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「アバンチュリエ」1巻

現在「イブニング」で連載されている森田崇によるアルセーヌ・ルパン漫画。
先日第一巻が発売され、評判が良さそうなので買ってみました。

元になっているのは「怪盗紳士ルパン」
記念すべきルパン初登場の「アルセーヌ・ルパンの逮捕」からマンガも始まっています。
非常に原作に忠実で、原作の持つ雰囲気もスピード感もほぼ同じ。
この「テンポが原作と近い」というのが良いですね。原作を読んだ時と同じ興奮を味わうことができます。

この頃のルパンはまだ二十代の若者なんで、絵的にもマンガに向いていると思います。個人的には脇役の顔が面白いなあと思いながら読みましたが、おじさんの顔は端役の端役までいい味出してる人が多いですね。
女性の絵はフツーかな。私がイメージしてたのと比べたら全体的に若め、というか幼めで、この辺は男性誌だからかなあという気がしないでもない。もしくは二十世紀初頭風ではなく今風だからか。
それでいうならルパン自体も今風な絵なんですけどね。

ストーリーは何度読んでも面白く、つくづく斬新なお話だよなあと思いました。
今の人が読んでも絶対に面白いよね? ね?
ここからまたアルセーヌ・ルパンに脚光が当てられ、ハヤカワの翻訳化が再開されるとか……ないだろうなあと思いつつも、少しでもルパン人気が上がることを願ってやみません。
「アバンチュリエ」のルパン像は原作のイメージを裏切らず、特に彼の一番の魅力である「はったり」の描き方が良いので、ルパンを知らない方にもオススメ。ここから原作に進んでもらえればこんな嬉しいことはないです。



アルセーヌ・ルパンって推理小説とかミステリーのカテゴリーに入れられるけど、どっちかというと冒険小説で、だから「アバンチュリエ」というマンガのタイトルはピッタリ。しかもアバンチュリエはただの冒険家という意味ではなく、「冒険に生き、同時にまた、必要な場合には法律すれすれの事をためらわずに行う人間の事」で、本質的には山師・詐欺師・ペテン師の類を指すのだそうです。

まさしくアルセーヌ・ルパンじゃないか!
ていうかルパンを指してこの言葉が出来たんじゃないかと思うくらいルパンそのものだ。

ホントにね、ルパンって心底ろくでもない男なんです。カッコつけの大ホラ吹きで、手癖の悪い我がままな男で、でも確かに紳士は紳士で、その辺の妙を味わうのが楽しいんですよねえ。

このマンガはその辺上手く表現できているのでとても良いです。
二巻は冬に出るそうだけど、その続きも是非楽しみにしたいものです。
作者様、頑張ってください。
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by teri-kan | 2011-06-29 11:54 | 漫画 | Comments(0)

オフサイドのお勉強

今節の鹿島対川崎の試合で、終盤に物議を醸す出来事が起こりました。
鹿島ゴール前での両者入り乱れた混戦で決められたゴールが、鹿島選手の猛抗議→審判と線審の話し合い→実はオフサイド、という過程を経てノーゴールになったのです。

たまたまこの時間帯にチャンネルを合わせてリアルタイムで観ることができたのですが、試合中は実況も解説もなぜノーゴールになったのかよくわからないような雰囲気で、結局90分の試合の中であの出来事に関する説明は満足になされませんでした。
はっきり覚えてないけど、多分リプレイもあまり流れなかったんじゃないかな。
リプレイが映らない限り解説者も状況を分析することはできないし、あの時点ではとりあえずうやむやにするしかなかったんでしょう。

昔の話で恐縮なんですが、何年か前のCLで似たような場面があって、多分ミラン対レアルだったと思うんだけど、シュートがゴールネットを揺らした後やはり異議が出たか何かで揉めて、審判と線審が確認し合った後にノーゴール判定になったということがありました。その時、揉めてる間向こうのTVは何度も問題の場面を流して、日本の解説者もそれを見ながら「あ……これはオフサイドですね。DFが二人、GKの後ろにいるのか……うん、オフサイドで正しいですね。これはオフサイドです」といった感じで審判の決定にお墨付きを与えてました。
それでTVの前の私もノーゴールを納得できたのですが、問題は「GKがDFの前にいたらオフサイドがオフサイドじゃなくなることもあるらしい」という、なんとも中途半端な認識しか持てなかったということ。その解説の人は、オフサイドは正しいけれど、なぜあれがオフサイドになったのかというルール上の解説をほとんどしてくれなかったのです。
いや、もしかしたら自分が理解できなかっただけでしてくれたのかもしれない。でも多分してなかったと思う。
してたらそれなりにその時点で理解したと思うんですよね。オフサイドとはGKだのDFだの関係なく、後ろにいる選手から数えて2番目の選手の位置がそのラインになるのだということを。

