カテゴリ:音楽( 123 )

序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 作品3 / ショパン

最近この曲をよく聴いてます。
チェロとピアノのための室内楽曲。
軽やかで明るくて美しくて、大変良い気分にしてくれる作品です。

8分ほどありますが、序奏3分、ポロネーズ5分かな。
タイプの違う2曲が楽しめるって感じ。
どちらも良いです。
序奏は序奏らしく穏やかにしっとりと、ポロネーズはポロネーズなので軽やかに。

人肌を感じさせるような温もりのあるチェロの音と、軽やかでキラキラしたピアノの音が絡み合う美しさよ! ……と書くと、さすがに大げさすぎるかなあ。
とっても気軽に気楽に聞ける曲なんですよね。
押しつけがましくなくサラリとしてる。
印象に残るけど後を引かない。
悪く言えば内容がない。
だけど美しさに嫌味がない。
ひたすら気分のいい、なんとも言えずちょうどいい曲。

ショパン自身は「貴婦人向きの華やかなサロン音楽」と友人宛の手紙に書いてたそうです。
私が貴婦人かどうかはともかく、私にはピッタリ。
まだ十代の、とても若い頃の作品なので、やはり素直だなといった印象を受けます。
難しく考えないで聴けばいい曲ではないかと思います。



この曲、今の形で発表されたのが1831年で、ちょうどショパンがパリに来る前に作られたということになりますが、先日書いたデュマの「ネールの塔」は1832年発表で、二人ともそのちょっと前から名をあげていることを考えると、活躍した時期って結構重なってるんですよね。

今更なことを言いますが、19世紀のパリって現代の人間も虜にする文化文芸が花盛りだったんだなあ。
サロンでショパンを聴き、劇場でデュマを観るという生活も当時のパリは出来てたんですよね。
あの頃の文化人は各ジャンル華やかだし、確かに花の都だなあと思わされます。




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by teri-kan | 2017-10-06 15:26 | 音楽 | Comments(0)

「セビリア」/アルベニス

イサーク・アルベニスが作曲した、「スペイン組曲」の中の1曲です。
「スペイン組曲」は全8曲なのですが、その第3曲目。
他もグラナダ、カタルーニャ、カディス、アストゥリアス……と、スペイン三昧なスペイン組曲。
スペイン音楽って他のヨーロッパの国と比べても、民族色がとても強いですよね。
イスラムの影響が色濃いのと、あとはロマの人達の音楽性?
この曲もいかにもスペインです。

実はあまりにコテコテしたスペイン風味な曲って、私は結構聴いてて食傷気味になってしまうのですが、これは「いかにもスペイン」でも全然そんなことなくて、とても好きな曲です。
多分曲調が明るいからでしょうね。
うたわれているのはお祭りの主題だそうですが、祭と言われればなるほど、であります。

アルベニスが作ったのはピアノ曲で、後にギター版が編曲され、現在この二種類を聞くことができます。
同じ曲でも楽器が違うとこうも印象が違うのかー、と感心させられます。
ピアノ版は、そうですね、思い浮かぶのはスペインの青い空。
中世風の昔ながらの土壁の建物の、最上階の窓を開け放して、空を見上げたくなるような感じ。
とにかく透明感のあるピアノです。
青空に抜けるような爽快感。
空の下で音が踊ってる。

ギター版は逆に通りに降りたい気分。
土壁に響かせたらいい感じ。
ギターの音色ってなんであんなにスペインの街角にイメージピッタリなんでしょうね。
ちょっと人恋しくなっちゃうんです。
ギターは音自体が切ないので、明るい調子でもどこかしんみりしますね。
ピアノ版とは全く印象が違います。

どちらもいいけれど、好みとしてはピアノの方。
スペインでも、ただ明るくてただ楽しめばいい曲があるんだって感じがして好き。
まあ、この曲も中間部は哀愁漂ってるんだけど、でもやっぱり全体的に軽快で爽やか。
スペインについてイメージする時、なんとなくついて回る「光と影」の影の部分を、あまり感じずにいられます。

