壁の話

フェデラーが全豪で優勝してうれしい!
ボレーちょーカッコいい。
いつまでも綺麗で強くて、5年ぶり18回目のGS優勝ホントにおめでとう!



……とばかり言っていられない世の中なので、前から話題だったけど、最近さらに話題になっている壁について書いてみたいと思います。
今大騒ぎになっているのは空港ですが、国境もマズいですよね。






あれですよ。
メキシコ国境に壁を作る大統領令の話です。
素人が考えても現実的じゃないし、なにわけわからんことやってるんだろうと思うけど、横暴なトランプとは別にこの件では気になることがあって、これについてあまり指摘されていないことにちょっとモヤモヤ。

肝心のメキシコの方なんですけどね。
テレビにもフツーに出てる、「壁が出来ようがなんとしてでもアメリカに行く」と言ってる人達のこと。

いや、無断では行っちゃいけないでしょ。壁があろうがなかろうが。
そもそもそれは不法行為で、なぜそれを不法かと言うと、やっちゃいけないことだから。
そのやっちゃいけないことを、堂々とテレビに顔を出して「何がなんでもやる」と普通に言ってること、それを咎めもせず普通にテレビで世界中に流すこと、それを普通にテレビの前で「うんうん」と聞いてる人のいることの不思議が、なんかどこかおかしくないか?って感じなのです。

一体いつから不法な越境行為は正当な権利になったのだ?

いやまあ、そんなこと言ってる場合じゃないのはわかってるんです。
メキシコを、というか中南米全体をそんな風にしたのは当のアメリカだということもわかってる。
だから仕方ないじゃんってことにもなるんだけど、じゃあ際限なく不法移民も麻薬もアメリカに流れ放題でいいのかと言えばそういうわけにもいかなくて、やっぱり不法は不法って認識することをとにかくまずは確認することが大事なんじゃないかと思うのです。
その上で「不法移民しよう」と人々に思わせることのないような国に中南米の国々を変えていくことが大事なんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。
要するに、中南米の人々のためにまともな職を作るってことなんだけど。
もちろんアメリカが。

だからもし本気で壁を作りたいのなら、メキシコに金を払わせるんじゃなくて、アメリカがお金を払ってメキシコ人を雇えばいいんだよね。
そうすれば壁は出来る、移民は減る、アメリカにとって万々歳!……ってなるわけないのはわかってるんだけど、うーん、とりあえず思い浮かぶのはそれくらいしかない。

今までアメリカがやってきたことが汚すぎて、「不法移民だろうが受け入れろよ」って感じだったけど、普通のアメリカ人がそれでは困るって言うんなら、やっぱりなんとか悪循環は止めないといけないと思うんですよね。
でもそのやり方がよりによってホントに壁かあというか、ホントにメキシコに支払わせるつもりなのかあというか、やることなすこと何から何まで汚いんですねえ。

もしかしたらアメリカはこういうやり方しかできないのかな。
ウィンウィンなんて関係、結べない国なんだ、きっと。
インディアンを虐殺して、黒人を奴隷にして、力を振るうことでしか他者とつき合うことをしてこなかった国は、これからもそういったやり方しかできないんだ。
これには共和党も民主党も関係ない。
ホント、自分のとこだけの国なんだろうなあ。

ヨーロッパもそうなんだけど、なんで自分の国を優位に立たせるためにそれ以外の国を徹底的に貧乏にするのかなあ。
戦争を起こさせたり、一部の人間だけ金で懐柔して残りからはとことん搾取したり、それで自分達だけ裕福になって、それでもって「移民も難民も来るな」じゃ道理に合わないですよね。


問題はイスラムや宗教じゃないんだと思います。
権力や支配力というものに対する欧米人の意識や考え方。
中国の中華主義もロクでもないけど、欧米の支配構造もホントいやです。
いつまでこの価値観がはびこるのか、それこそ人類の永遠の課題なのかもしれないなあなんて、気が遠くなりそうなことを思ったりする今日この頃です。
イヤな世の中だと心底思います。



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by teri-kan | 2017-01-30 12:45 | 事件・出来事 | Comments(2)
Commented by at 2017-02-05 10:55 x
お久しぶりです、精霊の守り人2シーズン目が始まったからか記事ランキングが上がってますね。自分も去年偶然見てから気に入ったのかなんとなく追っかけて見てます。役者さんの関係でジン・松田悟志さんが好きなんですよ。龍騎のナイト・蓮で知って以来ですから、10年以上経過してる(笑)。

トランプは全面的に悪い意味でのザッツアメリカ親分、でしかありませんね。世界情勢の影響からか欧州・欧米は右傾化してるって言いますけど、僕はここ数年の自分達だけ路線な(それでいて自信がない)右寄り日本の路線をいちいち踏襲してんのかなとか思ってます。

人種・性差別・白人万歳優位を前提として、功利主義絶対ビジネスマンの割にはどーにもアメリカ的冷静・冷酷さは感じられないんですよね。対立者への言動や一挙手一投足・過度な大統領令などからどーにもあらゆる事柄にいちいち逆ギレ気味で取り組む「軍隊員のくせに軍人以前のガサツなおっさん・あんちゃん」気質の帝国陸軍人に被って仕方がない……。
>欧米人の意識や考え方
ここら辺は土地に対する執着性の差異かなーと考えてます。
日本でも薄れてますけど自然崇拝ってのはどこかで生誕は土地に住む祖先から・死後は土地に根付く祖先への信仰とも関係してるんですけどあちらは自然把握をキリスト教信仰の壁とも重なる「知識としてではなく実体験として現在の(大人な体形の)自分が母の子宮から再出産することは不可能である」万物の実在性を「神様が完成形でなんでも作った」天地創造によって解決したことから自然<我々白人、な力関係を万事に適応させてんだろうと思います。やんなるなあ。
Commented by teri-kan at 2017-02-06 11:37
創様、こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。

「精霊の守り人」はさすが話題のドラマです。
ジンは良い役ですし、松田さんも良い雰囲気を出してくれてるし、彼は特に来週が楽しみですね。

>トランプは全面的に悪い意味でのザッツアメリカ親分

強引さと下品さはどうにかならないものかとさすがに思いますね。
グローバリズムの反動はあって当然だと思うので、今の状況はある意味納得なんですが、それにしてももっと柔らかく軌道修正できないものかと、残念な気持ちでいっぱいです。
ホントに「ザッツアメリカ親分」なんですよねえ。

>土地に対する執着性の差異

似たような意見を私も以前見たことがあります。
キリスト教とその元のユダヤ教って遊牧民の宗教で、土地に根差して自然の循環の中で生きてる人達の生き方とは合わないっていうの。
今の世の中をリードしてる思想はユダヤ・キリスト教的なもので、支配者層の価値観は土地を食い荒らしても別の土地に行けばいいといった遊牧民的なものだということですね。
全て食い荒らしてどこもかしこも壊滅的になっても、その時こそ自分達だけ救われるという教えが実践されるのだそうで、こっちからしてみれば「なんじゃそりゃ」な考え方なんですが、何をやっても「最後には自分達だけ救われる」と思ってる人間のやることですから、無茶苦茶になるのも当然なんでしょうね。
「自然<我々白人」を成り立たせるために神を自然の上に置いてしまってるのがいけないのかなあと、私も思います。
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