「ブレードランナー」(1982)

いわゆるサイバーパンクの代表というか原典というか、そういった扱いをされてる有名映画。
続編が公開中だからか、先日深夜にテレビで放送されました。
いい機会だと思い超久々に見てみたのだけど、いやあ、今見ても十分面白いですね。
そういえばそうだったなあと思い返しながら楽しみました。

昔もテレビでやってたのを見たのだけど、こういった映画を見たのは多分この作品が初めてだった気がします。
退廃的な近未来都市が舞台の映画。
ロスのような香港のような近未来のような世紀末のようなダークな都市。
現実離れした、でもそれまでのSFとは違うリアル感。
気持ちのよい不思議さを感じた覚えがありますね。
スタイリッシュだけど恐い、おどろおどろしいけど新鮮。
なんとも言えない感覚を覚えた記憶があります。

そういえば「一部の大人が楽しむ映画」みたいなことを思ったような気が。
ちょっと背伸びして見たかもしれません。
案外哲学的で難解なところも刺激的でした。

今見てもやっぱりオシャレだなと思いました。
都市そのものがというか、建物の外観もそうだし、室内のデザインがいいんですよ。
内容もそうだけど、やっぱり一番印象が強いのは舞台そのものかなあ。

ストーリーは、短命を運命づけられたレプリカントと、彼らを奴隷として使役する人間との、戦いとか葛藤とか交流とか、そういったもの。
レプリカントに対する人間のナチュラルな残酷さは、他者を奴隷として人間扱いしてこなかった過去の人間達のナチュラルな差別意識を彷彿とさせるもので、なかなかえげつない。
レプリカントを人間ではないと断ずるのは簡単なのだけど、そう単純にはいかない事情が描かれています。

ハリソン・フォードが戦ってます。
昔の名前で出ていますじゃないけれど、ハリソン・フォードはインディだったりハン・ソロだったり、昔のキャラのおかげで今も大活躍。
本作の続編にももちろん登場。
テレビの予告しか見てないけど、どうやら活躍されてるようです。

あ、そうそう。ダリル・ハンナも戦ってます。
久々に見て実感したんだけど、過去の記憶はオシャレでダークな近未来都市のデカダンさと、ダリル・ハンナのロンダートでほぼ占められていました(笑)。
ダリル・ハンナの強烈さも印象深い。
「スプラッシュ」の彼女を思ってこれを見ると倒れるかもしれません。

顔的にも肉体的にも美しい人が多く出てくるので目には良い映画です。
レプリカントは美形に作られてたんだなあ……と一瞬思ったのだけど、もう一人の男の人は普通の顔だったから、そういうわけではないのか。
今から思えば一体一体外見を違うように作るって大変だよね。
彼らは個性も違ってたようだし、なんかもうすごすぎる技術だ。
2019年が舞台なんですけど、ものすごい科学の進歩です。

あと2年でさすがにあれはムリだなあ(苦笑)。




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by teri-kan | 2017-10-30 16:14 | アメリカ映画 | Comments(4)
Commented by 間諜X72 at 2017-11-02 14:30 x
>ダリル・ハンナ

個性的な彼女。この「ブレードランナー」のレプリカントや「キル・ビル」の女殺し屋のイメージが強いです!
私生活では熱心な環境活動家。パイプライン建設に対する抗議活動がもとで逮捕されているけど、その保釈金が安くて逆に「大スターに対して失礼だ!」と言う人もいました(苦笑)。
Commented by at 2017-11-03 22:20 x
お久しぶりです、実は生活環境がガラっと変化しましてくたびれ三昧の日々です。この分だとキーボードの打ち方忘れる(笑)恐れもあるので書き込みをば。今日は文化の日でしたが国の界隈は明治の日にしたいとか?お菓子の方でならいいんですけど。

この映画は町山智弘さんの著作で知って以来ドハマりして以降追っかけてます。
映画全体の象徴はあの将来的に訪れる今と地続きの未来、もちろん技術は別として人間生活になんら晴れがましい要素のない(つまりはぱっとしない)LAの舞台風景ですよね。奇妙な形で日本要素が目立つのは(誰か変なものおとしてったぜ、とか)それだけ制作当時には「未来的には変な形で台頭してくる国民性」と見られてたんですかね。あのゲイシャCMのBGMって薩摩琵琶なんですってねー細かいことだ。
>外見を違うように作る
言われてみればですね。顧客の要望に応えて手を変え品を変え、てのがまた奴隷制をそこはかとなく協調してて残酷な感じします。

続編は初日に観に行きました。久々に長時間座り続けて腰が痛くなりましたねえ。
こちらは今作のテーマ性を踏襲しつつも、自分たち人間にとって日常ではあやふやなようで重要な要素である「記憶」について考えさせてくれる良作でしたよ。
Commented by teri-kan at 2017-11-04 00:41
間諜X72様、こんばんは。

ダリル・ハンナは肉体派ですよね。
今は活動家としてのニュースの方をよく耳にするような気が。
シーシェパードの支援者なので、一応日本の敵ってことになるんですよね。
こっちとしては、これはこれ、あれはあれ、って感じで見てます。
Commented by teri-kan at 2017-11-04 01:10
創様、こんばんは、お久しぶりです。

ドハマリされてましたかー。
そうそう、このLA、変な日本文化が紛れ込んでますよね。
欧米では見られない明らかな異文化のミックスが近未来にふさわしかったとか?
確かに得体の知れない街になってました。

>顧客の要望に応えて手を変え品を変え

なるほど、そういうことなんですね。
お金がかかってるんですねえ。
雇用主がとことん使い倒そうとしたことが想像できてイヤな感じですね。

続編は良作でしたか。
初日に観に行かれたとは、さすがです。
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