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「三種の神器 〈玉・鏡・剣〉が示す天皇の起源」

著者、戸矢学。河出書房新社。

本屋さんで「武内宿禰」本の隣に積まれていたので目に留まった本。
あれの隣になければするーっと見逃していたかも。
それくらい表紙が地味で、なんというか、一般人には手に取りにくい空気が漂ってます……。

が、中身は面白い。
天皇家と三種の神器の関係は想像してたよりはるかに複雑怪奇で、これはもうミステリーなのです。日本最大のミステリー。
歴史の下に埋められた真実っていろいろあるんだろーなーってワクワクしちゃうくらい謎だらけで、いやー、本当に面白かったです。

そうですよねえ。日本人って恐ろしいものほど丁寧に神社に祀ってますよねえ。
大事にしてるってことはそれだけ恐かったってことで、そんなに八咫鏡(やたのかがみ)が恐ろしかったのかあと考えると、単純にご先祖の鏡だから厳重に祀っただけとは言えなくなりますよね。
八咫鏡について語るなら当然伊勢神宮の成り立ちにも筆は及んで、となるとこれまた伊勢神宮って謎だらけで、まあよくも現代まで謎が謎のまま残ってたなと感心するんですが、ホントにね、全国各地に神社があるおかげで文字資料に乏しくてもこれだけ古代のことを推測できるのがすごいというか、撃ち滅ぼした敵こそ魂を鎮めるために祀るというやり方万々歳ですね。

実は神器の中で最も知りたかったのは勾玉についてだったのですが、あれは魂の形だといわれれば、確かに幽霊と一緒にドロドロドロ~と出てくる人魂もそうだし、元は胎児の形からきているというのも、発想としてはありえるので納得できます。
あの形って人為的に型通りに作られているのに、なんか自然なんですよね。
人工物だけどどこかそれだけでもないように感じるのは、あの形を自然の形だと潜在的に認識しているからかな。胎児しかり魂しかり、何らかの根本だという感覚がもしかしたらあるのかもしれません。

この本は神話と真実の間の曖昧になっている部分にかなり踏み込んでいて、「ほおーそうか」と面白く思う反面、「こんなにはっきり解明しちゃっていいのかね?」という心配も出てきます。それどころか「謎が謎でなくなったらかえって面白くなくなるなあ」という思いまで起こったりします。
もちろん本作で書かれていることは数ある説の一つにすぎないのだろうし、これに反論してる本を読まないまま鵜呑みにすることはできないんだけど、しかしなんだかやけに説得力があって、なにやら決定版の如くに「大和政権の誕生これで確定!」みたいに思わされてしまいます。
いや、確定なら確定でいいんだけど、なんていうかなあ、やっぱり謎は謎のままでいてほしい気持ちがどこかにあるんですよね。国生み神話でドロドロかき混ぜたものがボトリと落ちて島が出来たとか、ああいうのにロマンを感じちゃう心のどこかが「全部わかっても面白くないよな」と感じてしまう。
でありながら「知りたい」と思う気持ちは止められないので、これ関連の本はこれからもいろいろ読むんだろうな。



ところで、本書は日本の剣を扱っているだけあって、大河ドラマ「平清盛」で清盛が使用していた剣にも話が及びました。
当然のことながらあの時代の日本人が宋剣を振るっていたことを歴史的・性能的にみてありえないと非難、それをドラマに取り込んだ製作者の意図も厳しく批判していました。
あのドラマの低視聴率の原因に剣や王家呼称問題があったのは初回から明らかだったのですが、私はドラマを観ている間はそれらは完全スルーすると決めていました。でないと絶対に楽しめないことわかってたし。
でもそれに触れないところでドラマを楽しんだとしても、その問題が存在していたことは変わりなくて、で、剣についてここまで研究されてる学者にあそこまで批判されるなんてさ、やっぱりNHKダメじゃんって感じです。

物って単に物じゃなく、歴史の積み重ね、人の思想の積み重ねの上に存在しているもので、歴史ドラマで小道具一つバカにできないのはわかってるはずなんですよね。ましてや剣のような重要品で歴史を無視した演出をするとか、「ドラマだから」で済ますにはちょっとたちが悪かったかもしれません。

本書に書かれている剣の歴史は面白いですよ。草薙剣の解説なんて「へええええ」の連続です。
鏡も剣も勾玉もそれぞれ読み応え十分で、古代大和民族の精神史の一端を知ることができます。

