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冬は夜

なんちゃって春はあけぼの第三弾。



夏は夕方、秋は宵の口とくれば、冬は夜。
なんか順番に時間が下がってるだけみたいだけど、とにかく冬は夜。

なんといっても空がキレイ。
星がキラキラしています。
星座に全然詳しくない自分でもオリオン座はわかるし、「今日のオリオン座はクッキリだなー」「ボンヤリだなー」と、冬の夜はよく空を見上げます。

月の輝きがわかりやすいのも冬です。
満月と闇夜の差もよくわかるから窓から外を眺めるのも良い。
なんといっても冬の夜は静かだし。
しんしんと音を飲み込んでいる感じなのがいいですよね。

夏の夜は騒がしいからね。
人間の声もそうだけど、蛙とか、虫とか。
でも冬はホントしんとしてて、それで闇夜だったりすると、いろいろと物事が止まってるような感覚になる。でも生きてる感じはする。

寒いのは嫌いだし、基本こたつに幸せを感じる人間だけど、冬を冬らしく感じるのは夜だから、冬は夜。
でもこうして夏から振り返ってみると、季節を感じるのって太陽の変化なんだなあと思うわけで、それもこれも自分の住んでるところが田舎だからこそ感じることなんですよね。街の中では満月が空に昇っているのは見えても、闇夜の暗さはあまりわからないだろうし。
まあ、もっと田舎、それこそ山に入れば闇夜は恐くてどうしようもないものだろうけど。

街の中に住んでいた頃、およそ季節感とは無縁の生活をしていたことを思い出します。
クリスマスとかその時期らしい行事はわかりやすいけど、でもカレンダーと季節は違いますもんね。都会に住んでたら週末はなるべく公園や郊外に出かけた方がいいですよね……。

今年はもう既に冬が来ていて、今からこんなに寒いと1月なんてどうなるんだ?って感じですが、なんとかぬるく過ぎ去ってくれたらいいなあと思います。
大雪とかも極力なしで。
何事もなく過ぎてくれればいいな。




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by teri-kan | 2013-11-28 16:20 | 身近な話題 | Comments(0)

毛色の変わったシーズン

今年のJリーグはなんだかいつもと違いますね。
J1はもしかしたら優勝争いも残留争いもない最終節になるかもしれない。
ちょっと、いや、かなり盛り上がりに欠けるフィナーレになりそうです。
リーグ側としてはなんとか最終節まで優勝争いがもつれてくれれば、って感じかもしれませんが、どうなりますかねえ。優勝が決まっても、一応ACL出場権争いがあるにはありますが、優勝、あるいは昇格降格争いとでは面白さの違いは歴然としてますからね。
ていうか、残留争いがここまであっけなかった年ってホント初めてで、つまらないことこの上ないったらない。
他人事ならこれほど面白いものもないのに今年は残念なシーズンです。

優勝争いは途中まではなかなか面白かったのですが、マリノスが負けた節に2位浦和3位広島が共に引き分けたのがどうしようもなかったです。
あれじゃ逆転優勝なんて無理だ。マリノスの優勝はあの時ほぼ決まったようなもんです。
もっともつれれば面白かったのに。

今シーズンのマリノスは、近年優勝した広島や柏と比べると、監督の影がちょっと薄い印象があります。優勝要因に森保の守備構築を挙げたりネルシーニョの采配を挙げたりしたのと比べると、樋口監督は何をどうしたという印象があまり表に出ません。
その代わり俊輔のカリスマ性が際立ってる。
今シーズンの俊輔の活躍は誰もが認めるところだと思うのですが、となると樋口監督の何が良かったのかというと、俊輔を中心とし、俊輔の意思を優先させるチーム作りをしたということなのかもしれません。
ホント、今年の俊輔すごすぎだもんね……。

横浜と浦和の差は失点数、横浜と広島の差はセットプレーでの得点数。
セットプレーが強いチームはやはり強い。
セットプレーがダメなのに優勝したのって広島くらいじゃないでしょうか。
最近では柏も名古屋も鹿島も、ワシントンやトゥーリオがいたころの浦和も、どこも困った時のセットプレーが有効でした。
やっぱり高さと強さ、なにより正確なキックは強力な武器だなあ……。

