和を以て貴しとなすとは正反対

最近のアメリカについて思ったことをだらだらと。







トランプ次期大統領の記者会見でのトランプ対CNNの対決は滅多に見られるものではなく、「大変だなーアメリカ」という思いをまたまた強くしたのですが、ああいうのって案外政治家みんなの本音だったりするんじゃないですかねえ。
出来るか出来ないかの違いだけで、マスコミに一言二言言いたい政治家は山のようにいるんじゃないかという気が、映像を見ていてちょっと思いました。
ロシアや中国は問答無用で投獄や暗殺なので、あそこはまた別として。

以前報道ステーションやNEWS23のキャスターが降板になったことを思い出しました。
政権から圧力があったんじゃないかって話題になったけど、降板になった方々が軒並みネットでの評判が悪い人達だったので、もし圧力があったとするなら、社会の反発はそこまで大きくないと踏んでのことだったんだろうなあと思ったものでした。

多分アメリカもCNNを快く思わない国民が多いんでしょうね。
だからこそあそこまでトランプもCNNを叩ける。
なんといっても「クリントン・ニュース・ネットワーク(略してCNN)」ですから。
これを言い出したのはサンダース支持者だったというのだから、なんだかなーです。
それってCNNを嫌いなのは民主党支持者にもいるってことだし。
トランプ対ヒラリーは嫌われ者同士の戦いだったけど、トランプ対CNNも嫌われ者同士の戦いだということで、トランプの下品さに顔をしかめつつも、どっちもどっちなんだなとしらけた気持ちになってきます。

こういうの、よくないんですけどね。
健全な政権批判や政治家批判はマスコミにきちんとやってもらわないと困るから。
でももしかしたら政治家以上に国民の信頼を失っているのがマスコミで、マスコミの政権批判もマスコミに信頼があってこそなんだなというのは、ここ何年かの内外のあれこれを見てると思います。
さすがにウソついてまで政権の足を引っ張れとは思いませんからね、普通の人間は。
そんなことして政治が上手く回らなくなったりしたら国益を損なうし、それって国民の生活が低下するってことだし、そりゃあ「誰がそんなことをやれって言った」ってマスコミに対して怒りたくもなるものです。
記者会見でのCNNの記者はお気の毒だったけど、ある意味今のメディアを取り巻く厳しい状況は彼ら自身の責任だから、そこまで気の毒にも思えないのが正直なところかなあ。
かといってトランプ素晴らしいなんて一言も言うつもりないけど。

難しい時代になったものですね。
メリル・ストリープのゴールデングローブ賞授与式でのスピーチなんて、内容は極めて真っ当だし、映像も見ましたが、とても感動的なものでした。
でも批判が来るところからは来てしまうんですよね。
トランプは織り込み済みとして、MMA関係者からの反論とか反イスラエルだとかいう批判には、「こういうところからこうくるかー」と驚きでした。
で、彼らの反論を聞いてると、「まあ、そう受け取ってもしょうがないよね」みたいな感じで、つまりメリルは多様性を称賛していながらMMAをバカにしてるってことで、だからリベラルは嫌われるんだという意見も、まあその通りだよなあって感じなのです。
で、こういうことからも対立は生み出されていくのか、分断していることをクリアに認識させられてしまうのかと、ホントに難しいなあって思わされることしきりでした。

日本の俳優はなるべく政治的な発言は公の場でしないようにしているようですが、それってある意味知恵の一つなのかもしれませんね。
「和を以て貴しとなす」の精神。
聖徳太子はやっぱりすごいかも。
対立や分断は常に存在する。存在するからこそ顕在化させない。
そのためには、悪い言葉で言えば「なあなあですませる」。でもそれによって争いが激化することは少なくとも避けられる。
もちろんそれで失敗することだってあるけど。

アメリカのようになんでもかんでも自分の価値観の主張をするのも大切なんだけど、それが活気を生むのは平和で前向きな時代においてであって、格差の進んだ苦しい時代にそれをエスカレートさせては亀裂が多く大きくなっていく危険性の方が高いような気がします。
だからと言って何もしゃべるなとは言えないんだけど。
ここで口を閉じてはアメリカではないし。

うーん、ホントに難しいですね。
だらだらと書いてみたけれど、ホントにどうなるんだろうという不安しかない。
恐いものみたさでアメリカの動向は気になるけど、ホントに恐いわ。
いよいよ今週は正式に大統領就任だけど、一体どんなことになるのやら、全く先が読めません。




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by teri-kan | 2017-01-16 15:41 | 事件・出来事 | Comments(0)
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