残念ながら装丁がちょっと地味というかマニアックなのがね……。
もう少し万人受けするようなものだったら手に取る人が増えるかも。
そうしたらもっとたくさんの人が読むと思うのに、そこだけがちょっと惜しいです。




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by teri-kan | 2013-01-29 13:48 | | Comments(0)

23年ぶりの「世界で一番君が好き!」

1年前、大河ドラマ「平清盛」の三上博史を見て、こんな記事を書きました。

ただ昔を懐かしむ文章で、ドラマも超マイナー、全然なんてことない記事なのに、なぜか先々週から「世界で一番君が好き!」で検索して当ブログにいらっしゃる方が急増。
一日だけなら「そんなこともあるだろう」で済ますのだけど、毎日毎日続くものだから一体何事が起こったのだ?と思って、ちょこちょこっと調べてみたら、なんと今月から毎週BSフジで再放送をやってるんだとか。

いやー、もうビックリ。
全然知らなかったわ。
つーか、こんなの再放送してくれるのか。
やるじゃんフジテレビ。

そしてラッキー私。
ブログにこのドラマのこと書いててヨカッター。
検索して来てくれる人がいなきゃ絶対知らないままだったよ。
いやあ、ホントに書いててよかったよ。
検索してくれる人がたくさんいて助かったよ。

まさか再びこのドラマをテレビで観ることができるとは思っていなかったです。
初回は見逃したけど、そういえば23年前も初回は見てないんだよね。
で、第二回も録画したはいいけどまだ最初の方しか観れてないんだ。
でもちょっとだけでも三上博史は見たから書く。
やっぱりいい顔してるわー、この人。
何をしててもカッコいいなー。

さすがに忘れてることいっぱいで、こんなにキスしまくるドラマだったっけ?とか、根本的なところがすっかり記憶から抜け落ちていました。
うん、そういえばあんなオープニングだったっけ。2台の車が交差点の中央で止まって~、てのはものすごく覚えてるけど、それまでのモロモロは忘れてたなあ。エスカレーターの布施博のところは「そういえばそうそう」だったけど。

自転車通勤はよく覚えてます。自転車で都会を走ることがカッコいいと思った最初はこれでした。
まあ乗ってる人がスリムでオシャレってのが大きいんですけどね。

仕事中の恋愛話も「そうそう!」って感じ。
これこそトレンディドラマですよ。あんまり私はドラマ観ないけど、私のイメージするトレンディドラマってこんな感じ。仕事中も仕事終わってもずーっと恋愛の話してるの。で、遊んでても仕事は大丈夫っていうか、ちゃらちゃらしながら仕事してる感じがもろバブル。世の中に何の不安もなくて、悩み事は今晩の遊びのことか男のこととかで、でもそれで世の中はうまく回ってて、毎日がハレの日な明るい時代。

いやあ、なんだか夢みたいなドラマだなあ。
浅野温子と三上博史はやっぱりカッコいいなー。



今ちょっと時間がとれなくて観られないけど、先はまだ長いんでゆっくり楽しもうと思います。
これはホントに気楽に楽しめるんで、難しいこと考えずに面白がりたいです。
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by teri-kan | 2013-01-25 10:47 | ドラマ | Comments(0)

「武内宿禰の正体 古代史上最もあやしい謎の存在」

著者、藤井耕一郎。河出書房新社。

久々に大きな本屋さんに寄ってみると、これが歴史コーナーに平積みになっていました。
でかでかと「武内宿禰」とあるのを見て、この人について書かれた本って今まで読んだことなかったなあと思い、ふと手にとってみたのですが、ぱらりと読んだだけで面白そうだったので即購入。
いろいろぶっ飛んでいますが、楽しい本でした。

武内宿禰(たけしうちのすくね)は古事記や日本書紀、古代史関連の本を読めば必ず出てくる古代の有名人ですが、ものすごくとらえどころのない人で、これまでの印象としてはたくさんの天皇に仕えた大臣、たくさんの豪族の祖先となった人、といったことしかありませんでした。
いろいろすごいことをやってる人なんですけどね、でもどうもつかみにくい人だったんです。
だからこっちもあまり興味を持てなくて。

