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「アバンチュリエ」5巻

金髪婦人事件解決。

原作よりもマンガの方が面白かったです。
絵があるからですかねえ。当時のパリの建物、調度品、生活ぶり、それらがとても細かく描かれているからとてもわかりやすかったし面白かった。
「金髪婦人」の犯罪はパリの普通の生活の場が舞台なので、そこが豊かに表現されていると俄然面白くなるんですね。
原作で単行本半分のお話がかなりなページ数のマンガになりましたが、分量もさることながらそれ以上に充実した絵情報満載の内容だったと思います。

ショームズが良かったです。ガニマールも良かった。
ルパンもカッコよくて良かった。

クロチルドはやはり哀れだ。
以前ここでも書いたけど、ルパンと関わった女性の中で最も哀れ。
ていうか、クロチルドって余命わずかの女性だったっけ?
なんか記憶があやふやです。



「アンベール夫人の金庫」をここで入れるのはいいことなんじゃないかと思いました。
次は「ルパンの冒険」の宝冠事件だし、ここで下町の下層の生活を描いておく意味はあるかなと。
で、「ユダヤのランプ」「奇岩城」とこれから続くそうだけど、この並びでいくならその次は「813」かなあ。「813」ならショームズを絡ませられるし。
で、それから外伝風に「水晶の栓」。もしくはいくつか短編。

なんとなく恋愛風味の強いものはとりあげられないような気がするし、あまりオジサンになってからのものもとりあげられないような気がするし、となると上記の作品が妥当だろうと思うし、そうすると扱う作品がもうあとわずかということになって、なんだか寂しい気持ちがしてきたりする。
とはいえ単行本半分の「金髪婦人」がこれだけ日数がかかって、「ルパンの冒険」でさえ連載されるのはこの春からだし、となると「奇岩城」が読めるのは一体いつになれば~?って感じ。

はっきりいって先はかなり長いぞ。「813」なんて遠い彼方。

ていうか「813」描いてくれるのかなあ……。
あれは結構グロいしルパン人でなしだし最後はあんなだし、マンガにしてくれないかも……。
大体「813」は「虎の牙」の完結をもって初めて丸く収まるといったお話だし、個人的には「虎の牙」も描いてもらいたいんだよねえ。
ううーん、望みを語ると尽きない……。

いやまあ連載が続くだけでホントはありがたいんですけどね。
ホントにね、面白いと思うのに、なんでこうマイナーかなあ。
解せんですよ、本当に。
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by teri-kan | 2013-02-26 16:06 | 漫画 | Comments(0)

またまた「世界で一番君が好き!」

録画しているものをちょっとずつ観てるんだけど、いやあ……すごいね……工藤静香が。
登場人物が彼女の存在を受け入れてるのもすごいけど、TVの中のあれを受け入れていた90年当時の日本もすごい。

あれはありえないでしょ。
あの工藤静香だけでこのドラマはお蔵入りになってもいいんじゃないかとさえ思う。
本人にとっても黒歴史じゃなかろーか。
よくこんな演技したよなあ。
というか、させたよなあ。

当時の記憶は遠い彼方ですが、あの頃の工藤静香は素もあんな感じだったように思います。
でもさすがにあそこまでひどくない。
で、当時もドラマを観て「ナンダコレ!?」と驚いた記憶がある。で、あまりのひどさに記憶から抹消しようと努力した記憶もある。

どうりでこのドラマの前半部分を覚えてないわけですよ。
見事に後半の浅野温子と三上博史しか頭の中に残ってなかったもんな……。
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by teri-kan | 2013-02-22 11:36 | ドラマ | Comments(0)

無免許運転

亀岡の例の事件、夜通し遊んだ末の無免許居眠り運転で登校児童の列に突っ込んだというあの事件。
昨日のニュースで「なぜ無免許で事故を起こしても刑が軽いのか」という解説を弁護士がしてたんだけど、どう考えてもその説明に納得できないんですよねえ。

「たまたま免許を失効してた人が死亡事故を起こすということもあるから無免許というだけでは危険とみなされない」とか言ってたんだけどさ、それは免許をいまだかつて取得したことのない人と、一度は取得したことがある人と、分けて考えれば済むだけの話じゃないの?