つまらん最終節になりそうなJ1と比べて、J2の最終節はプレーオフ争いで非常に盛り上がりました。長崎と徳島の直接対決があった上、千葉が鳥取にリードされていたもんだから、90分間面白いことこの上なかったです。
冷静に考えれば、J1昇格にふさわしいのは年間通して安定して強かった京都なんだけど、プレーオフは何が起こるのかホントわからないので、こちらは来週がとても楽しみです。

希望としては徳島。
四国から初のJ1クラブを是非!
徳島がダメでも、東西バランスを考えて長崎か京都に決まってもらいたいです。
千葉には申し訳ないけど、関東はこれ以上増えなくてもいいって感じ。
特に今年のJ1は西が少なすぎたので、バランスを整えてもらいたい。

各クラブ、契約満了やら引退やら、寂しいこの時期のニュースで賑わうようになってきました。
移籍の話もそろそろ本格化しますねえ。
はあ……。
貧乏地方クラブには辛い季節がやってきますが、とりあえずあと2節、頑張って悔いなくリーグ戦を終えてもらいたいものです。
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by teri-kan | 2013-11-26 15:08 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

未だ無敗! 対ベルギー戦

今回はめでたくアウェイにも関わらず勝利しましたが、サッカー日本代表はベルギーにこれまで一度も負けたことがないそうです。
うん。言われてみればそうかもしれない。
ベルギーに苦手意識やイヤなイメージは確かに持ってなかった。
イメージだけで言うならセルビアの方がベルギーより上手くて格上って感じだったし。

とはいえ3-2の結果を知ってるから冷静に観れたけど、結構ピンチはあったよね。2失点してるし、完勝ってほどじゃない。勝って浮かれてるけど、浮かれてる場合でもない。

でも日本はこのサッカーで行くというビジョンのようなものは見えました。
それが見えたのが今のこの時期というのは良かったです。
4年前はそれが決まったのは現地入りした本大会直前でしたからね。
路線変更に見合った選手選考はもう出来なかったし、結果は出したけど選手を無駄にした印象は強いです。
4年前、世界との差を知って迷走を始めたのがこの時期なら、今回は世界との差を知って形を定めたのがこの時期。
この3年強、ザックジャパンは正しく成長していると思います。

しかしこの遠征、強豪相手に一勝一分とはいえ、相変わらず課題は大有り。
オランダ戦とベルギー戦を合わせての感想になりますが、課題&問題はやはり失点の多さにあります。
というか、ミスによる失点。
まともな失点はロッベンにやられたのくらいでしょ。
ベルギー戦の2失点目は「なんで皆ボーっと立ってるだけなんだ?」状態だし、そもそも両試合の先制された場面、なんなんだ、あのミス。
どうしてあんなことが起こってしまうのかー。

本番でありえないミスをしてうろたえることのないように、今からアホやらかした時のシミュレーションをやってるんだと思えば、これがいつか役に立つ……って、なるわけない!
アホやるチームは本番でもやっちゃうからね。きっと本番でもやらかしてしまうんだろう。なんかそんな予感が今からプンプンする。
こういうのを改善するためにはどうやったらいいですかねえ。
何が原因で何を直せばいいんだろ。

まあ、とにかく、なんだかんだでヨーロッパ相手にはなんとか戦える形を作りました。
思えばボロクソ言われたコンフェデも、イタリア相手には勝ってもおかしくない試合を見せてました。
問題は南米。メキシコも入れた中南米と言っていいかもしれない。
ここら辺に勝てるイメージはまだわかない。
ゲルマン系のデカイ人達はちょこまかサッカーは苦手かもしれないけど、南米人はそうじゃないだろうしね……。
組み合わせ次第だけど、あまり南米のチームとはやりたくないな……。



今日で32カ国全て決まったし、来月の抽選会が一気に身近になりました。
なんか今からドキドキする。
できれば楽なグループに入りたいなあ。
ベルギーと同じ組に入れば、死のグループになることは避けられるし、ベルギーに悪いイメージはないし、案外いいのかもしれない。

どうか相性の悪くない相手と当たれますように……。
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by teri-kan | 2013-11-21 14:16 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

起きたらベルギーに勝ってた!

なんと!
これはビデオを観なければ!

