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宇多田のうた

この「うた」は、歌、唄、唱、詩……全て含む。
宇多田はやはり良いソングライターで、良い歌い手なんだなあ。

4月から始まった朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」は、宇多田ヒカルが歌ってるんですが、これがすごく良い歌なんですよ。
良い歌すぎて、変な話、朝ドラの主題歌にはもったいないんじゃないかと思うくらい。
朝から泣きそうになって困るんだよね。
前のAKBは下手で、正直どうにかならんもんかと思ったけど、上手すぎるのも参るなあ。
悲しいのに優しい歌だから、ホントに参る。

愛しい人、愛しい人、の繰り返しが困るんだ。
言葉の強さ、声の強さ、届けたい思いの強さ、それらの強さを表すのに、大きな音声や過度な修飾は必要ないんですね。
ここまで優しさと慈愛に満ちてる歌は、ちょっと久しく聞いてなかったかもしれない。

いやー、この歌がこの時期に毎日流れているというのがねえ。
朝ドラなのに悲しいなあと思って聞いていたけど、九州で被災された方には、もしかしたらとことん優しい曲かもしれない。
実際はまだゆっくり音楽を聞いたりできる状況ではないだろうけど、宇多田のこの歌には人の心を包んでくれる愛がある。
早くドラマを普通に見られる日々が帰ってくるように願わずにはいられません。

これまで宇多田は好きでもなんでもなかった自分でも、今回の復活ソングには「やっぱりすごい人なのかも」と思いました。
個人的に宇多田で一番好きなのは「Beautiful World」だけど、「花束を君に」は「Automatic」に並ぶ宇多田の新たな代表曲になるような気が。

ホント上手い人なんですねえ。
今更だよとバカにされそうですが、才能あるんだなあ。




Commented by リー at 2016-04-21 09:22 x
初めまして。ブログを読ませていただいています、リーと言います。 teri-kanさんの書かれていることに全く同感してます。朝ドラをいつも見ていますが、今回は「花束を君に」を聴きたくてつけているという感じがするくらい。初めて聞いた時に歌の冒頭の部分から感動?というか引き込まれました。
歌詞をよく知らないうちはどうしてこんなに惹かれるんだろうと思ったけど、歌詞を知ったらなおさら・・。
実は昨年身内を亡くし、そして今は兄弟家族が被災中です。
昨年のことからまだ立ち直れていないうえに、身内が被災。
そんな時にこの歌は・・・泣くと分かっているのに毎朝聴いてしまいます。宇多田さんの才能のすごさを改めて知ると同時に、そして今やっと落ち着いて暮らせているんだろうなあと思うことです。
teri-kanさんのブログ、これからも楽しみにしています。
Commented by teri-kan at 2016-04-21 16:02
リー様
こんにちは。

お身内に辛いことが続き、さぞご心痛のことと思います。
現在大変な状況にあるご兄弟ご家族には、心からお見舞い申し上げます。

「花束を君に」は、「愛しい人」がいた人全てに優しい歌ですよね。
冒頭部分から引き込まれるというのは、私もそうでした。
宇多田ヒカルの力なんでしょうね。
自分の中の愛しい人への愛を思い出させてもらうというのは、悲しさの中にいても幸せなことなんだと、この歌を聞いていると感じます。

悲しみ自体がなくなることはないのですけどね。
でも歌の力というのはやはりあるのだなと思います。

当ブログをこれまでも読んで下さっていたようで、ありがとうございます。
楽しい話もまた書ければと思っておりますので、できれば今後ともよろしくお願いします。
コメントどうもありがとうございました。
Commented by 間諜X72 at 2016-06-02 23:38 x
こんばんは。「007 ドクター・ノオ」での、ご丁寧なレスをありがとうございました。

>残酷さでいえば他の作品の方が酷かったりしますが、ここに出てくるのはなんて言うか、身も蓋もない感じですね。

沼でボンドが敵をナイフで刺す場面もそうです。

閑話休題。
「とと姉ちゃん」。毎朝BSで7時30分から妻と一緒に見ています。その後出勤です。

>「花束を君に」

いい歌ですね~!
一週間目の最後に常子達のお父さんが亡くなる。
その数年後に中学生になった常子がお父さんの遺影に向かって「行って来るね!」と言う。BGMは「花束を君に」。ホロリと来ました・・・(涙)。
Commented by teri-kan at 2016-06-03 10:05
間諜X72様、こんにちは。

奥様と一緒に朝ドラをご覧になってから出勤とはいいですね。
理想的です。

「花束を君に」には感情を刺激されていけません(苦笑)。
無防備に聞いていたらすぐにうるっときてしまいます。
ドラマの方は部署内のイガイガがやっと収まりましたが、まだいろいろ起こりそうです。
時代も時代だし、これからも大変なんだろうなあと心配しながら見ています。
Commented by 間諜X72 at 2016-06-06 20:48 x
「ロシアより愛をこめて」でのレス。ありがとうございます。

>感情がなさそうに見えるのもホント怖かったです。

「ジョーズ」での荒っぽい漁師役も好演でした。目付きが独特です!

>時代も時代だし、これからも大変なんだろうなあと心配しながら見ています。

いよいよ「贅沢は敵だ!」の時代です。国民総動員で日本が素寒貧になる時代です。

>「花束を君に」

宇多田ヒカルがお母さん(藤圭子)に贈ったレクイエム(鎮魂歌)だと言う説もあります。僕も初めて歌詞を見た時にそう思いました。
Commented by teri-kan at 2016-06-07 11:05
間諜X72様、こんにちは。

おう、「ジョーズ」……。これまた苦手な映画を(笑)。
小学生の時友達が「ジョーズ」が大好きだったので(注:女の子)、ストーリーは彼女の熱弁を(彼女の歌付きで)聞いて大体知ってましたが、誰が出ていたのかはわからないのです。
ロバート・ショウってやっぱり男っぽい役をやってるんですね。
テレビでほんのちょっとだけ一部分を見たことありますが、漁師さん、うん、いましたね。
恐い映画でしたよね。

>宇多田ヒカルがお母さん(藤圭子)に贈ったレクイエム(鎮魂歌)

そういう声はありますね。私もそれを知って納得しました。
以前とは歌い方も変わっていて、お母さんのことでいろんな変化があったんだろうなあと思います。
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by teri-kan | 2016-04-20 00:01 | 音楽 | Comments(6)

本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。


by teri-kan
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