カテゴリ:本( 141 )

「モンソローの奥方」その1

アレクサンドル・デュマ著、日本図書刊行会。

時は聖バルテルミーの虐殺から6年後?の、アンリ3世の御世。
カトリックとユグノーの争いが続く中、一人の女性をめぐる男達の愛と執念が、政治情勢まで動かしていく……といったお話。
いかにもデュマ!な、ロマンあふれる歴史小説です。

いろいろといろいろあるお話なので、感想はネタバレ盛大です。
核心部分も大バレですので、今後読む予定のある方はご注意下さい。





勇者ビュッシー・ダンボワーズ
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by teri-kan | 2017-09-25 14:21 | | Comments(0)

「小説の森散策」

ウンベルト・エーコ著、岩波文庫。
先日、一部分だけ取り上げましたが、今回は全部を読んでの感想。

読んだといっても、いやー、難しかったです。
面白かったけど、正直言って一部よくわからなかったところも。
訳者の解説に助けられたところ、多かった(苦笑)。





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by teri-kan | 2017-08-30 10:28 | | Comments(0)

「セルヴァンドーニ街の奇怪な事件」

コメント欄でお薦めいただいたウンベルト・エーコの「小説の森散策」(岩波文庫)から、デュマの「三銃士」について書かれたところだけ先に読んだので、そこの部分の感想を。

この本はエーコがハーバード大学のノートン・レクチャーズで行った文学講義の記録で、全6回分が収められているのですが、「セルヴァンドーニ街~」はその第5回目。
それまでの流れもあっての内容なのだけど、とりあえずそこだけ読んだ印象としては、いやー、面白かったですけど、作家先生は細かいなあ(笑)。

いろいろと勉強になりました。
「三銃士」のセルヴァンドーニ街に関して、自分の読み方は人と違っていたということもわかりました。
読み方というか、パリの街の見方ですね。
パリの街に不案内な人間だったからこそ、エーコのような思索に向かわず、「あれはデュマのミス」で簡単に片づけちゃったところもあったかなと、ちょっと思わされました。

というわけで、その辺のことをつらつらと。





古い人とつながる感覚
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by teri-kan | 2017-08-18 11:42 | | Comments(0)

パリの学生とプレ・オ・クレールの決闘

例の古地図を眺めて以来、パリの成り立ちに興味が向かっているのですが、助けになる良い本はないかと、とりあえず手持ちを探したところ、次の一冊がありました。

「フランス中世歴史散歩」
レジーヌ・ペルヌー、ジョルジュ・ペルヌー著。白水社。

読んだのは随分昔で、内容はきれいさっぱり忘れています。
ほとんど初めて読む感覚でパリに関する部分を再読してみたのだけど、ありました~、今まさに欲しかった情報が。
プレ・オ・クレールという草原が、なぜプレ・オ・クレールと呼ばれるようになったのか、その由来がバッチリ。

せっかくなので記述をそのまま載せさせていただきます。
「三銃士」を読んでる方さえ興味を持ってる方は少ないかもしれませんが、一応さらっとデュマが書いてたことにも、長い歴史があるんだよということで。





続き
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by teri-kan | 2017-08-02 10:26 | | Comments(0)

牢獄・刑場・墓地ツアー

「三銃士」でボナシューがバスティーユに投獄されて、その後わけもわからず馬車に乗せられどこかへ連れていかれるという、大変気の毒、かつ笑える場面があるのですが、そのボナシューの恐怖の道のりを、古地図を眺めながら辿ってみたいと思います。

またまた前回と同様の地図を使用します。
今回は川の真ん中のシテ島から地図で右に進んだところ、赤と緑の線上にある有名なバスティーユ(La Bastille)が起点になります。
バスティーユは元は要塞ですので、当時は城壁(赤と緑の線)にくっついていました。
すぐ上にあるのがパリに出入りするための東の門、サン・タントワーヌ門(Port S Antoine)。
ダルタニアンが上京した際にくぐった門ですね。





おどろおどろしいパリの右岸
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by teri-kan | 2017-07-26 10:35 | | Comments(0)

三銃士が西に東に活躍したパリ

以前パリの古地図が欲しいと書いたことがありましたが、ネットが発達した世の中ってのはありがたいですねえ。
使い勝手のよい貴重な地図がタダで見られる。
なんと素晴らしいことでしょう。

いろいろ探した中で一番のお役立ちはこの地図でした。→ 1716年のパリ
現在のパリと重ねることができるスグレモノ。
なんと右上に古地図と現在の地図を入れ替える機能がついているのです。
航空写真と地図は左上で調節できます。

1716年はルイ14世没年の翌年ですので、1625年から物語が始まる「三銃士」の時代とは離れてるのだけど、革命以前のパリなので雰囲気は十分伝わります。
通りが現在よりシンプルな分、登場人物の行動も理解しやすい。

というわけで、これを駆使してさっそく第一巻の四人を想像しましょう。

(原作では「フォッソワイユール街」というように「街」とあるけれど、ここでは現在の地図に合わせて「通り」を使用します。
地名の単語は古地図から拝借してるので、現代の綴りとは違うところがあります。読みにくいところは適当に書いてるので、違っていたらすみません。)





若々しいパリの左岸
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by teri-kan | 2017-07-24 11:07 | | Comments(4)

「ダルタニャン物語」の出版事情

これから読んでみたいと思われた方へのアドバイスになればと思います。
第一部「三銃士」だけを読むなら簡単なのですけど、第二部・第三部となると、現状途端に困難になるので。





改善要求!
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by teri-kan | 2017-07-21 12:55 | | Comments(0)

「ダルタニャン物語」と「マスケティアーズ」

同じだけど違う、違うけど同じな、原作とドラマの愛すべき四人について。
彼らは永久に不滅です!
(原作とドラマ両方のネタバレありです)




キャラクターのつくりかた
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by teri-kan | 2017-07-19 10:38 | | Comments(2)

「剣よ、さらば」 その2

最終巻の感想の続きです。
第三部はなぜ「ブラジュロンヌ子爵」というタイトルなのか、ということも含めた、彼らの生きた時代、彼らの生についての考察です。





良き時代は遠くなりにけり
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by teri-kan | 2017-07-14 11:22 | | Comments(0)

「剣よ、さらば」 その1

ダルタニャン物語の第11巻。
アレクサンドル・デュマ著、鈴木力衛翻訳。
講談社文庫。

最終巻です。
前巻を受けての鉄仮面事件の顛末と、その後の騒動がメインで描かれています。
ダルタニアンら四人もそれぞれの運命を迎え、長かった彼らの物語がとうとう終了しました。

感想は最終巻はもちろんのこと、「ダルタニャン物語」全体に及びました。
なので少々長いです。
その1と2に分かれる予定です。




まさかこんなことになろうとは
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by teri-kan | 2017-07-12 11:05 | | Comments(4)