今まで起きて見れなくてもビデオなんて録ったことなかったんだけど、今回はなんとなく予感がして録画予約してたんですよねー。
ふっふっふ。
これは夜が楽しみー。

なんかやっぱり変な失点したらしいけど、攻撃はとても良かったとのことで、本当に楽しみです。
これで解任論は鎮まるかな。
なんにしても年内最終戦を勝利で終えてヨカッタヨカッタ。
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by teri-kan | 2013-11-20 09:45 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

オランダ戦3度目にして

ベルギー・ゲンクで行われたサッカー日本代表VSオランダ代表で、
日本がオランダ相手に初めて得点を決めましたー!
しかも、2点も決めましたー!
さらに、3点目も決まりそうでしたー!(柿谷ーっ!!)
いやあ、面白い試合でしたねえ。

大迫は素晴らしかったですね。
さすが鹿島が「戦術大迫」「FC大迫」「大迫アントラーズ」と言われてるだけのことはあります。
以前の大迫は「FWとしての動きは上手いが決定力がない選手」というイメージでしたが、ロンドン五輪の屈辱のメンバー落ちから大変貌。成長ぶりは目を見張るものがあります。

香川はだいぶ調子が戻ってきたかな。
遠藤がノープレッシャーでのびのびパスを出せたので、後半は面白いようにボールが回ってました。
やはり日本の攻撃はこの二人と本田が中心ですね。守備はこころもとないですが、攻撃のスイッチを入れるという点で、今回の交代はとても上手く機能しました。

まあ文句と不安がないわけではありません。
ウッチーの1失点目はアホすぎるし、オランダの本来の力は前半に見せたもの、後半のオランダはオランダではありませんでした。
日本の側にしても、効果的な選手交代を行ったからオランダ相手にドローに持ち込むことができましたが、本来は交代選手も3人まで。運動量の面で心配がないわけではありません。

しかし、そもそもザックで効果的な選手交代が行われたためしがこれまであっただろーか。
最近は皆無だったし、それを思えば交代してチームが良くなったという、その事実だけでとりあえずOKを出せる気がします。
後半のオランダは本来のオランダではありませんでしたが、今までの日本なら2点ビハインドした以降は、本来ではないオランダ相手でも上手く反撃できなかったと思うし、飛車角落ちのオランダだろうがオランダをオランダらしくなくさせたのは紛れもない事実なわけで、これもとりあえずは評価してよい部分だと思います。

山口蛍は良かったですね。
恐ろしいミスもありましたが、90分間通して効いていました。
遠藤、長谷部以外でやっと代表に組み込まれた中で及第点を出せるボランチ登場って感じでしょうか。
ボランチの一角に割り込める力を十分に発揮してくれました。

西川も安定していました。
足元の技術はGKの中でもピカイチなので、DFからのバックパスもゴールキックも安心して見ていられました。
一部松木さんの変な解説がありましたが、あれは無視していいでしょう。ていうか、実況アナもゴンも無視していました。
松木解説は嫌いじゃありませんが、時に感情にまかせた発言になるのは気をつけてもらいたいところです。西川のゴールキックへのとんちんかん解説だけは、いつか別の試合ででもフォローしてもらいたいものです。

ていうか、今回の解説、ゴンと松木さんの区別がつかなかった……。二人ともとても賑やかだった……。
ゴンは正しくテレ朝の解説の系譜にいるんだな。でもゴンの解説はわかりやすくて的確なものが多いので結構好きなんですよね。感情と論理のバランスが良いと思います。

あ、いつも批判の的の吉田。
オランダ戦の後半は良かったですね。
攻撃的な守備だと輝くんだなー。パスもいいのをどんどん出してたし。
で、こういう守備をザックはやりたいんだよね。前にガンガンいく守備。
で、ボール奪ったら即攻撃。
後半はザックジャパンの理想の形の、かなりの完成形だったと思います。

ベラルーシ戦のセコセココマゴマコネコネの繰り返しが生きたのかどうなのか、2得点目のパス交換は細かいパスワークが見事でした。この試合は大きな展開と細かさとのバランスが良かったと思います。
うん、いろいろといい試合だった。
試合毎に一喜一憂するのはなんだけど、喜べる試合で喜ばないのはなんだし、ベルギー戦で打ちのめされようとも、とりあえず今のところは浮かれておきましょう。
勝てる試合を勝ちきれなかったということで、カッコつけずに大いに悔しがっておきましょう。



