カテゴリ:朝ドラ( 45 )

記憶喪失ってひどい

周りの大人の皆さんについて。
「ひよっこ」は人々の繊細な感情がきちんと表現された、とても良いドラマだと思います。





みんなしんどい
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by teri-kan | 2017-08-07 01:45 | 朝ドラ | Comments(2)

知らない人のドラマは面白い

朝ドラの「ひよっこ」のことなんですけどね。
今日の分はまだ歌が始まる前のところまでしか見てません。
女優さんがお父さんの写真を見て衝撃さめやらぬ……といったところまで。
うおおおおおおお、気になるううううううう。

このドラマ、お父さんが行方不明という、何気にサスペンス風なのが、成功してる要因の一つかなと思います。
謎を抱えてるってのはドラマ的に面白い。

もちろんみね子が可愛いのも良い。
地に足着いてる性格なのが、人間関係に恵まれて育った田舎出身の子というだけじゃなく、父親の事件も抱えているからだというのが、説得力があって良い。
能天気で素直なだけの子だったら、島谷さんとはずるずるいってたかも。
家族に対する考え方は、みね子は年に似合わず現実的です。
その辺の芯の強さと柔軟さが、きれいごとでも無理矢理でもなく、うまく描けてるなあと思う。

「ひよっこ」が始まった頃、沢村一樹が「オリジナルの人物なので先がどうなるのかわからないところを楽しんでほしい」みたいなことを言ってて、「そういえばここんとこ三作続けて企業を起こした実在の女性ばかりだったねえ」と思ったものでした。
実在の人物が主人公だと、ストーリーがとりあえずウソじゃないから、ドラマ自体がしっかりしたものになって、朝ドラ的にはそこそこの成功は見込めるんですよね。
まあそれも「べっぴんさん」で「そうでもないな」ってことになったけど、それでも変なオリジナルストーリーよりは安心して見られるというのはあると思います。

オリジナルはね……時々とんでもないのを作り出してしまいますからね。
もちろんそうでないのもあるんですけどね。



といったわけで、これからどうなるのかわからないのが楽しみな「ひよっこ」。
そうはいってもお父さんが見つかって、お父さんの記憶が戻って、家族みんなで喜び合って、みね子はヒデ君と上手くいくなりなんなりして、大団円で締めくくる、ということにはなるのでしょう。
むしろそうなってもらわないと困る。
いくら先の展開が読めないのがいいっていっても、幸福は外してほしくない。

「純と愛」はそこがサイテーだったよね……。
先が読めない楽しさと、落ち着くべきところに落ち着く安定感と、どうか両方を満たしておくれねと、この先も大期待の「ひよっこ」なのでした。




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by teri-kan | 2017-07-28 11:33 | 朝ドラ | Comments(2)

普通の人の「べっぴんさん」

最終回で視聴率が20%の大台を切ったそうです。

……うん、まあ、仕方ない。
うちの親も言ってました。
「ドラマの人達は幸せそうだったが、見てる者は幸せじゃなかった」
惰性で最後までつきあったそうだけど、年配者にこれでは朝ドラとしては辛いものがあるよね。

自分も真面目に見ていたわけじゃないけど、大体の印象として、「べっぴんさん」の主人公って普通の女性なんですよね。
いわゆる朝ドラヒロインじゃない。
朝ドラヒロインとは、時にウザいくらい前向きで、積極的にトラブルを迎え入れるお節介な女の子。
でも「べっぴんさん」のすみれは大人しい子。
だから最初からストーリー展開には苦労がありました。
途中まで前向き女の子の役割は姉のゆりが担ってたくらいだし。

モデルがファミリアの創業者ということで、そちらがメインの内容になるのかと思いきや、主人公の成長は仕事を通して描かれるというより夫や子供の問題と共に描かれるといった感じで、企業人というより主婦の側面が強いドラマでした。
クリスマスまでは夫ののりお君の成長物語だったし、年があけてからは完全に娘さくらの青春の挫折物語。
すみれ自身のストーリーは、うーん、よくわからなかったな。
最近の朝ドラではなかなかお目にかかれない主人公だったのではと思いますね。

最終回を見て、この人達は趣味を仕事にしてた人達なんだと、今更ながらのように思わされました。
朝ドラはヒロインが好きなことを仕事にするドラマですが、にしても趣味と仕事の境が曖昧な人達だったなあ。
最初の頃だんなさん達がそんな奥様方をフォローしてたのは面白かったですけどね。