要するに何が言いたいのかというと、今回の鹿島対川崎のようなケースは、ファンにとっても良いお勉強の機会になるということです。より深くルールを知って、よりサッカーを深く楽しめるようになるための絶好の機会だということです。
だからこういう場合は試合中も問題箇所を何度も流して、解説者に解説させるべきなのです。どういう理由で審判がそういう判断をするに至ったのか、詳しくない人間にもわかるような解説を。
そうすれば審判に対して余計な不信感を抱かないで済む。審判の思考の道筋を理解できれば、少なくとも今回一部の人が口にしている「審判は鹿島の抗議に屈した」発言は出ずにすんだのではないかな。

これは前から思ってることなんだけど、日本のサッカー中継(というかサッカー界)は審判の判断をあまり表沙汰にしたくないのか、オフサイドかオフサイドでないか、ファールかファールでないかといった、微妙な場面に限って隠したがる傾向があって、昔に比べればだいぶ改善されてはいるけど、まだまだその方面で物足りなさを感じます。試合中でもたった今起こった微妙な場面についてもっとVTRを流せばいいし、審判の判断の是非も臆せず論じればいいと思います。そうすることによってファンの理解も深まり審判のレベルも向上して、サッカー文化といわれるものが熟成されていくのだと思うし。

だって今回のことがなければ私も知らないままでしたからね。ゴールマウスの中にいるDFはゴールライン上にいるものとして数えるっていうこと。
こういうのって文字と図解だけじゃ理解できないし、今回の件はオフサイドラインをめぐる奥の深さを知るには格好の材料なのです。

スポーツニュースを全然見れていないのでメディアがどういうフォローをしたのかわからないのだけど、今回のはそういった意味でとても面白い事例でした。
試合自体もその後川崎が追いついたのでなんとなく丸く収まったし。
あのまま2-1で鹿島が勝利してたらこのオフサイド問題はもっと荒れたと思うので、とりあえずこのくらいですんで助かりましたね。
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by teri-kan | 2011-06-27 10:20 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

39℃

AFC公式では46℃だったんだそうですよ、U-22クウェート対日本のピッチの温度。
スポーツするような気温じゃないだろー。

クウェートはさ、お金持ちなんだから屋根つきクーラーつきのスタジアムを一刻も早く造るべきではないかな。芝の管理もきちんとお金かけて、国際試合で恥ずかしくない程度にピッチを平らにするのも頑張ったらいいんじゃないな。

だってお金持ちなんだから。

とエラソーに言いつつ、実は試合は観ていません(苦笑)。さすがに余程のことがない限り負けないであろう試合を、平日の夜中に観る気力はありませんでした。
でも観なくてある意味正解だったかも。
あの試合展開では心臓に悪くて、選手同様こちらも疲れきってしまったかもしれません。

審判はウズベキスタンのイルマトフさんということで、ジャッジはおおむね公平だったようです。
彼が担当してくれたというのは日本にとってラッキーでしたね。試合前に危惧していた「中東の笛」は杞憂に終わり、日本の敵は純粋に「気温」になりました。

46℃の中で試合を行うというのは医学上マズいのではないかと思うのだけど、別にそういうので規制はないんですかねえ。
南米の標高の高いスタジアムも体に悪いと思うのだけど、そんな中で皆走ったり蹴ったりしてるのだから、選手ってすごいなあと思います。

この試合に関してですが、観てないのを承知で言うなら、たとえ1-2で負けたとしても最終予選に進めたので全然OKといった感じですかね。最低限の結果とはいえ結果を出したのだから選手達はよくやりました。
もちろんいろいろ思うことはあります。このチームは簡単に失点するなあとか、チームの色がまだよくわからないなあとか、本当にいろいろあるんですが、なんといっても二次予選を突破したからこそ次に向けての反省も出来るということで、とにかく酷暑の中勝ち抜けを成し遂げたことを評価したいです。