「それってスペインなのか?」って言われそうだけど、スペインってなんとなく重いなあと思ってる人間からしたら、これくらいがちょうどいいかもしれません。
この曲は本当に軽やかで良いです。
かなり好み。
とても好きです。




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by teri-kan | 2017-09-13 11:12 | 音楽 | Comments(0)

夏休みの感想文

ブログタイトルが「感想文」なもので、この時期は毎年「感想文」で検索かけられる方に多くお越しいただくのですが、今年は読書感想文よりクラシック音楽の感想文の方が多いように感じました。
というか、クラシック感想文で訪問していただくのはこの夏が初めてで、今年突如そういった宿題が増えたのか、悩める学生が増えたのか、少々気になっております。

クラシックの感想文って難しいですよね。
読書感想文より難しいです。
文字で表現されてないものを文字で表さないといけないのだからホントに難しい。
曲を聴いて抱いた思いや感情を言葉にすればいいといっても、感情を言葉にするのは簡単ではありません。
そもそも自分が抱いている感情が何かを自分で把握することが難しい。
何も感じてないわけじゃないけど、この思いがどういうものか、自分自身で理解することからつまずいてしまう。
一見簡単そうに見えて難しい課題だよなあと、ブログでクラシックの素人感想文を書いてる人間としては、しみじみ思います。

どういう課題の出され方をするかにもよりますけど、選びやすい曲はやっぱりタイトルのある曲ですよね。
あとバレエ音楽のようにストーリーがあるもの。
「白鳥の湖」なんて場面ごとにイメージしやすいし、何より曲がキャッチ―なので、クラシックを聴き慣れてない人にはよいと思います。
ストーリーや登場人物の行動を頭に入れておけば、かなりわかりやすいのではないでしょうか。

私自身はなるべく事前情報ゼロで鑑賞して、後から自分の感想と曲が作られた背景の答え合わせをする、みたいな感じでやってるので、時々とんちんかんな感想になることがあります。
「明るい曲だなあ」と思ったら、実際は「傷心の時期に作曲されました」みたいな(笑)。
でもその違いがその曲の肝になるかもしれなかったり、そう感じたのはなぜかという、自分自身を知ることにもつながると、結構楽しく思ったことを思ったまま書くようにしています。
かなり好き勝手ですね。

とはいえ、それでは到底ついていけない曲もあるし、当然のことながら後からでも作曲の背景を深く知れば、曲自体もより深く感じることができるので、「結局勉強しないとダメだよね」というところに行き着きます。
今はネットでいくらでも調べられますから、音楽鑑賞の助けには事欠かないし、素人にはありがたい環境ですね。

想像力を働かせ、何を感じたか把握し、それを言語化するって、自分を振り返っても中学生の頃は全然ダメだったし、高校生の頃も「うーん?」って感じでしたが、繰り返せばそのうちとりあえず書けるようになるし、自分の感情を言語化する訓練は、多分やらないよりやってた方が後々自分が楽になると思います。

夏休みにクラシック感想文なんて、クラシックに無縁な子にとっては迷惑極まりない宿題だけど、人生に有益な宿題であることには間違いないので、頑張ってもらえたらなあと思います。

もう夏休みは終わっちゃうけど。




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by teri-kan | 2017-08-28 12:20 | 音楽 | Comments(0)

ナチス支配下のワルシャワと未完成交響曲

土曜の夜にNHK・BSプレミアムで、「玉木宏 音楽サスペンス紀行~亡命オーケストラの謎~」が放送されました。
後半部分しか観れなかったのですが、シューベルトの交響曲第七番「未完成」を第二次世界大戦の映像と共に演奏するところは観れたので、それについて。





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by teri-kan | 2017-07-31 16:04 | 音楽 | Comments(0)

B'z の思い出

以前「Eat The Rich」について書いてから、エアロスミスの曲を聴いてたんだけど、聴いてるうちにB'zを思い出したので、ちょっとつらつら綴ってみる。





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by teri-kan | 2017-07-03 13:33 | 音楽 | Comments(0)