ところでオランダ代表、ファンハールが監督だったんですね。知らなかった。
他に適任者がいなかったのかなあ。
2002年のW杯でオランダが日本に来れなかった原因だというのに、オランダの人達はそれでよかったのかな。どうなんだろう。

ファンハールとクライファートがベンチで並んでるのは懐かしかったです。
クライファート、なんか全体的に大きくなってましたね。
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by teri-kan | 2013-11-18 13:34 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

最後のNHK杯

先週のフィギュアスケートのNHK杯なんだけど、表彰台に立った日本人選手4人、4人とも今シーズンで現役引退なんですよねえ。
前から言われていたことだけど、この4人が引退したら随分日本のフィギュアスケート界は寂しくなるなあ。

高橋と鈴木は年齢的にしょうがない。
しょうがないが、魅せるという点ではシングルにおいては世界の中でも抜きん出てる二人なので、これから味気なくなるなあという気持ちはどうしてもしてしまいます。
織田はいろいろあったけど、あれはあれで話題になってにぎやかでよかった。
ジャンプを失敗して帳尻合わせに失敗し続けることにも、「またか」と今では微笑ましく(?)なるくらい、そういうキャラとして定着していた。
浅田は言うに及ばず。
今年の浅田の演技は本当に素晴らしいですよね。

心底もったいないと思うんですよねえ。
心身ともに充実してるんだろうなあって感じだし、でもそれも今年が最後と決めているからこそのものなのかなと思ったり、浅田を見てると感心するやら痛々しいやら、いろんな感情が湧いてきます。

今年のフリーはラフマニノフのピアノ協奏曲第二番で、曲自体がドラマチックだから演技内容はどうでも曲だけで盛り上がるプログラムになるけど、浅田はきちんと音を体で表現してますからね。
前から音の表現がちゃんとしてるなと思ってたけど、今年は本当に素晴らしいんですよね。

いいスケーターになりましたよねえ。
だから本当にもったいない。
正直ソチの結果がどうなるかはわからないし、また変な政治的思惑でゴタゴタするのかもしれないけど、どうか浅田には今シーズンいい終わり方をしてもらいたいと思います。
できれば来年以降も見たいけど、休ませてあげないといけないし、いや、ホント、彼女がリンクからいなくなったらどうなるんだろうね。
フィギュアスケート人気、それなりに翳ってしまうかもしれませんね。

まあ、来シーズンからは個人的には羽生を応援って感じかな。
日本男子は結構大丈夫そうだけど、女子はどうなるだろ。
安藤は今シーズンがどうなるかもよくわからないし、女子の今後はちょっと心配です。
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by teri-kan | 2013-11-14 16:45 | スポーツ | Comments(0)

ジュビロ磐田J2降格

すでに前節でほとんど確定していたに等しいJ2降格。
首の皮一枚でなんとかつながっていた、というか、一部つながってるとはいえ頭部は完全に下を向いてて、皮一枚でぶら下がっていた状態。
この2週間は重力にまかせて落ちるのを待つだけといった感じでした。
チームもサポーターもしんどかっただろうなあ……。

ガンバの例もあるし、今や名門のJ2降格なんて珍しくもなんともないんだけど、今回の磐田は3試合を残して降格したという点で、今までとはちょっと一線を画しています。

最終節まで粘れず3試合も残してというのは、もう完全に実力がないってことなんですよね。力はあるのに運が悪くてとか、力はあるのに歯車が悪い方向へ動いてとか、そういうんじゃない。れっきとした実力不足なんですよ。
でも磐田の選手の面子でそれはありえない。
良い選手がちゃんと揃ってるのに、ホント、なんだってこんなことになっちゃったんだろうと不思議で仕方ありません。

まあ去年からおかしいなとは思ってたんですけど。
たまに試合を見ても、去年の前半は運で勝ってるのかなあって感じだったし、今年は今年でなんで勝てないのかなあって感じの試合が多かった。
ただ、チームの戦い方の形がないのかな?というのは思いました。
あと、目標というかクラブの哲学みたいなもの。
磐田は名前で強豪のイメージがあるけど、現実には1桁順位になればいいくらいのところをここ数年はウロウロしてて、そのイメージと現実のギャップがもしかしたら大きかったのかもしれません。
残留を争っていた甲府や鳥栖、新潟は明らかに必死さが違いました。
なんていうか、磐田は外面だけはスマートに最後まできてしまった感がありますね。