U-22が大仕事を終えた今、次に気になるのは現在開催中のU-17W杯。
これもまた昨日以上に日本にとっては難しい時間帯で、朝の5時はさすがに無理ですね。アメリカ大陸はホント時間を合わせるのが難しい。

U-17は今のところいい感じでグループリーグきてるんで、是非アルゼンチン戦で勝利して決勝トーナメントに進んでもらいたいです。
そして明後日からは女子のW杯。
いやあ忙しいですねえ。

でも楽しみがたくさんあっていいです。
南米選手権出場はダメになっちゃったけど、Jリーグも含めてサッカー三昧は変わらないんで、たくさん楽しませてもらいたいですね。
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by teri-kan | 2011-06-25 03:01 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

指名打者

先日某局のスポーツ番組で、なぜパリーグはセリーグよりも強いのか、という解説をしていました。

第一にあげられた理由が「パはDH制だから」というもので、ピッチャーがバッターボックスに立たないパリーグは穴がない打線を組める、投げる方は全く気が抜けない投球をし続けなければならないから自然と実力が上がる、ピッチャーのレベルが上がれば打者のレベルも上がる、結果的にチーム全体・リーグ全体のレベルが上がる、という内容でした。

「へえええーなるほどー」って感じで、そういえば昔から「人気はセ」でも「実力はパ」と言われてましたよね。ようするにこの制度である限りパはセより力は上ってことになるらしいんですよ。

それならセリーグもDH制を採用すればいいんじゃないの?このままじゃずーっと交流戦はパリーグが優勢で、最初から勝負の決まっている戦いなんぞそのうちつまらないと思われやしないか?と、当然ながら考えてしまうわけですが、そういう話って今まで出たことないんですかね? 出たことないことはないだろうと思うのだけど、一般的な話題にはなってないですよね。

まあ個人的にはどうでもいい話なんだけど、でもね、力の差が開いてしまうことがわかっているなら、選手は皆パリーグに行きたがってしまいませんか? 特にメジャー志向のある選手はパの方が絶対にいいでしょう。ドラフトでパリーグに決まったら「ラッキー」とか、一昔前では考えられなかったことまでありえそうです。



ピッチャーが打席に入るというのも、観てる方としては面白いんですけどねえ。
出来のいいピッチャーと情けない打線のせめぎ合いは監督にとって悩ましいはずで、貴重なランナーが出た時ピッチャーに打順が回ってきたらどう決断するのか、監督のその判断で勝負が分かれるのも見所の一つだったりすると思うのですよ。
ん? そうなると監督業としてはもしかしたらセリーグの方がいろいろ考えることが多いということかもしれませんね。もしかしたらよりセの方が監督の力に成績が左右されるのかもしれないし、やりがいもあるのかもしれない。

私はDH制の試合を見たことがないのでわからないのですが、観る側としたらどちらの方が楽しいんでしょうか。
今まで特に理由もなく「DH制はなんとなく邪道」みたいな感じで捉えていたのですが、DH制の方が投手も打者もレベルが確実に上がるとなると、これまた話は違ってきます。
観る方も楽しくて実力も上がって、となったら断然DH制の方がいいじゃないですか。

いやね、ホントに今の状況、野球に携わる方々、特にセの方々はどう思ってらっしゃるのでしょう。
このまま永遠に交流戦でパに負け続けていいのだろーか。
それとも負ける大きな理由は他にあって、それはそのうちなんとかなるものなのでしょうか。

どっちでもいいんだけどさ、たまにはセリーグが勝ってもいいんじゃないかなー。
せめて交流戦10年に1回くらいは。
今年は7回目だったから、あと2回は負けるとしても、3年後はセのチームが優勝するくらいには。

というわけでセリーグのみなさん、頑張って下さい。
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by teri-kan | 2011-06-22 14:26 | スポーツ | Comments(0)

ザ・決定力不足

これぞ決定力不足という試合でした、U-22の日本対クウェート。
5得点は余裕で出来ただろーと言いたくなるくらい山のような好機を作りながら、ことごとく外していく若き日本の戦士達。

