2014年 06月 10日 ( 1 )

ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 / ショパン

超有名なショパンのピアノ協奏曲ですが、オーケストラ部分が弱いとか、オーケストラがピアノの添え物とか、そんな言われ方をしている作品です。
個人的な感想としては、初めて聴いた時は「ピアノとオーケストラが分離してるなあ」といったもので、特に第一楽章、冒頭えんえんとオーケストラが続いたかと思えば、いざピアノが始まったとなるとオーケストラはどこへ?みたいな感じになって、もっとこう、掛け合いとかそういったものはないのだろうかと思った記憶があります。

でも好きなんですよねえ。
ピアノを聴きたくて聴いてるはずなのに、なぜか冒頭のオーケストラえんえん部分が大好きで、あーショパンってホントに美しいな~ってウットリする。
ピアノも綺麗なら弦も綺麗。ショパンはなんでも綺麗。

この曲はテレビでも耳にする機会が結構あって、それらの演奏もそうだし、持ってるCDもそうなのだけど、オーケストラ部分は結構あっさりさっさと進んでいくイメージがあります。弱いと言われているから仕方ないのかもしれませんが、私が大好きな冒頭部分もあっさり薄味風味で演奏されます。
が、後にツィメルマン弾き振りのCDを聴いて驚きました。
オーケストラがあっさり薄味じゃない。ねっとり濃い味。さらさらソースじゃなくどっしりペースト状。
気合入れて演奏すれば存在感のあるオーケストラになるじゃないか、オーケストラが弱いってどういうことだ、指揮者と楽団の怠慢ではないのか、なーんて考えたりもしたけれど、ツィメルマンの方が例外的なようなので、あっさり薄味の方が正しいんでしょうね。

この曲の冒頭のオーケストラの弦の響きって大河の流れのようなんですが、ツィメルマン弾き振りのはホント濃厚で、大河は大河でも水深がえらく深い大河なんですよね。水量が豊かで、重くて、流れもゆるやか。
それと比べると他の演奏は川幅はあるものの水深の浅い河。サラサラ流れて、その流れは結構速い。
だからそれぞれを聴くと全く印象が変わります。
ショパン自身はサラサラの方が好みだったんじゃないかなあという気はするけど。
ホント、なんとなくだけど。
でも芳醇濃厚に慣れてくると他が薄味すぎるようにも感じちゃうんですよね。
うーん。
ていうか、他に芳醇濃厚な演奏ってないのでしょうか。
ツィメルマンが特殊なだけなのだろうか。
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by teri-kan | 2014-06-10 10:52 | 音楽 | Comments(0)