好きなことで食べていけたら、もちろんそれに越したことはないですし、好きなことが得意なことだったら、それこそその人は幸運の持ち主。
しかもお友達もその分野での才能を持っていたら、もう言う事なんて何もない。
こんな幸せ他にないよね。

……うーん、やっぱり何を言いたかったのか、最終的によくわからないドラマになっちゃいましたよねえ。
ドラマの中の人達だけ幸せだった。
ホントそんなお話でした。
奇をてらわなかったことには好感が持てたけど。
主人公の自己実現を主張しすぎる昨今のドラマの中にあって、チャレンジだっただろうことはわかる。
でもホントに普通の人達だったので、変わったことをしようにもしようがない。
普通さは時に心地よかったんですけどね。

不思議なドラマだったなあと思います。



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by teri-kan | 2017-04-05 09:03 | 朝ドラ | Comments(10)

「あさが来た」の白岡新次郎

前回の続き。

終始とらえどころのない人だった玉木宏演じる新次郎ですが、晩年になるとぽつぽつと彼の人生観を示唆するような言葉を口にするようになり、病を得た最晩年の最終週は、毎日のように彼の人生を発見するセリフの連続でした。
なるほどそうだったのかと思わされることが多くて、ここではそういった自分なりに気付いた新次郎の人生観や信念のようなものを書きたいと思います。





玉木の裏設定が知りたい
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by teri-kan | 2016-04-04 11:34 | 朝ドラ | Comments(2)

「あさが来た」のあさと波瑠

感動的な最終回でしたね。
最後まで素敵なドラマでした。

というわけで、全体的なまとめをば。
「あさが来た」がなぜこんなに気持ちよかったか、それも含めた主人公の感想です。





波瑠は謙虚な人なのかな?
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by teri-kan | 2016-04-03 17:53 | 朝ドラ | Comments(0)

あかん・・・

くそー、玉木死に顔も綺麗だなー、コンチクショー。

……とでも言ってないと、悲しすぎて耐えられない。

あさ……
あさ……
あさ……
あさ……

うえーん(涙)。
なんなのよ、あの声。
思い出すだけで涙腺が(涙)!



ダメだ……明日が怖い。
いや、もう山は越えたんだけど、なんかすごく怖い。
見たいけど、見たら全て終わってしまうのが嫌だ。
あ、明日じゃない、今日だ。
え!? 今日でもう終わり!?

……なんかいろいろとやられてるかも。



とりあえずこれだけ書いておこう。
嬉しい時の雨男設定、すごいね。
あんな優しい雨、ない。
うっ……また涙が……。



新次郎さん、さよなら。
ありがと。
半年間本当に楽しかったです……。




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by teri-kan | 2016-04-02 00:03 | 朝ドラ | Comments(0)

「滝に飛び込んだり」の近代日本

「あさが来た」で新次郎さんの先がもう短いとわかってしまい、あさが泣いてしまう場面がありました。
そこで新次郎さんはあさを慰めます。
「電車言うのに人がはねられたり滝に飛び込んだり戦争で爆弾浴びたり」して死ぬ人が今時は多いのに、自分はこうしてあさと一緒にいられるのだから泣くことなんかない、と。

しんみりしながら見ていたのですが、「電車」と「戦争」はわかるとしても、「滝に飛び込んだり」ってなんぞ?と思って、自殺のことじゃないかと言われたので調べてみたら、やっぱり自殺のことでした……。
新次郎さんの言ってた「滝」は、華厳の滝のことでした。

明治36年の5月に旧制一高の学生・藤村操が投身自殺をしたとのことで、Wikiにも詳しく載っています。
享年16歳だったそうです。
今まで全然知りませんでした。
華厳の滝が自殺の名所になった理由ってこれだったんですね。

エリート学生の自殺ということで、当時各方面に衝撃を与えて、後追い自殺も続いたそうです。
新次郎さんの言ってるのは、きっとこの後追いの方ですね。
「藤村の死後4年間で同所で自殺を図った者は185名」で、その内「既遂が40名」ってありますから、尋常な数じゃありません。
若者の自殺で後追いと言われると、私の年代では岡田有希子が思い浮かびますが、それ以上のインパクトだったようです。





新次郎さんと明治時代
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by teri-kan | 2016-03-30 16:35 | 朝ドラ | Comments(2)