なんでですかねえ。
あまりにチャンスが多くてここぞの集中力に欠けたのか、はたまた「1戦目で大差をつけておかなければ」という次戦へのプレッシャーがシュート時の選手をテンパらせてしまったのか。

巡ってきたチャンスをきちんと生かしていればもっとラクにアウェイ戦を迎えられただろうに、もったいなかったですね。
まあ余程のことがない限り2戦目も勝利すると思いますが、なにせ中東ですからね、何されても慌てないよう何事も想定内でいきたいものです。

2戦目で肝心なのは「とにかく先制点を取る」。これに尽きるでしょう。
ウッカリ先に失点して1-0なんかになってしまって、ウッカリ審判にレッドカードとか出されてしまって、焦りまくってここぞとばかりに得意の「決定力不足」を発揮して、90分まで1-0のままで来たりしたなら、ロスタイムはクウェートが得点するまで5分でも10分でも続くことでしょう。審判は試合終了の笛を吹くことをおそらくウッカリ忘れてしまうことでしょう。

いやもうね、昨日の失点はホント痛いというか、余分すぎるというか、いらん失点だったなー。
U-22ってウッカリ失点すること多いよね。全くもっていただけません。

是非気持ちを切り替えてクウェートに乗り込んでもらいたいものです。
なんでこんな予選でホーム&アウェイの一発勝負なのかわかりませんが、最終予選にもたどり着けずにここでウッカリ負けるわけにはいきません。
早めに得点して早々にクウェートに諦めてもらえるようなサッカーをしてほしいものですね。



ところでクウェートはデモはもう収束してるんですか? 安全とかどうなんだろう。
中東はずっとキナ臭い状況が続いてるんで、サッカーの試合もそうだけど、サッカー以外のことも全然気が抜けませんね。
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by teri-kan | 2011-06-20 11:58 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

時鳥

今年はほととぎすの鳴き声をよく耳にします。
こないだは夕方に鳴いてました。
大抵真夜中に聞こえることが多いのですが、今年は鳴きたがりのほととぎすが近くにいるのかもしれません。デカい声の時はうるさいくらいです。

ほととぎすは「春がうぐいすなら初夏はほととぎす」ってくらい季節感のある鳥で、しかも夜に鳴くので特徴的です。
本当に「特許許可局」って言ってるんですよね。
「テッペンタケタカ」とも言いますが、まあ要するに「キョキョキョッ」って感じなんだけど、それに節がつくと「トッキョキョカキョク」になる。
おもしろい鳴き声ですよね。ちょっと微笑ましくて、聞こえてくると温かい気持ちになります。

ほととぎすは漢字表記が山のようにあるのですが、代表的なものといえば「杜鵑」「時鳥」「子規」「不如帰」「郭公」……でしょうか。まだまだあるのですが個人的にピンとくるのはこの辺り。
でも「杜鵑」はあまり見かけないかなあ。

「郭公」は読み通りカッコウで、どっちかというとほととぎすよりカッコウのイメージが強いです。でもクラシック音楽で聴かれることも多いので、なんとなくグローバルなカタカナ表記の方がカッコウはしっくりくる。

「不如帰」のイメージとくれば、もう徳富蘆花の代表作しかありえません。学生時代に読みましたが、もう涙涙、涙なしでは読めないお話です。
正直ストーリーはほとんど忘れているのですが、とてもいいお話だったことと、ヒロインの名前は覚えています。
浪さんですよ浪さん。
浪子さんというんですが、素敵な名前だなあと思いながら読んだ記憶がありますね。

「子規」といえば正岡子規で、「子規」と書かれたら「ほととぎす」と読むより「しき」と読むのが多分一般的。自身の病気になぞらえて子規がこの雅号を用いたのというのはなんとも辛いエピソードですが、ほととぎすは血を吐くまで鳴くと言われているというのはかなりイヤな言い伝えかも。
まあ実際にものすごく鳴くんでしょうけど、私のイメージではほととぎすの鳴き声は、源氏物語の「花散里」の巻なんですよ。懐かしさと慕わしさと切ない淋しさを呼び起こすような、しっとりした恋歌のイメージなのです。