「運転技術はあるから未熟とは言えない」と言っても、免許を取るためにはペーパーテストに合格する必要があるわけで、ペーパーテストが不合格ならいくら技術があっても資格ナシ判定を押されることを考えれば、亀岡の犯人はやっぱり未熟と言わないといけないと思うんですよ。

私が免許を取ったのははるか昔のことだけど、自動車学校の講習で一番最初に言われたのは「道は歩行者のものだ」だったんですよね。他はすっかり忘れてるけど、これだけは今でも覚えています。
道は歩行者のものだ。車のものじゃない。だから車を運転するのに免許がわざわざ必要になるんだって言われて、講習を受ける心構えも変わったものです。

運転免許って車を公道で運転する資格ってことだと思うけど、その資格って運転技術だけじゃないと思うんだよね。知識も心構えも必要で、一度も免許を取ったことがない無免許は無免許というだけでやっぱり未熟でしょう。失効した場合の無免許とは明らかに違う。

今回の亀岡は未熟判定でいいんじゃないかなあ。
それくらいの解釈をしてくれないと、本当にこの手の事件は被害者が浮かばれなくて気の毒すぎる。
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by teri-kan | 2013-02-20 14:56 | 事件・出来事 | Comments(0)

「カイロの紫のバラ」(1985)

不景気で失業中の夫を抱えた主人公は、要領が悪いのもあって生活が全然上手くいってない。彼女の唯一といっていい楽しみは映画館に通って映画を観ることで、そんな彼女がある日信じられないような出来事に巻き込まれる……というストーリーの映画。

主演はミア・ファロー。
監督はウディ・アレン。

昔レンタルで観た時ものすごく感動して、5段階評価なら完全な五つ星、映画好きなら絶対に観るべきだー、なんて思ったものでした。
だからブログにもずっと書きたかったんだけど、なぜか「感動した」「オススメだ」以外の記憶をほとんど失っていて、長らく書けないままでいました。
今回WOWOWで放映されて20年ぶり、いや、ほとんど25年ぶりくらいに観ることができて、めでたくこうして書けているのですが、しかし、うーん、25年という時間のなせるわざはもしかしたらかなり大きいのかもしれない……。

25年前は「なんて優しい映画なんだ」って思ったんですよねえ。
映画好きにとって優しい映画だなあと。
でも今回は「残酷だなあ」と感じてしまって、我ながら感じ方の違いに驚いてしまいました。

25年前は若かったし、子供だったし、ってことなんでしょうか。
さすがにあれから25年もたてば世の中のことも知ってしまいます。現実と折り合わなければならないことを知ってるというか、私自身がいろいろと諦めて現実と折り合って生きている。
だからこの映画に昔ほど入りきれなくなったのかなと思いますが、とはいえ良い映画という印象は変わってないんですよね。ただ観る視点が変わっただけで、やはり素敵な映画。
で、映画好きにオススメ。
ミア・ファローは素晴らしいし、優しいのはやはり優しい映画なんだ。

その優しさの理由なんだけど、それは大きなネタバレになるんで間をあけて書きます……。
本当にネタバレです。

大ネタバレ
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by teri-kan | 2013-02-18 13:57 | アメリカ映画 | Comments(0)

「SWAN」モスクワ編 その21

モスクワ編の3巻を読んだのですが、まとまったものを一気に読んだせいか、はたまた既に内容を知っているせいか、「SWAN MAGAZINE」を読んだ時と印象がかなり違いました。
セリフを変更したのか?と思ったくらいに。

別にどこも変わってないようだし、そういえば1巻を読んだ時もそんなこと思ったなあと思って、久々に1、2巻を引っ張り出して3巻分を一気に読んだのだけど、最初から全部まとめて読んだら、これまた印象が違う。

なんなんでしょうね。
あれだけレオンのことをグズだのなんだの、真澄に対しても「それはルシィが可哀想すぎないか?」って感じだったのに、サラーッと一気に読んだら、「ま、そういうもんか」って感じになる。

うーむ。
既にさんざん吟味した後だからだろうか。
連載では毎号毎号「セルゲイエフ先生が~」って感じだったけど、流れで読むとちゃんとレオン物語なんだよねえ。
なんだか不思議。

不思議といえば、1巻の最初のドイツ時代はもうはるか記憶の彼方というか、なんかいろいろと忘れてました。
読み直して妙に新鮮でした(笑)。

何気に長い月日がたってますよねえ、物語時間ではなく現実時間が。
いつまでも続いてほしいけど、いつまで続くのかなあと思って、ちょっと目が遠くなったりしますねえ。
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by teri-kan | 2013-02-08 15:18 | 漫画(SWAN) | Comments(8)

全柔連の在り方に異を唱えた女子選手

日本柔道界が揺れてます。
マスコミの取り上げられ方からして前代未聞の重大事なのは明らかですが、でも驚きやショックは別に大きくない。
心のどこかで「やっぱりね」とか「とうとうきたか」とか、そんなことを思った人の方が多いんじゃないかと思います。