エアロスミスの「Eat The Rich」

スマステの80年代のバンド・ランキングの感想を先日書いたのですが、あれから何気にずーっと心の中に引っ掛かってるバンドがあって、それがエアロスミス。
ランキングでは4位で、テレビで紹介されたのはまさしく80年代のヒット曲、Run-D.M.C.との「Walk This Way」だったのだけど、私はもうエアロスミスといったら、それじゃなくてこれなんですよ。
80年代でもなく70年代でもなく「アルマゲドン」でもないけど、エアロスミスといったら絶対これ。
「Eat The Rich」。

実はエアロスミスは特に好きなバンドってわけではなくて、テレビやラジオで流れてくるのをフツーに「ふーん」って聴いてた程度なんですが、この曲だけは我ながら食いつきが違って、「なにこれチョーカッコいい!」ってなっちゃって、なんとCDも買ってしまいました。
アルバムではなくシングル(セコい)。

実際にはシングルっていうか、ちょっと前にヒットした「Love in an Elevator」とか良い曲が4つセットになってたお得品。
で、とにかくカッコいいので、張り切ってここでご紹介。
最後が果てしなく下品だけど、それは御愛嬌ということで。
ビデオも少々下品だけど、まあ、エアロスミスだから。


AEROSMITH 「Eat The Rich」


あああ~~カッコいい~~。

やっぱりギターですよねギターリフ。
イントロから素敵すぎる。
たまらんですこの疾走感、野生感。
ホント好きだわ~。



ということだけが言いたかったのでした。
「Eat The Rich」サイコー。

これを書くために久々にエアロスミスのビデオを見たけど、何度見てもホントすごいな、スティーブン・タイラーの口は。
皆さん良いお年になってきてますが、いつまでもお元気で!



(追記)
5/26 9:50に確認したら映像が見れなくなってしまってました。
昨日までは大丈夫だったのですが。
多いですね、こういうの。
替わりの良いものが今すぐに探せないので、申し訳ありませんがしばらくリンク先はこのままにさせて下さい。

(追記の追記)
5/26 14:50
こちらでどうでしょう。



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by teri-kan | 2017-05-26 00:09 | 音楽 | Comments(0)

80年代のバンド

先週スマステで80年代のバンドランキングをやってました。

スマステの音楽関係のランキングって時々見るけど、いつも突っ込みどころ満載で、今回もかなり謎な結果に。
一体どういった形で票を集めてるんだろう……。




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by teri-kan | 2017-05-12 09:16 | 音楽 | Comments(8)

「Get Wild Renewal」

こんな記事が出てました。

TM NETWORKファン感涙! 新アルバム「GET WILD」だけ33曲

すごいですね。
内容を見るとライブ・バージョンが数を稼いでて、なるほど、確かにそれなら30くらいいくかなと思いました。
小室のライブアレンジはカッコいいので、個人的にはオススメなんですが、さすがに「GetWild」ばかり続けて聴くのは苦行かなあ。
よほど好きなら別ですが、今までさんざん流れた曲を繰り返して聴くというのは、結構悩ましい。
飽きて嫌いになったら残念すぎるし、聴き方を工夫しないといけません。

この曲は青春の曲(笑)と言いますか、当時TMがとても好きだったし、すごくヒットしてたし、部屋でも聴くし居間でもビデオを流すし、親から「死ぬほど聞いた。100回は聞いた」と言われたほど聴いていました。
親が100回はともかく、親の100倍は聴いた自覚は確かにあります。
といっても、TMで一番好きだったというわけではない。
彼らには外せない曲で、何かあればお色直しされて演奏されるため、必然的に聴く回数が多くなったという感じです。

オリジナルはTMの中で特に好きというわけではなかったのですが、多々アレンジされた「GetWild」の中に一つとても好きなバージョンがありまして、それは本当によく聴きました。
「GetWild」の視聴回数ははっきり言ってそれで稼いでる。
でも今回のアルバムにはどうやら入らない模様。