だから夜中に鳴き声が聞えると、「おおー源氏物語ー、平安時代と同じー、千年前も同じ鳴き声を皆さん聞いていたー」と心がいにしえに飛びます。で、こんな風に古代に心が飛ぶのは、他の動物の鳴き声だとあまり起こらないのです。
うぐいすも蛙も蝉も秋の虫も、おそらく千年前と変わらないはずなんだけど、毎年盛大に聞いてるからですかねえ、結構日常に取り込まれてしまってるんですが、ほととぎすは私にとっては希少性が高いというか、聞かずに終わってしまう年もあるから聞けた時はすごくうれしい。
で、「トッキョキョカキョク」が聞こえた途端、脳内は和歌を取り交わす昔の人達に占められるのです。夜道をそぞろ歩く平安時代の殿とかに。この時期は夜歩いても暖かくていいよねーとか思いながら。

ほととぎすって和歌にたくさん使われてるんだけど、それはほととぎすの鳴き声に人の感情が乗せやすかったからかなと思ったりします。それぞれの思いやその時々の心を反映させやすかったというか。
だからたくさんの漢字表記も存在しているのかもしれません。
存在している表記の数だけほととぎすは日本人の様々な心情の近くにいたってことなんでしょうね。




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by teri-kan | 2011-06-17 11:15 | | Comments(0)

オフシーズンのサッカー選手

毎日テレビにサッカーの海外組選手が出てるような気がする今日この頃。
被災地訪問のニュース映像から真面目なニュース番組、バラエティっぽいのまで、なんだか露出がすごいですね。
日本代表の熱心なサポーターはどの番組に誰が出るかきちんとチェックして全て追いかけているのでしょうか。
もしそうならすごいなあ。

一番よく見るのはやっぱり長谷部かな。
長谷部のキャラは男女問わず全年齢カバーできそうなほど良いので、お昼のNHKだって出れます。年配の方にも好印象だろうし、そうですねえ、あんな青年が婿になってくれたら!って感じでしょうか。

真面目系では川島もいいとこいってます。多言語ペラペーラがこれまた好印象&尊敬の眼差し。
海外進出を目指すアスリートの語学支援も素晴らしいです。日本はGKとDFのレベルアップが急務なんで、特に語学力を必要とされるポジションの海外進出・実力向上につながってくれたらいいなと思います。

もちろん海外組の選手はいい味出してる真面目な選手ばかりではなくて、調子ノリ世代の方々はやはり調子に乗って明るいです。
まあウッチーのような子もいますが、あれはあれでまた別の個性がありますしね。

サッカー選手出演番組を全て観てるわけではないのですが、とりあえず目にした範囲での感想としては、今の日本代表ってキャラのたってる人が多いということでしょうか。
なんかみんな個性的なんですよね。個性が活躍してるって感じ。
これは最近の代表の成績がいいのと無関係じゃないんだろうけど、以前も個性的だったとはいえ、ここまで陽気ではなかったと思うんです。今はなんか皆基本的に真面目なんだけど、肩の力が抜けていい意味で気負いがない。
やっぱり海外リーグで普通に試合に出て外人選手に混じって活躍してるってのは大きいんでしょうねえ。



Jリーグの選手で今最も海外に近いのは宇佐美だと思うんだけど、先日からは乾の名も見るようになりました。
うーん、乾かー。
いい時はいいけど悪い時は悪いというイメージが強いのですが、どんなもんなんですかね。海外に向いてるタイプなんだろうか。
いい時はいいけど悪い時は~といえば、同じくセレッソからスペインに渡った家長もそんな選手だったけど、スペインではそこそこ活躍してるようだし、向き不向きがあるのかな。

あ、そういえば家長はTVで見ないですね。なんでだろ。
容貌はこれまた年配者ウケの良さそうな顔なのに。

代表歴が浅いからかなあ。
でも代表歴が浅い槇野はリーグ戦ほとんど出場しなくても「やべっち」に出てたし。

……やっぱりキャラか。キャラなのか。

キャラなんだろうなあ。
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by teri-kan | 2011-06-15 14:17 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

「広島学」

新潮文庫の新刊なのですが、帯の文章に目がとまって手にとってみました。
「なぜ、あそこまでカープを愛し、オタフク以外のソースを認めず、全国各地で県人会を作りまくるのか?」