オリンピックのメダル獲得数はジリ貧。
発祥の地でありお家芸でありながら、フランスなどと比べて特別多いわけでもない競技人口。
明らかに地盤沈下が起こってて、で、そういう場合はたいていトップが腐ってるんですよね。
組織が硬直化して腐敗してくると、底からどんどん崩れていく。底が崩れるから押し上げも出来ない。
一般人にはメダル獲得数しか目に入らないけど、多分あちこちに柔道界は問題抱えてるんだと思います。今回の事件はそういったあらゆるものの上に起こってるのだと思いますね。

柔道って日本発祥の競技だけあって、日本のスポーツの悪い要素が凝縮されてますよね。
上官がしごいてこそ強くなれるという旧日本軍の精神をひきずり、理不尽を耐えてこそ己を高めることができるというあさってな武士道精神をひきずり、それでいて金メダル至上主義という現代スポーツの最も悪しき面を信奉して、これでボロボロにならない方がおかしい。

でもそんな柔道界が改革されたら、もしかしたら他のスポーツも変わるんじゃないか、そんな希望は持てるような気がします。
学校のクラブ活動のあり方も大問題になってるけど、柔道が率先して問題に取り組んでもらいたいくらいですね。
柔道は授業もあるし、頑張ってもらいたいと思います。



反旗を翻したのが女子選手というのは大納得でした。
多分こういうことは女性にしかできないと思うし。
日本の組織は男の理屈で作られてるから男にとって基本居心地いいし、男が異を唱えようとしても大抵やりくるめられる。下手すりゃやりくるめられても「そんなもんだ」で納得しちゃう。
でも女はそこで納得できないですからね。

社会人になりたての頃の数年間、「だから会社は体育会系の男を採用したがるんだな」と思うことが結構あって、会社ってつくづく男社会だと実感したものですが、そんな体育会系で構成されてる究極の組織ですからね、全柔連なんて。それが腐ってるんだから女子選手には大変だったろうと想像します。

ちょっと千葉すずを思い出しました。
水泳界の改革のきっかけを作った人ですが、硬直化した男組織で難しい立場に置かれるのってやっぱり女性なんですよね。
でも声をあげやすいのも女性。それで初めて組織の何が問題なのかが明らかになって、改革の風も吹いてくる。

で、これってスポーツだけの、ましてや柔道界だけの話でもないと思うんだ。日本全体に言えることで、社会でもっと女が活躍すれば、閉塞感に満ちた現状を打破する何かが見えてくるんじゃないかな。

なんかいろんなことを抱えてる柔道界の問題ですよね。
いろんなもののためにも、いろんな角度から膿をあぶり出してもらいたいです。
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by teri-kan | 2013-02-06 13:11 | スポーツ | Comments(0)

別府大分毎日マラソンのデッドヒート

川内VS中本、面白かったですねえ。
今シーズンもマラソン・駅伝、男女問わずそこそこ見てるけど、これが一番面白かったな。
やっぱり川内は見ていて楽しいわ。

「消極的な日本人トップの争いはしたくなかった」って川内が言ってたけど、日本人同士でトップ争いすると牽制しあってタイムが遅くなることって結構あるんですよね。
最近はペースメーカーがいるから序盤から超遅いということはなくなったけど、選考レースで早々にタイムは諦めて3位でも4位でもとりあえず日本人1位になりさえすればいい、みたいなレースをされるとさ、それはそれで勝負の一つの形だとはいえ、ワクワク感はさすがに減ってしまうんですよね。
とはいえ今回の別大だって8分00秒を切ってないし、特別いいタイムってわけじゃない。
7分台くらいはレースの展開次第で普通に出してくれないと、ちょっとな、とは思います。

中本は相当悔しかっただろう。
解説の宗さんと入船はなんとなく中本に勝ってもらいたかったみたいだけど、彼らも、そして陸連もおそらく困っているだろう。
単純な比較はできないけど、オリンピック6位入賞者に文句なしの一騎打ちで勝っちゃったんだから、世界陸上の代表はもちろん、オリンピックだって代表にしてたらよかったんじゃないの?なんて空気、出たりするんじゃないの?
まあ出なくても実業団にはこれほど悪い結果もないよね。
競い合って負けたのは、やっぱりイメージよくない。
どう見ても実力負けにしか見えなくて、いよいよ実業団の練習方法が、あるいは実業団のあり方そのものがマズイのではないかという話に行き着く。

駅伝って、やっぱりいろいろとマズイんじゃないのかなあ。
マラソンを真面目にやろうと思うなら、もう確実に。

川内を見てたら、マラソンの練習はマラソンでしか培えなくて、マラソンの勝負勘はマラソンレースをこなすしか身につかないのだとしか思えないんだよね。
であるならば、これからどんどん川内と他の選手の差は広がるというわけで、で、川内が当代一の才能あるマラソン選手というならそれでもいいんだけど、実際はそうではないんでしょ? 川内よりマラソンの才能を持ってる選手っているんでしょ? そういう人達の才能を伸ばすためにそろそろ現状を打破するための対策を考えるべきじゃないの?
川内の存在はどれだけ才能あるマラソン選手をつぶしてきたかという証明にもなりうると思うんだけど。