本書ではその実体のつかめなさの理由に深く切り込んでいくのですが、切り込むためにいろいろ説明をしてくれるその説明が、なぜかとってもスピーディ。
大学の先生の本だと解説が事細かで、その分文章ものろのろしたりするんだけど、この人は先生じゃないからか、どんどんどんどん先に進んでいって、詳しい説明もなしに「~と言われている」と誰がどこで言っているのかこっちはわからないのにそれを踏み台にしてまた先に進んでいって、もうついていくのが大変(笑)。
日本中をあちこち動いて、「誰かー、紙とペンと地図持ってきてー」と言いたくなるくらい自由気ままな展開でしたね。

内容も本当に常識と違っていたのだけど、でもイヤな感じは受けませんでした。奇をてらったのか?と言いたくなるような変わった説を披露してる本って、気分が悪くなるようなものもあるけど、本書はそんなことなくて、すごく変わってたけど、なんだか妙に爽やかでした。

王朝が交代するというより外戚が交代して体制に変化が起こるというのは、日本ならその方がありえるなあという印象で、それが瀬戸内海の航路と結びついているというのは面白かったです。
そうなんですよ。愛媛って宇都宮姓が多いんですよね。で、対岸の広島はほとんどいなくて、でも住吉神社はあるんですよ。
住吉神社って私が知ってるお宮も船が着くところのすぐそばにあるんですが、本書では「すみよし」の語源まで説明してくれて、長年の疑問だった分「すみよし」の「す」の意味とかホントかどうかわかんないけど「へー」って感じで、なんかそんな風に海関係・水関係の言葉を全国各地でつながっているのをひろっていって、そこから当時の海人族の行動ルートを辿っていくとか、なんかねえ、スケールが大きかったですねえ。

書かれてあることがホントかどうかはともかく、ロマンはありますね。
日本人って農耕民族だけど、バリバリ海洋民族じゃないですか。で、その海洋民族ってどういう風に海洋民族だったんだろうという、そんな疑問がちょっと具体的になったというか、いろいろ気付かせてくれたというか、そういえば本書で指摘されて改めて「そういやそうだったな」と思い出したんだけど、スサノオって「海を治めなさい」ってイザナギから言われてたんだよね。海の神様のはずだったんだよ、ホントは。
そういうことすっかり忘れてましたね、スサノオの行動があまりにヘンすぎて、そっちに目が行きすぎて。
でも確かに本書に書かれてあることには「なるほどー」ということも多くて、「宇治」の語源とか、唐突に思えるけどいろいろなことが関係しあってて、ホント面白かったですね。

でも論の進みが早過ぎて、もう一回くらい読まないとちゃんと頭に入らないかも。
地図もいるな。川と名水のある場所と、遺跡に神社、古い港がある町、そんなのが諸々載ってる地図。

古代の豪族研究は面白そうですね。
以前はなんだかよくわからない長生きの人って感じの武内宿禰でしたが、今は俄然興味が出てきました。

やっぱり古代は楽しいな。
大きな本屋さんにもマメに行かねば。
こいうのはネットじゃなかなか買えませんからね。




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by teri-kan | 2013-01-23 14:41 | | Comments(0)

「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」(2007)

シリーズ第2作目。
前作より俳優陣がなんだか豪華に。

1作目で名誉を得たニコラス・ケイジとその家族。
ところが今作では大統領暗殺者の末裔という汚名を着せられてしまい、またまた名誉回復のために家族総出で頑張るというお話です。

前作に続き宝探しの作品。
しかもお宝のスケールは大幅にアップ。
仕掛けも格段に大仕掛けに、アクションもその分盛りだくさんに、お宝の場所から逃げ出す方法も……、うーん、あの場面ねえ、あそこだけはちょっといただけないな。エド・ハリス、あれでホントによかったんだろうか。字幕だからこっちの理解が足りてなかったりするだけなんだろうか。

安心して観ていられる映画です。現代にあってはかなり貴重かも。
世の中殺伐としてるのに映画でも殺伐としたもの観ていたくないよっていう人、いないわけじゃないと思うんだよね。
問題を告発する映画、真実をありのままに描く映画の必要性はわかってるけど、ただ楽しく面白がる映画ってのも大事だよね。バカな映画っていうんじゃなく健全にワクワク楽しめる映画。

宝探しものって、そういう意味では王道なんだよ。
また健全な宝探し映画を作ってもらいたいものです。
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by teri-kan | 2013-01-21 11:34 | アメリカ映画 | Comments(0)

「ナショナル・トレジャー」(2004)

ブラッカイマー作品。
考古学者・トレジャーハンターであるニコラス・ケイジが、フリーメイソンによって隠されたテンプル騎士団の財宝をめぐって、アメリカ各地で奮闘するお話です。