というわけで、「Get Wild Renewal」という、そのバージョンを今回はご紹介したいと思います。
ただ、結構特殊と言いますか、万人にウケる曲ではない。
アルバムから洩れるのも当然。
でもある種の方々にはとてもオススメな曲と言っていいのではと思います。

ある種の方というのは、まずは小室節がとても好きな人。
そしてシンセサイザーが好きな人。
TMが好きでも木根氏と宇都宮氏のファンはダメかもしれない。
なんといってもヴォーカルなし、ギターもなしの「GetWild」です。
シンセ音だけが鳴り響く「GetWild」。

なので興味のある方、そういえばこんなのあったねと懐かしく思われた方にしかオススメできないのですが、できれば聴いてくれたらうれしいなあ~ということで、さり気なくご紹介。
気が向いたらでいいので、気が向いた時にでも聴いてみてやって下さい。
当時小室がイメージキャラクターを務め、長く使用していたシンセサイザー、EOSで作られています。

Get Wild Renewal (EOS Version) です。

うーん、懐かしい(笑)。



にしても、いつまでも「GetWild」で稼ぐなあ。
まあいいんだけど。
「シティハンター」のエンディングテーマだったのが効いてるんでしょうねえ。
好きな方が結局多いってことなんだろうなあ。




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by teri-kan | 2017-02-13 16:52 | 音楽 | Comments(0)

大転換の紅白歌合戦

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。



年の初めは紅白歌合戦の話から、というのがだんだん定番化していて、今年もやはりこの話題から。
今回の紅白はネタに事欠かないスゴイものだったので、ちょっと真面目に書いてみます。




ホントにいろいろありました
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by teri-kan | 2017-01-05 15:32 | 音楽 | Comments(2)

ジョージ・マイケルまで逝ってしまった

……もう言葉がないんですが。
なんなの2016年。
朝からショックで、なんかもう寂しすぎる(涙)。

53歳か……。
プリンスとピート・バーンズが57歳で、若すぎだと思ったけど、53歳なんてそれこそありえない。
事故ではないし、特に大病を患っていたという話でもなさそうだし、ホントなんなのよ。

今から思えばデヴィッド・ボウイは随分幸せな逝き方だったんだな。
病気は無念だっただろうけど、親しいお友達とゆっくり別れる準備をして、最後のアルバムをきちんと出して、家族に見守られて旅立った。
プリンスとか悲惨だし、ジョージ・マイケルは心不全とのことだけど、うーん、かつての薬物摂取が遠因とかあったりするのかなあ(涙)。

日本ではソロ活動よりもワム!のイメージの方が強いようで、テレビのニュースでも流れたビデオはワム!のものでした。
ここのブログでもワム!については一度とり上げてるんですが、でもコメント欄にお返事として書いてることが今の感情とシンクロして、読み直して悲しい気持ちになってしまいました。
本当に、元気で生きててくれたらそれでよかったのに……。



追悼として1曲ご紹介。
日本のニュースでは代表作として「ラスト・クリスマス」が主にあげられてるようですが、ここではジョージ・マイケルのソロを。
個人的に一番好きな「Too Funky」。

文字通りファンキーな曲です。
セクシーで洒落てて、でも力強い。芯がある。
曲をしっかり聴いてもらいたいけど、ビデオを観たら画面の方に意識がいっちゃうかなー、というくらい、インパクトのあるビデオです。
リンダ・エヴァンジェリスタを始めとするスーパーモデルが登場しまくるゴージャスなビデオ。
常人とは思えないオーラの美女が次々現れて、でもそれに全然負けないジョージ・マイケルの声と音楽。

George Michael  Too Funky

なにもかもカッコいい。
セクシーでエロくて男前で才能にあふれてて、ホントにすごい人でした。




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by teri-kan | 2016-12-26 16:37 | 音楽 | Comments(4)