アギーレとザックと代表選手

ホンジュラス戦、6-0。
オーストラリア戦、2-1。
ケーヒルのゴールが超余計ですが、内容結果ともにまずまずだったと思います。
岡崎のオサレヒールシュートも見れたし。
今のところアギーレは良い仕事をしています。

個人的にこれまでのアギーレは理にかなった選手選考をしてると思うんですよね。
アジアカップはワールドカップ終了からわずか半年後の開催。
メンバーを劇的に変えられるわけがない。
でも、じゃあその半年の間に行われる親善試合もブラジルW杯の選手でこなせばいいかとなると、それは変な話で、その間は新戦力発掘に重点を置くべきだというのは誰が見ても明らか。
Jリーグから積極的に若手を呼び、彼らに最も不足している海外の強豪と対戦するという経験も積ませ、メンタルの適正も含めて振るいにかけていく。
結果、国内組と言われる選手の実力不足が明らかになったわけだけど、それはそれ、そういうのも明らかにした上で4年後を見据えればいいし、もうね、なんて言うか、「ザックのメンバーを呼んでホンジュラスに勝った」とか、「ザック流の4-2-3-1で勝った」とか、メディアの論調はなんなんだ!?って感じです。
あんたらそんなにザックが好きだったのか。
アギーレ、気の毒に。
選手をゴロッと変えたら「継続性がない」、慣れたメンバーを揃えたら「ザックの遺産」。
超気の毒~。

ていうか、オーストラリア戦の4-2-3-1はザックのとは違います。
ザックの時は本田がどーんと真ん中に構えていて、何をするにも本田を経由してたから本田の負担がすごく大きかったし、本田が元気なら問題ないけど、本田がいなかったり調子を落としてたら簡単に機能不全に陥っていました。
今は右にいますからね、だいぶ真ん中は風通しがよくなった印象です。
ミランで右をやるようになったのが大きいですが、本田自身の意識もW杯前とは違っているのも関係あるような気がします。
試合中のシステム変更、選手交代が機能してるのも良いです。
硬直化していた代表が随分ほぐれてきましたね。

ザックの時は、なんていうか、選手全体がそんな雰囲気だったけど、やりたいことだけやりたいって感じで、ザックも結局それに折れたような形でしたからねえ。
ザックのやりたいことを指導する時間がなかったのもあるし、ザックのやりたいことをやる能力が選手になかったのもあるし、ザックの指導力、引出しの少なさにも原因があったし、いろいろな意味でザックジャパンには限界がありました。

でも、ザックの選手選考がおおよそベストだったというのは、今となってははっきりしている。
はっきりさせたのはアギーレだけど。
問題はベストメンバーがコンディション不良だったりする時の戦い方で、アギーレに最も求められる仕事は、結局この部分なのかもしれないなあと思います。
選手を発掘し、戦術に幅を持たせる。
あとは守備力の向上か。
簡単ではないけど、是非期待したい。

アギーレになって縦への意識が早くなったとか、前へ向かう姿勢がアギーレジャパンの特徴だとか言われてるけど、実はそれってザックのサッカーでもあるんだよね。
皆忘れてるみたいだけど、ザックはザックジャパンで本当はそれを目指してたんだ。前で奪ってすぐ攻撃って。結局できなかったけど。
できない日本代表でアギーレはそれをやろうとして、皆川をいきなり使ったり田中をインサイドハーフで使ったり、荒療治っぽいチャレンジもしたりして、おそらくその効果がどう出てくるかはもっと先にならないとわからないんだろうけど、とりあえず意図はとてもはっきりしているので、成功しようが失敗しようが、とりあえずモヤモヤせずには見られそうな気がします。

成功してほしいですけどね。
まだ時間はあるので気長に待ちます。

アジアカップについては、開催国のオーストラリアが断然有利なので、できれば勝ってほしいな、くらいです。
コンフェデ出場権は魅力なんですけどね。
もうなんでこんな時期にアジアカップがあるのか、いろいろと腹立たしかったりするんですが、やるからにはベストを尽くして、納得のいく結果と内容を得てきてほしいと思います。

結果が出ないとアギーレはボコボコに叩かれるでしょうしねえ。
なんていうか、久々に叩いても構わない監督が来たって感じで、マスコミも文句といちゃもんしか書かない雰囲気ですもんね。
その点ザックは叩きにくかったもんな。
人徳でサッカーするわけじゃないけど、人徳って大きいですよねえ。
あ、アギーレに人徳がないってわけじゃないですよ!
ただザックはいかにも日本人好みの人柄だったから、その後任はちょっとついてないなあと思います。
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by teri-kan | 2014-11-19 13:29 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)
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