この作品を観てなかったら「ロスト・シンボル」をもっと楽しめたような気がします。
というのも、この映画を観て何に驚いたって、「アメリカ合衆国で宝探しをテーマにお話を作ることが可能なのかあ」ということだったからです。
ネイティブアメリカンの宝じゃなく彼らの宝なのがとにかく驚きでした。
アメリカの都市の、何気なく見ていたようなものが宝の手がかりだったり、そういった宝の地図と現代生活の距離の近さにも驚きました。
だからとても楽しかったですねえ。
宝探しイコール古い場所や秘境、って固定観念に縛られなくてもいいんだって思わせてくれたから。

とはいいつつ、宝は旧世界のお宝なんですけどね。
「彼らの」というのも厳密には正しくない。
彼らの祖先はただそれを新大陸に運んできただけであって、宝を作り出したのは古代エジプト人でありギリシャ人であり、所有者は地中海人、あるいはヨーロッパ人、もしくは全人類のはず。
アメリカにあるからといってアメリカの宝ってわけじゃない。



映画としては良く出来てたと思います。
うろ覚えだけどダレることなくサクサクと進んでいったような。

まあ上手くいきすぎというか、突っ込みどころがないわけではありません。
宝の置き場所のあの油なんて、あんなに上手くいくはずあるかいって感じだし。
でもあの場面はとても綺麗なんで、あれはあれで映画的には許せちゃうんですよねえ。
あそこはとても感動的でしたよね。

グロくないのもよかったです。家族みんなで観れる映画。
父と息子の話、ご先祖の話でもあるので、むしろ家族で楽しめばいいと思います。
非常に健全だし、やはり宝探しは楽しいですからね。

うん、なかなか好作品だったと思います。
「ロスト・シンボル」を読むまでここに書くこと忘れてたけど。
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by teri-kan | 2013-01-17 10:49 | アメリカ映画 | Comments(0)

「ロスト・シンボル」

「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」に続くラングドンシリーズの第三弾。
作者はダン・ブラウン。角川文庫。

映画化がもう決まっているそうですが、結構視覚的にグロそうです。
そういうのに弱い人は本を先に読んでから観にいった方がよいかも。
まあグロいといってもスプラッタとかじゃないですが。
でも本で描かれてるような刺青はあまり目にしたくないなあ。

フリーメイソンにやたら詳しくなれます。
そういうのに興味がない人にはつまらない作品かもしれません。
最終的には人間と神との関わりとか、かなり哲学的な会話も出てきます。
オチはまあ……こういうことかあって感じです。

本作はある意味宝探しのお話ですが、アメリカってやっぱり歴史の浅い国なんですよね。
浅い国というか人工的な国。
探し求める宝は人間の許容量を超えるもののはずなのですが、そこに辿り着くまでの過程がやっぱり人の作ったものって感じ。
人というか、現代人に近い近代人。
遠く離れた古代人じゃないんだよなー。

まあアメリカが舞台だからそうなんだろうけど、古代の古代、はるか古代の人類の知恵がなぜ超新しい国のアメリカにあるのかなとは、結構しょっちゅう思うことではある。
アメリカ人、古いものに憧れとかやっぱりあるのかね。
旧世界のお宝を新世界に持ってきたとか、どれだけ本当の話なんだろう。



いろいろな科学技術が出てきて、どれがホントなのやらフィクションなのやら、ホントにそうならスゴイけど、にしても「ええー、そんなのアリ?」みたいなのも出てきて、自分の無知をひしひしと感じました。
書かれてあること全て真に受けても大丈夫なんでしょうか。
それとも最先端科学に素直に感嘆していればいいのでしょうか。

「思考には質量がある」と言われて真っ先に思いついたのが、「ドラゴンボール」の「オラにみんなの元気をわけてくれ」は可能なんだな、というレベルなものでねえ。
元気玉の元気って精神力みたいな感じでしたよね? 念じた気というか。
地球上のみんなの気を集めて膨大な質量の元気玉を作るっていうの、だから可能なんですよね? まあ集める方法が問題ですが、思考に重さが存在するなら出来ないわけではないような。

なんか、そんなことがやたらと気になりましたね。



ワシントンDCを訪ねたことのある人には楽しめる話ではないかと思います。
そうでない人間には写真や地図の助けなしにはちょっと難しいかも。
映画はその辺の問題がクリアになるので映画向きではあると思います。
これまでの2作品はバチカンとルーブルが舞台でイメージしやすかったけど、ワシントンDCは観光地としてそこまで有名なわけではないし、ニュース映像くらいなものですからね、雰囲気を想像する材料が。

