世界が動いてるから日本も動く

現職総理大臣の真珠湾訪問が決まりました。
すごいことです。
世界は刻々と変わりつつある。
変化のスピードの速さが恐ろしいです。







最初、これはいいことだと思いました。
真珠湾の慰霊は必要なことだし、いつかは総理大臣も行かなければいけない場所。
オバマ大統領の時ならハードルも低い。
タイミング的には良いのかもしれないと感じました。
もちろん政治的打算、計算、妥協、いろいろ裏にはあるでしょうし、ない方がおかしいですが、慰霊そのものは良いことですからね。

ただ、オバマ大統領の広島訪問のお返しという捉え方をするのは如何なものかと思う。
アメリカはもちろん、一部日本の中にもそういう意見があって、それには首を傾げたくなる。
大統領の広島訪問の時にも書いたけど、アメリカ大統領が広島に行くなら日本の総理も真珠湾へ行くべきだという論調には、正直違和感を覚えます。
原爆投下は戦争の話の枠組みから完全に超えてる人道上の犯罪だし、それを真珠湾と一緒にされるのはどうも……。
しかもそれなら東京大空襲はどうなんだという話になる。
他の都市ももちろん、例えば大阪は大阪で、空襲で一万人以上の死者を出してる。
殺されたのはほとんど非戦闘員、民間人です。
多くが軍人だった真珠湾の戦死者2400人強と比較して、正当な報復のように民間人への空襲や原爆投下を語られたら、被害者はたまらないですよ。
戦争を始めたのが悪いんじゃないかと言われても、だから東京裁判で戦争を主導した人達は死刑を宣告されたわけだし、そこまでしてなお広島と真珠湾を同列で語るというのは、さすがに受け入れがたいものがあります。

それでも、総理が真珠湾に行くとしたら、大統領が広島に来てまだ間もない頃が行きやすいのだなとは思います。
お互い謝罪はしない、でも慰霊はする、過去の反省に立ち、未来を志向する。
双方丸く収めるという意味においては、こういうやり方になるしかないのかもしれません。
今更責めあっても仕方ないですからね。
生き残りの方々はどちらもそれぞれ言い分があるでしょうけど。

でもそれについては何も言えないし、私が出来ることと言えば、やっぱり未来志向になることくらい。
未来に向けてどうするのが一番いいか、それが判断の基準になります。
当事者だった方々の苦痛を受け継ぎつつ、感情に走らず冷静に関係を構築する。
現職総理の真珠湾訪問が良い足跡になることを期待したいです。



にしても、この12月はすごいですね。
総理の故郷・山口で日露首脳会談、月末には米大統領と共に真珠湾慰霊。
ハワイはオバマ大統領の出身地でもあります。
どちらも重要な会談ですが、周囲の雰囲気はなごやか……になるはず。
というか、なごやかムードを演出できなければマズイよね。
どちらも良い方に向かってくれればと思います。
変わる世界秩序の中で、どうかこの先の日本が上手いこと行きますように。
悪いことにだけはならないようにお願いしたいです。




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by teri-kan | 2016-12-09 14:47 | その他 | Comments(0)
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