけど、ワンオクはきっと載らないよな。
これからものすごく活躍するかもしれないけど、世界的評価でいえば、現時点では比較にならないよね。

とまあ、そういった前提をふまえた上で、この記事を考えてみたんだけど、若い子がスティービー・ワンダーを知らないのは理解できるとして、ワンオクの曲を聴いてる人達がワンオクが歌った「To Feel The Fire」の作詞作曲者を知らないってのはどういうことなのか、それがわからん。
一応ワンオクのファンなんですよね? 
「To Feel The Fire」はワンオクが歌ってるわけですよね?
なのになんで誰が作った曲なのか知らないままで平気でいられるのか、それが理解不能。
バンドのメンバーもCDをリリースする際に何か語らなかったんだろうか。
カップリングをなぜこの曲にしたのか、カバーをするならするなりの理由があったはずだけど、昔CMで聴いて好きだったからとか、スティービーを尊敬してるからとか、そういったこと何も語っていなかったんだろうか。
不思議~。

この騒動、どこまで大きくなってるのかわからないけど(まあたいしたことないんだろうけど)、こういう騒がれ方をしたらワンオクの方が恥ずかしいと思うんですよね。
ファンに対して普段どういうことを語っているのかなあと、こっちもいろいろ推測しちゃうし、自分の音楽のルーツを語ることをあまりやってない人達なのかなとか、考えてしまいますよ。

昔、洋楽好きの友人が、「70年代に生きたかった」と言ってたのを思い出したんですが、彼女の好きなバンドが70年代に活躍したミュージシャンに影響を受けていて、どれだけ当時の音楽が凄かったかをバンドのメンバーが語るものだから、自分もそれをリアルタイムで体験したかったそうなのです。
これは極端な例ですが、大なり小なり特定のミュージシャンのファンになるということは、彼らが好きだった昔の音楽も好きになるということでもあるので、せっかく好きなバンドができたのなら、そのバンドの音楽のルーツに興味を持って、好きな音楽の幅を広げてもらいたいなあと思います。

でないとねえ、やっぱりスティービー・ワンダーがワンオクをパクったっていうのは、ありえなさすぎですよ。
無知にしてもありえなさすぎる。

ちなみに記事に出ていたU2の場合は、日本においてなら有り得る話だと思います。
U2の評価が世界と日本とでは違いすぎますからね。
日本ではU2の存在感、なぜだか薄いんですよねえ。
もしかしたら洋楽ファンしか知らないんじゃないかなあ。

その点スティービー・ワンダーはお茶の間にも普通に映像流れてたし、認知度抜群のはずなんですが、うーん、音楽文化自体が細まってるってことなのかな。
もしかしたらワンオクの「To Feel The Fire」は消耗品としてしか受け止められていなかった、少なくともその程度でしか聞いていない人が多かったってことなのかもしれませんね。
それはそれで由々しきことだと思います。
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by teri-kan | 2014-11-04 10:07 | 音楽 | Comments(0)
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