日本人にはちょっと遠いお話だったかな。
日系の人は出てくるんだけどね。




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by teri-kan | 2013-01-15 13:33 | | Comments(0)

海外サッカーファンって

少し前の話になりますが、佐藤峰樹の名が正月からサッカー関連のサイトや掲示板をかけめぐっていました。
佐藤氏のとあるツイートをめぐっての騒ぎだったのですが、やっぱりなかったことにするのは難しいですね。どう考えても看過できない内容だったし。

問題となった彼の発言は以下のようなものでした。

「だいたいユナイテッドやインテルあたりで日本人がヨロヨロやってるのがや安っぼくて、有り難みがないんだよ。どんだけの評価もらってるか知らないけど、早く他へ行ってくれよ。興醒めなんだよね。」
「もうヨーロッパに日本人選手は要らないし、不快だ。足手まといで邪魔ななんだよ。Jでテキト?に稼いでいればいいじゃん。身の程を知れ。」

……うん。これはひどい。
ひどいけど、おそらくこういう意見を持っているのはこの人だけではないだろう。
とはいえサッカー業界に関わる人間がこんな発言するなんて、あっちゃいけないことだろう。

ていうか、誰だよ佐藤峰樹って。
サッカージャーナリストか何か?
……と思ったら、なんと「352」「0-0empate」のミネキでした。
ううーん。以前毎日欠かさず覗いていたサイトのあの人……。
随分楽しませてもらった人間としては、なかなか複雑なもんがある……。

90年代から2000年代に海外サッカーにどっぷりはまっていた私にとって、実は例のツイートとまではいかないものの、海外サッカーと日本人選手との関わりにはなかなか微妙なものを感じていました。
ペルージャやローマで活躍する中田に目を細めつつも、中田に放送枠がとられてミランが生で見れないとか、そういう損害がなかったわけではなかったし、中田がミランに来るかもという噂が出ただけで中田ファンが事情を知りもしないくせにミランのことをあーだこーだ言ったりとか、プレー以外のところでめんどくさいことが起こったんですよねえ。
中田の起用法をめぐってトッティやカペッロにブツブツ文句言ってる中田ファンをさんざん見たもんですから、日本人が活躍するのはいいけど、どうか贔屓チーム以外で活躍してくれーってのは正直思ってました。

当時の私は「ミランにだけは来ないで」でしたが、人によっては「リーガにだけは」「セリエにだけは」、もっと厳しい人だと「ヨーロッパ自体に来ないでほしい」というの、そして現在でもそういう人がいるというのは、まあわからないではないです。わからないではないけど、それを日本のサッカーファンが自由に閲覧できる場において立場のある人が言うのはおかしいよね。

だって今はもう日本代表のレベルアップは海外組の活躍次第だし。
彼らの海外でのプレーを否定するというのは代表が強くなることを否定するのと同じになるので絶対容認できないし、そういう意味でいうなら、私が「0-0empate」を楽しんでいた時代と今とじゃ全然状況が変わっているのだと思います。
海外サッカーを日本と切り離してオモチャ箱を眺めるようにして楽しむ時代はとうに過ぎてるんですよ。
今なおオモチャ箱のままではありますが、でも以前とはやっぱり違ってますよね。相変わらず距離はあるけど、でも以前より確実に縮まっている。

ちなみに今の私は海外サッカーはたまにしか見なくて、観戦するのはもっぱらJリーグ。
海外のレベルの高さに感心しつつも、地元と母国の代表チームを応援するごく普通のサッカーファンになりました。
なもんで、海外で活躍する日本人選手は無条件で応援してますよ。香川なんて超ガンバレって感じ。
今ではミランにも誰か日本人が入らないかなって思うくらい。
最近のミランは選手も地味になって、ニュースもしょぼくなりましたからね。日本人が活躍して日本でミランがとりあげられるならそれもいいかって感じです。
本田の移籍の話が出ていますが(本田はいつも話だけだけど)、行けるなら行ってもらいたいですね。
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by teri-kan | 2013-01-11 11:48 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

「八重の桜」

2013年の大河ドラマは幕末の会津が舞台。
昨年は武士の世を作るために足掻いた時代の話でしたが、今年はその武士の世が終わる時代のお話。
一気に700年ほどワープしたもんだから随分武士が洗練されていますね。態度振る舞いだけでなく精神的な洗練に、こちらも見ていて背筋が伸びそうです。

