譲位と生前退位

皇后陛下が生前退位という言葉にショックを受けておられたということが明らかになって、ちょっと考えてしまいました。
私も「なんで譲位って言わないの?」と思ってたクチなので、改めてどうしてなのかを考えたのです。

で、自分なりに出した答えが、譲位という言葉には天皇の意志が入ってるから、ということなのかなあということでした。
位を降りる降りないの判断をご自身でしてはいけない、ということになってるからかなと。
「譲る」という言葉が不都合だってことですかねえ。
でもこの答えは自分でも全く気に入らないので、そうではなくて別のこういう理由があるのだということを誰か教えてくれないものかって感じです。

正直言って、譲位は譲位でいいじゃんと思うんですよね。
意志が云々言ってたらキリがないと言うか、帝が変わることを譲位と即位でシンプルに言い表せばいいだけのような気がするのだけど、なんだか難しいんですね。
実を言うと、古典で「譲位」に慣れ親しんでるので、生前退位という言葉の無味乾燥さに萎えまくってるんです。
古代から続く譲位の歴史の積み重ねをまるっと無視した、この灰色感覚といいますか、味もそっけもない感じといいますか、うーん、いやー、ホント、寒々しいなあ。

まあでも、生前退位という言葉はともかく、それがそう簡単な話ではないことは、ここ数か月の間に知ることはできました。
現代はホントに縛りがきついんですね。
なかなか進むのは容易でなさそうです。

天皇陛下のお言葉が出たばかりの頃は、お気楽に考えてたんですけどねー。
古代史好きの源氏物語ファンということもあって、私は普通に「譲位」と言ってたし、退位されたら「上皇様」って呼べばいいと思ったし、今の継承順位でいけば秋篠宮様が「皇太弟」になられるんだろうと思ったし、「皇太弟」という呼び名がマズイなら「東宮」にしたらいいんじゃない?と思ったし、ものすごーく簡単に考えていたのです。
が、いろいろ知ると確かにそう簡単にはいかない……。
細かく考えていくと、ホントに全くどうにもできなくなります。
これまで先送りされてきたのもわかっちゃうんですよね。
でもいつまでもそれでいいわけないのは確かなわけで……。

今は生きようと思えば、というか、生かせようと思えば意識がなくても長く生かせることができる時代ですから、終身在位というのはそぐわないと思うのです。
どこまでが限界かという議論は当然あってしかるべきかなと。
いい話題じゃないのでホント先送りしたいですけどね。

政治的なことを言ってはいけないとか、政治利用してはいけないとか、そういう話になるとデリケートすぎる上に話が膨大になるので触れません。
が、なんとか良い方向へまとまってもらいたいです。
今の時代に合ったものに落ち着けばいいですね。




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by teri-kan | 2016-10-24 14:01 | 事件・出来事 | Comments(0)
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