県人会を作りまくってるというのには「あ、やっぱりそうなんだ」と思いました。北海道の自治体に名前がつけられたりとか海外移民が最も多いとか、広島人って本当に国内外問わずあちこちに出て、そして広島出身ということを大事にしてる感じなんですよね。

「広島学」を読んで一番「へえー」と思ったのは「広島人はラテン気質」ってところで、最初は「んなバカな」って感じだったんだけど、考えてみれば確かに楽観的で危機感にかける気質ではあるかなと思います。
本書に書かれてる「広島県から海外に移民した人たちには、明るい働き者が多かった」というのも、なんとなく感覚的にわかります。そりゃ皆さん御苦労されたと思うんだけど、うちのご先祖を振り返ってみたら、確かにそんな感じがするのです。
まあうちの先祖は移住じゃなくて出稼ぎだったんですが、生涯に二度あっちに稼ぎにいった人もいるし、ハワイから帰ってくるひいひいじいちゃんを横浜港までひいひいばあちゃんが迎えにいって、横浜から二人であちこち観光しながら広島まで帰ってきたとか、私が親から聞いてる話は楽しげなものばかりなんですね。
まあ向こうの苦労話を子や孫に話してないだけかもしれないけど、でもいろいろ聞いてたら確かに本書にあるように前向きな渡航だったようなんです。
まあひいひいじいちゃんやひいじいちゃんがラテン気質だったのかどうかはわからないけれど。

広島県は農耕地が少ないのは事実なんで、普通に語られる一般的な日本の農耕民とは確かにちょっと違った性質を持っているのかもしれません。農耕地が少ないくせに赤ちゃんを間引かない宗教的環境にあったというのは、考えてみたらなかなかすごいですけどね。

多分とても現実的なんですね。
楽観的と言われると同時に淡白とか、熱しやすく冷めやすいとか、いろいろ言われますが、きっと何より現実的なんだと思います。
なんていうかなあ、悲観的ではない現実主義者って感じ。現実主義だけど、でも別に諦めてるわけじゃないっていうか。
この辺は多分に温暖な気候が影響してるような感じがしますね。



さて、広島人が本当にラテン気質かどうかわかりませんが、ある意味ラテンな広島の人達をここでご紹介。Jリーグのファンならもうご存知であろうサンフレッチェ広島ユースのイタリアでの一コマです。
まあここまできたらラテンというより何だかよくわからない子なんですが。
今の子はすごいですねえ。




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by teri-kan | 2011-06-12 03:11 | | Comments(0)

3-4-3

キリンカップ期間中、TVのサッカー番組・サッカーコーナーでさかんに「3-4-3」が取沙汰されました。おおむねどの番組も「歓迎できるシステムではない」といった論調で、ペルー戦後ははっきりと懐疑的、チェコ戦後は「少しはマシになったけどビミョー」って感じの空気でした。

まあ2試合とも確かに微妙で、サイドをどれだけ有効に使えたかと言われたら「使えませんでした」としか言いようがないし、「前に人数を多く置くから攻撃的」と言われる布陣のくせに「いざ攻撃!」って時に前に人が足りないとか、やってる方もそうだろうけど観てる方もとてももどかしかったですね。やたら人がダブついて狭苦しそうなのも気になったし、このシステムをモノにしようと思うならかなり時間を要するでしょう。

まあ「オプションの一つ」とザックが言ってるのを信用するしかないか。
結局これも相手次第・状況次第のことだし、守る相手を崩す手はたくさん持ってるに越したことはないですからね。

長友が日本のストロングポイントだと思ってる人は多いと思うけど、やっぱり長友はサイドバックの選手なんですね。彼の強みは90分走っても衰えない運動量と上がるタイミングの良さにあると思うんですが、これが生きるのはやっぱりサイドバックだと思うんです。最初から高い位置にポジションとるんじゃなくて、低い位置から駆け上がっていく方が生きる。……ような気がする。
もちろんアジアカップのように状況に応じて位置を上げるのはアリですが、その辺の臨機応変さが最も求められることであって、システムありきになってしまうのはやっぱりよろしくないでしょう。

で、ザックはそういった臨機応変さは一応備えていると思うんだ。
リーグ戦では自分のやり方にこだわっても時間的に許されるけど、即勝ちが必要な代表ではさすがに柔軟にやると思う。しかもザックだから攻撃的方向に対して柔軟に。
その辺はなんとなく過去を振り返ってもザックはできそうな感じがするんですよね。