まだ初回ということで特にこれといった感想はありません。しいていうなら「無難」。
俳優陣も手堅いイメージです。挑戦や冒険はあまり見られないかな。

西田敏行は安心の安定感、綾野剛の容保公は想像通りイメージピッタリでした。
西島秀俊がいい。ある意味主役。
子役は方言が聞き取りにくかったのを除けば文句なしの出来でした。

音楽も無難。坂本龍一らしい良い曲だけど一年間聴き続けるにはどうだろう。
去年は毎週聴いても面白かったけどね。
変拍子が気持ち良かったなあ……。



幕末はいろんな切り取り方ができる時代で、今回はとうとう会津が主役。
うーん、会津……可哀想過ぎるイメージしかないですね。
ドラマの「白虎隊」のせいもあるんだけど、まったくもって「もう少し時がゆるやかであったなら~」(by愛しき日々)なんですよ。

このドラマ、アメリカの南北戦争から始まっているんですが、内戦ってやっぱり辛いです。国内で戦い合うのは悲劇としか言いようがないですね。
こういう戦いを経て大きく一つの国としてまとまっていくということで、犠牲なくして国家を作り上げるのは難しいってことなんでしょうが、にしても会津藩の悲劇を思うと重い気持ちにならざるをえません。

「八重の桜」、辛いことの多いドラマになりそうで、今からちょっとどよよんとしています。
それでいうなら去年の平家も敗者で、そういえば近々放送される「アテルイ伝」も敗者の物語。

敗者にスポットライトをあてて歴史を裏側から見るというのはとても良いことだけど、震災が理由で東北にスポットライトを当てたら、実は敗者の物語ばかりがドラマになりましたというのがね、複雑なものがあります。
勝者なんて一握りだし、いろいろな人や地域にスポットを当てればそうならざるをえないんだろうけどさ。

うん、綾瀬はるかがどこまで前向きな八重を演じられるか、そこにかかってるような気がします。
たくましいドラマになればいいですね。
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by teri-kan | 2013-01-09 15:31 | 大河ドラマ | Comments(0)

2013年は甘い白湯と共に

事情があって体質改善・体調改善に取り組まなければならなくなった昨年、白湯が体に良いという記事を見つけました。

魔法の飲み物! 白湯のひみつ

いろいろ良いことが書いてあるんですが、個人的に一番気になったところは毒素が体にたまってる人は白湯をまずく感じ、毒素が抜けると甘くなるというところ。
「そんなことがあるのかね」と半信半疑で飲み始めて1ヶ月、なんと、1月1日の朝に突然白湯が甘くなったのです。本当に劇的に味が変わったのです。
あまりに変わりすぎて「このコップ洗うの忘れてジュースか何かの味が残ってたのかな?」って真面目に思ったくらいで、いやー、人間の味覚って不思議ですね。白湯の味って変わるんですよ。健康かどうかがこれでわかるんですよ。

でもコラムの筆者は3日で甘くなったって書いてたのに、丸々4週間かかった私って……。

自分どんだけ体腐ってたんだって感じですが、確かに今から思えば腐ってたんだろうな。
便秘肩こり末端冷え性、体温は超低く、全体的に活動機能が低下していたような気が。
でも低下してても全然不自由してなかったんですよねえ。自分ではそこそこ健康と思ってたし、でも今から振り返れば、あれは健康とは言いがたい……。

で、この白湯健康法ですが、体の中がほかほかになって、いかにも体に良いことが実感できるのもいいけれど、何よりデトックス効果がバツグンで、特に目に見えてスッキリしてくるのが太もも。
これはすごいですよ。リンパマッサージより10倍は効果があります。実際の太さや脂肪の量はあまり変わってないのかもしれないけど、老廃物がみるみる減っていくのが目で見て丸わかり。
膨張感がなくなりラインがシャープに、膝にたまりがちだった余分な肉がなくなって膝からどんどん上に向かってスッキリに。
これは気分いいですよ。年甲斐もなくミニスカートカモンな心境になれます。
白湯を朝飲める環境にある方には超オススメです。

とまあ、こんな感じで今年が明けました。
今週からここも平常運転になります。
皆様今年もよろしくお願い致します。
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by teri-kan | 2013-01-07 11:38 | その他 | Comments(0)