恐怖の砂時計 & 姉妹の行末

あと一週間半の「あさが来た」。

あさ夫婦の部屋の箪笥の上に砂時計があって、いかにも「カウントダウン準備完了!あとは発動するだけ!」といった風なのが悲しい。
砂時計は新次郎さんのそばにいるけど、二人にはまだ見えてないって感じなのがこれまたなんとも(涙)。

あれって五代様の砂時計だと思うんだけど、新次郎さんが形見にもらったというよりも、砂時計が自らやってきたって雰囲気の方が強くて恐いんですよね。
惣兵衛さんの家の隅にいきなりひっそり佇んでても不思議ではない。
それくらい不気味です。

あまりに変わってしまった大阪、加野屋を、複雑な思いで語る人達の心情が胸にきます。
カンパニーをカッパと言っていた頃が懐かしい。
新次郎さんが惣兵衛さんのミカン山に郷愁を感じてるのが、もうねえ。
あのバリバリの都会っ子が原風景を求めて和歌山の田舎を、惣兵衛とはつの家を訪ねるというのは、やっぱ年とっちゃったってことなんだろうなあ。
なんかもう最後の挨拶みたいで、「やめてよー」って気分になるけど。

今日の放送はまだ冒頭部分しか観てないのだけど、惣兵衛さんもいよいよって感じだし、あさとはつの姉妹は二人とも旦那さんを見送る立場になってしまうのですね。
最終回は二人で語らう、とかになるのかなあ。
はつまで逝ってしまったら辛すぎるし、史実なら既に死んでる人をここまで生かしたのだから、最後まで生きて、二人で人生しみじみ語り合うところまでいってほしいものです。
姉妹の人生の対比もドラマのテーマだったしね。

二人の女性を対比させた朝ドラが人気が出るとして、ネット上なんかで「あまちゃん」や「花子とアン」がよく例としてあげられるのですが、おそらくそんな対比のドラマのさきがけは96年の「ふたりっ子」で、性格も生き方も正反対の双子のお話の大ヒットの方が、「あさが来た」を考える時には思い出されます。
姉妹だと立場や環境のスタートがほぼ同じなので、そこからどんな風に道が分かれていったのかがわかりやすいし、視聴者も「自分ならどちらなのか」という視点で見やすいので、共感を得やすいのかなと思います。

あさとはつはそれぞれ向き不向きがあって、でもどちらの頑張り方にも納得ができて、現代に生きる人間としてはどちらにも感謝したい気分になりました。
あの時代にあさのような開明的な女性がいたからこそ、後世の女性は何の疑問も持たれることなく大学へ行けるし、はつのような地に足ついたお母ちゃん達が激動の時代でも家をきりもりしたからこそ、今の日本社会があるし、明治の女性達には本当に感謝です。
明治って政治や重工業ばかりが目立って、いかにも男くさいイメージであんまり好きじゃなかったけど、女の人達だってすごいじゃないかと、「あさが来た」は心の底から思えたドラマでした。
先進的な女性はもちろん、地道に日々を生きてきた人達こそね。
あさとはつ以外の女性達も、このドラマは本当に良かったです。
日々をしっかり生きること、今いる場所でしっかり生きること、皆それに一生懸命でした。
みんな気持ちのいい人達だったなー。



新次郎さんがいなくなったら、あさ、どうなってしまうのかなあ。
はつは惣兵衛さんを失っても、なんとか耐えるのだろうなと、その耐える姿も想像できるけど、あさがどうなるのかは想像がつかない。
広岡浅子さんの記録の通りになるのかなあ。

あー、もう、今から悲しすぎるー。
砂時計がひっくり返らないように誰かボンドで固定してー。
サラサラ流れる砂は、シャレにならんですわ、マジで。
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by teri-kan | 2016-03-24 14:13 | 朝ドラ | Comments(0)

「なんという、小説のような出来事!」

のぶちゃん面白い。

先週の「あさが来た」の話になるけど、文学少女ののぶちゃんが千代と東柳さんの再会を「小説のような!」と表現してたのが印象的で、あさが新次郎さんからの文(ふみ)を見て「光源氏のような字書かはる~」とウットリしてたのを、ちょっと思い出してしまいました。

あさの時代の理想の男性は900年前の古典の物語の主人公で、千代の場合は現代に執筆されてる小説のようなシチュエーション。
時代の違いを痛感しますね。
学校行ってるし、本読みまくってるし、明治はイキイキしてます、女の子が。
可能性においては江戸時代とは雲泥の差です。