個人的にザックの3-4-3は全然好きじゃないんだけど、追い込まれた時に見せる強気な奇策は結構当たるし、それに関しては良い印象を持ってるんで、そういういいところが日本代表に作用してくれればいいなと思います。



ちなみにペルーとチェコは、両方ともこの時期対戦するにはなかなか良い相手だったと思います。このレベルの国と対戦して勝ちが先行するようになれば日本も成長したなあって感じかな。
もちろん今回はホームだったし、勝たないといけなかったと思いますが、ペルーだってチェコだって弱いチームじゃないですからね。新しいことに挑戦中の日本ということを考えたら、こういう結果もありだったのだと思います。

ツェフはすごかったですね。こういうキーパーが日本にも出てきてくれたらなあ。
キーパーって人間離れした筋肉の動き方をするというか、スーパーなキーパーは時々とんでもないものを見せてくれるから楽しい。なんで反対側に重心があるのにこっちに飛べるんだ?とか、なぜそこで倒れきらずに体が残ってるんだ?とか、不思議がたくさんですよ。
昨日のツェフも面白かった。
あれは決まったと思ったんだけどなー。

でもいいもの見せてもらいました。どの試合も無得点で終わっちゃったけど、課題も収穫も見ることができた、それなりに面白い場面の多かったキリンカップだったと思います。
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by teri-kan | 2011-06-08 14:54 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」(2011)

エンドロールが始まっても立ち上がる観客が少ないなあと思っていたら、そういえばこのシリーズはエンドロール後にも映像が出てくるのでした。
さすがに4作目ともなれば皆その辺は承知していたということでしょうか。

最後の映像、海を渡りに渡って孤島に流れ着いてきたくせに、なんであれは全然汚れず壊れていないのかと突っ込みたくなったけど、案外ジャックは海では死なないってことを意味しているのかもしれませんね。少なくとも溺死はないっていうか。
まああれの作り主はもういないので、効力は全然なくなっているのかもしれませんが。

海賊といえば略奪か宝探しと相場が決まっていますが、振り返ってみるとこのシリーズは1作目から生命をテーマにしていたのでした。今回もまさにタイトル通りの内容で、寿命を延ばせる泉を海賊の皆がそれぞれの理由で目指すというストーリーです。
今作は更に宗教というか信仰もテーマとなっていて、なんとカトリックの宣教師も出てきます。彼が人魚にさえ「自分たちと同じく神が創ったもの」という認識を持つのは「へえ~」って感じだったけど、そんな風に彼が思えたのはキリスト教のおかげとは言えないのだろうな。それよりも個人的な愛の方が強くて、愛は身分の壁どころか種族も越えるといったことなんでしょう。

まあ私的には彼が一体どうなってしまったのか、そっちの方が気になるんだけど。
結局彼は最後どこに行ってしまったのだろうか。

スペイン軍があまりに使えて驚きました。まさかああいう目的だったとは思いもよりませんでした。イギリスよりも余程有能、というか、異教・邪教に対するあまりのブレのなさが清清しいくらいでした。
その点「生命の泉」にすがる海賊達は人間味があるよなー。だからこそ間抜けな結果を引き起こしたりもするんだけど(黒ひげとアンジェリカのあれはやっぱり間抜けだろう)、自由を尊ぶ海賊がそういった面で魅力的なのはある意味当然なんでしょうね。

1作目では半死人だったバルボッサが超絶出世を果たしていたのが笑えました。白塗り化粧の下にありありと出ている海賊あがりの野卑さがいい感じでした。
一方ジョージ2世はまさしく当時のイギリス王といった白いデブ。これがまた良くってですね、時間がたつにつれだんだん可愛く見えてきたのだから不思議です。
人魚の大群はすごかったですねー。みんな外見は美しかったですが、やってることは凄まじい。まるでサメとピラニアが合体したかのような凶暴さでした。恐かったー。



なかなか良かったと思います、今回の作品。
シリーズものの4作目としては十分だったのではないかと。

上手くまとまったエンターテイメント作品でした。
次作も楽しみです。
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by teri-kan | 2011-06-06 13:25 | アメリカ映画 | Comments(0)