24の前奏曲 作品28の15 変ニ長調「雨だれ」

クラシック音楽にうすぼんやりした好意しかない人(かつての自分とか)にとって、初めてクラシックのCDを買うのって結構敷居が高いです。
同じ曲でも演奏者や指揮者で違うとか言うし、そんなこと言われても違いなんてさっぱりわからんし、今でこそネットで演奏の評価を調べることもできるけど、私が自分の財布で買い始めた昔はそんな情報皆無に近かったし、CD屋さんの棚からテキトーに選ぶしかなかったんですよね。

そんな私が初めて買ったクラシックのCDはショパンのバラード集だったのですが、なぜバラードだったかというと、大好きな2番を聴きたい時に聴きたかったからであります。
演奏者は名前を聞いたことがあったからアシュケナージを選びました。スケルツォもきっちり4曲入っていて、1枚でバラードとスケルツォが揃うという便利さもありました。

そこからショパン好きの道が開かれ、現在に至るというわけなのですが、ではきっかけとなったバラード2番を熱心に聴くようになった理由は何かというと、たまたま家にあったレコードに収録されていたから。
ではなぜそのレコードを聴くようになったのかというと、「革命のエチュード」が入っていたから。
ではなぜ「革命のエチュード」を聴いてみたいと思ったかというと、それ以前に聴きまくっていたショパン前奏曲集のレコードの解説文に、前奏曲24番は「革命のエチュード」に似ていると書かれてあったから。

では、そもそもなぜその前奏曲集を聴くようになったのかといえば、これはもう「雨だれ」なんですよね。日本人が大好きな「雨だれ」。ショパンといえば「別れの曲」か「雨だれ」というくらいの「雨だれ」。(今は「幻想即興曲」が人気だけど、昔はこの2曲だったような気がする。)
多分テレビで聞いたのが最初だと思うのですが、とても気に入って、父が「家にレコードがある」と言うので聞かせてもらった……というのがそもそもの始まり。
そう、私のショパンの原点は「雨だれ」なのです。
とても日本人っぽい原点なのです。

というようなことを、この間思い出しました。
上記のような記憶のさかのぼりをやって、「あーそういえば雨だれ大好きだったなー」としみじみ思い出したんですよね。
易しいから子供にも弾けますしね、とてもいい曲です。
ホント、タイトルそのまんま。
したたり落ちる雨のしずく。
高速で地面に激突する雨じゃなくて、軒先から垂れてぽとぽと落ちるしずくです。

前奏曲集は大好きで、1番から24番まで大きな一つの楽曲といった感じなので、聴く時はいつも全て通して聴いていました。
「雨だれ」の15番でしっとり終わったと思いきや、16番でガガガンッと激しく突っ走っていく落差とか好きでした。

ショパン初心者にオススメだと思います。
「雨だれ」が入っているというのは名前で釣るという意味でもオススメしやすいと思います。
7番は太田胃散のCMでもお馴染みのあの曲です。(胃腸とイ長調でとても覚えやすい。)
でも個人的に好きなのは16番以降ですかねえ。
15番「雨だれ」はどうした!?好きじゃないのか!?って感じだけど、ちょっと聴きすぎました。
好きだけど、今は懐かしい曲といったイメージです。
初々しい気持ちになれる曲ですね。
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by teri-kan | 2014-11-25 13:36 | 音楽 | Comments(0)
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