まあ難しいところですけどね。
だからってじゃあ川内がオリンピックや世界陸上で結果を出せるかというとそれはまた別問題だし、そもそもアフリカ系選手に日本人が太刀打ちできないのは絶対だし。
中本は今回は負けちゃったけど、周囲に惑わされず自分のペースを刻めるという点では安心の安定感で、世界で入賞という結果を確実に手にするため中本を選ぶというのは大いに理解できる。

ていうか、中本が川内みたいにたくさんマラソン大会に参加したらもっと強くなれるのかどうか、試してみることはできないのだろうか。
才能ある選手にはなんとかしてレベルアップしてもらいたいんですよね。
オリンピックでメダルとか、そんな無理な高望みはしないから、せめて国内レースでワクワクするような走りっぷりをする選手が増えてくれればなあと思います。
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by teri-kan | 2013-02-04 12:39 | スポーツ | Comments(2)

歌は世につれ世は歌につれ

「世界で一番君が好き!」のテーマ曲はリンドバーグの「今すぐKiss Me」なんですが、今改めて聴いてみると、なんとも明るい歌ですね。
悩みもあるにはあるんだろうけど、とにかく能天気。
まあドラマ自体能天気で、「ここまで中身のない話だったっけ?」なんですが、まあこれはこれで良い。1990年の東京カタログ、浮ついた当時の若者アルバムという見方をすればいいだけだし、なんといっても三上博史はカッコいいし。

で、「今すぐKiss Me」ですが、別にこの曲だけが能天気ってわけじゃなくて、当時はどの歌もなんだかんだで明るいんですよね。今流行ってる歌と比べたら一目瞭然で、なんていいますか、今の歌ってかなりしんどい。
その年に流行った音楽を一堂に集めた紅白歌合戦にしても、「なんとか頑張って前を向こう」といった歌詞が多くて、見ていて「なんだかなー」でした。

ここ毎年の傾向ではあったんだけど、紅白でTVに出てくる歌詞を読んでると、「今の世の中は生きにくくてたまらん世の中なんだな」と思わずにはいられません。歌詞が時代を映し出すというのは本当にそうで、「こんな夢も希望もない時代に生きてる若者は気の毒だ」と思うほどです。
みんなね、必死に希望を探そうとしてる歌詞なんですよ。なんとか光を探そう、みたいな。
間違っても、「ドキドキすることやめられなーいー」(byリンドバーグ)じゃないんです。

だから紅白でプリンセス・プリンセスが「Diamonds」を歌った時は違和感ありましたねー。
あの歌はざっくり言うと「思い出を大事にしつつこれからも元気よく進むぞー」って内容ですよね。
やっぱり時代が違うなと思います。

バブルが何もかも良かったとは言わないけど、今の希望のなさってちょっと異常で、もう少し楽しい歌が増えればいいのになと思います。
いや、楽しい歌もあるんだけど、そうでないのがとても多い。
世の中もっと景気がよくなって、なんとか未来に安心感を抱けるような社会にならなければなあと、紅白歌合戦を見ながら思った年の瀬でした。

ま、一ヶ月も前の話なんですけどね。

ちなみに去年の紅白で印象に残ったのは由紀さおりと舘ひろしと矢沢永吉と美輪明宏。
年配者ばかりだけど(笑)、積み重ねたものが違うから同じ土俵にあがると若い歌手の印象はどうしても薄くなってしまいます。特に5人一山みたいな盛られ方しちゃあね、人の多さだけしか目につかない。
でもそれはそれでいいし、あれこれ楽しめるのが紅白だし、今ホント暗い世の中だし、大人数で頑張るならそれでいいかーって感じです。

「ヨイトマケの唄」が今も心に響くのがすごいですよね。
23年前の「Diamonds」より46年前の「ヨイトマケの唄」の方が歌詞一つとっても現代の気分に合ってるんです。
今はしんどい時代なんですよ、本当に。
ていうか、むしろこうなったら80年代後半~90年代前半のバブルが異常だったというべきか。

異常なんだろうなあ。「世界で一番君が好き!」のようなドラマが作られてたんだからやっぱり異常。
となると現代の若者は別にとりたてて可哀想なわけでもないのか。
バブルを経験できた若者が歴史的にみても稀有な体験をしただけか。




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by teri-kan | 2013-02-01 09:20 | 音楽 | Comments(0)