完全に江戸時代の女性であるよのさん、幕末・維新という変革期のあさ、新しい明治の千代と、加野屋の女三代はそれぞれの時代を体現してるかのような人達でした。
その時代時代に適応した女性で、でも千代は勉強バリバリやってるって子じゃなくて、その辺はやはり向き不向きがあるんですよね。
その子にあった生き方がその時代の中でどういう風に実現できるか、そこが肝心で、別に新しい時代が来たからって最先端の生き方をしなきゃいけないわけじゃないし、男だって商家に生まれたからって皆が皆商売人に向いてるわけじゃないし、その辺の登場人物の生き方のしなやかさが、それぞれの夫婦の組み合わせも含めて面白いドラマでした。





「あさが来た」、総括?
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by teri-kan | 2016-03-14 23:59 | 朝ドラ | Comments(0)

乙女心に詳しい亀助と初恋の林檎

スピンオフは五代様ではなく亀助でした!

うん、亀助なら加野屋の面々の登場が期待できます。
五代様も見たかったけど、亀助のは楽しそうですね。

その亀助、なぜか繊細な乙女心に精通していて、女子のトークにも違和感なく参加しております。
恋するおふゆちゃんをずーっとずーっと見ていたおかげか、恋する女の子の気持ちにどうやら詳しくなっているらしい。
なんだか亀助家族のきゃぴきゃぴした雰囲気も想像できて微笑ましくなってしまう。
嫁のふゆと娘のなつに囲まれて、楽しくやってるんだろうなあ。

そんな亀助の洞察力のおかげで、千代の言うところの千代の友達の恋バナが、実は本人のものだったと(千代以外の)奥向きの皆に知られるところとなってしまい、これから一波乱ありそうな加野屋、というか白岡家。
ヨロヨロの新次郎さんがいいですねえ。
縁談の話が出た時はブスーッとしてるだけだったけど、今は心までしおしおです。
可哀想に(笑)。

自分では上手く言葉で表現できなかった千代の感情を「初恋」と言い当てたのはのぶちゃんでしたが、のぶちゃんの「初恋の知識」はおそらく本からのもので、で、明治時代の「初恋」と言われて真っ先に思い浮かぶのは島崎藤村。
「まだあげ初めし前髪の」から始まる有名な詩ですね。

藤村が「初恋」を書いたのは明治29年で、偶然にもドラマの現在の年と同じでした。
だからこれはまだのぶちゃんは読んでなくて、でも「初恋」というタイトルの小説は、ツルゲーネフの他にもどうやら既に出版されていたらしい。
調べてみたら嵯峨の屋お室という作家が明治22年に小説「初恋」を発表してて、もしかしたらこういうものをのぶちゃんは読んでいたのかもしれない。
ツルゲーネフも読んでたんでしょうかねえ。
ていうか、「初恋」って言葉はいつ頃から普通に使われていたのか、ちょっと気になってきました。

それはそれとして、藤村の「初恋」の重要アイテムは、実はリンゴ。
千代の初恋とまるかぶりで、東柳さんとの場面はこの詩をモチーフにしたのではないかと想像してしまいます。
ただ、あんなにザクッとリンゴを縦に切ったり、皮を剥き剥きしたり、刃物がフィーチャーされる物騒な詩ではありません。
前半だけだけど、こんな綺麗な詩です。


まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり


刃物が絡んじゃったから、千代の場合はここまで綺麗じゃないけど、でも林檎が取り持った仲ですもんね。なんだか甘酸っぱくて良い感じです。
初恋アイテムがパチパチはんだった母親のあさとは違う(笑)。
いや、そろばんはそろばんで素晴らしいんですけどね。
あさが最も欲しがってたものをプレゼントした新次郎さんはナイスでした。

でも、母娘で全然違うんだなと思いました。
共通してるのはどちらも赤色で、どちらも初恋の人と結婚できること。
そろばんでもリンゴでもなんでもいいよね、それぞれに合った形で幸せになれるなら。
千代は母親に対して長年イケズだったけど、根は優しい良い子なので、あさ同様幸せになってもらいたいです。
東柳さんが今のところ新次郎さんに負けず劣らず優しそうな人なので、その辺は大期待して今週を楽しみたいと思います。




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by teri-kan | 2016-03-07 12:00 | 朝ドラ | Comments(0)