クラブの事情は外から見たのではわからないけど、根っこからの問題を抱えてるんだろうなあ。
というか問題はフロントなんでしょうねえ。
フロントで苦労してるクラブは名門だろうがなんだろうがどこもくすぶってて、千葉なんてあれだけの歴史とお金があるのに、J2にすっかり馴染んでしまってますもんね。

磐田はヤマハ発動機色を排除したのが原因だとニュースに出ていましたが、排除が一律に悪いとも言えないし、難しいところです。排除が必要なほど既に腐ってたってこともあるかもしれないし。
でも今のフロントが悪いことは確か。だからもう一度刷新しないといけないけど、上手くいくかどうかはわかりませんね。

繰り返すけど、磐田ともあろうクラブが3試合も残して無抵抗のままJ2降格なんてありえない。
これからどう立て直していくのか、かなり気になります。
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by teri-kan | 2013-11-11 16:01 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

秋は宵の口

以前「夏は夕方」と枕草子風に書きましたが、秋は宵の口。
日が暮れてから見上げる空が秋は良いです。

一年中帰宅時間はほぼ同じですが、その時間帯が暗くなってくると「秋だなあ」と感じます。
で、空を見上げると輝くお月様。
「満月だ」「今日は半月くらいだな」「お、三日月」などと、様々な月が見られるのが良い。

一番好きなのは三日月と宵の明星が並んで輝いてるのかなあ。
あれを見るとしみじみと「秋が来たな」という気分になる。
やはり月ですよね。
満月だけでなく、いろいろとなんだかんだで月で秋を感じてるような気がします。

清少納言の「秋は夕暮れ」もいいんですけどね。
うん、どっちかというと夕暮れと宵の口の境目が好きかも。
ほんのちょっとだけ、うっすらと空が微妙に明るさを残してるくらい。
微妙すぎますけどね。
でもあの明るさと暗さの微妙な混ざり具合はいいなと思います。



11月に入ってやっと秋らしくなりましたね。
10月はいつまでも台風が来たり、真夏のように暑かったり、メチャクチャでした。

過ごしやすい秋ができるだけ長く続いてくれればなあと思いますね。




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by teri-kan | 2013-11-07 16:40 | 身近な話題 | Comments(0)

「ルパン危機一髪」

ボワロ=ナルスジャック作のパスティーシュ第5弾「アルセーヌ・ルパンの誓い」のポプラ社版。

この作品の日本語による全訳はされてないらしく、読もうとなると子供向けのポプラ社しかないそうですが、このポプラ社版も現在ではシリーズから外されており、読む事がますます難しくなっているというアルセーヌ・ルパン本です。

有力政治家の殺害から始まる連続殺人事件をめぐる話で、ルパン扮するルノルマンが活躍しています。
ルノルマン時代というと、ルパンが三十代半ばから後半にかけてといった年齢。
心身ともに最も充実してる時期ですが、事件の性格からして他のルパンものらしいスケールの大きさは感じられません。愚直に警察の仕事を務めているといった感じで、泥棒まがいのことも一応するにはするけど、目も眩むようなお宝や大いなる歴史の謎とは無縁です。
というか、明るさとか陽気さとか大ホラとか、そういったルパンらしい前向きなものも皆無。

小学生の時これを読んで、自分、何を思ったんでしょうねえ……。
今回改めて読んでみて、「こんな悲しいお話だったのか」と、心底寂しい気分になってしまいました。
いや、昔もしんみりしたなあという記憶はあるんだけど、ただしんみりと物悲しいだけではなくて、なんて言うかなあ、この二人はただ巻き込まれただけで、別にこんな不幸な目に合わなくてもよかったんだよなあと思えてしょうがないんですね。
なんでこんなことになっちゃったんだろうとか、どこで間違えたのだろうとか、後ろ向きな方向へ思考がいってしまうのですよ。

爽快感皆無。
とても虚しいですねえ。

ルノルマンの推理はなかなか面白いのです。
最初の殺人を発想の転換で解き明かすところとか「おおっ」って感じだし。
でもなー、最後がなー。
あんなクズのどーしよーもない犯罪がきっかけであそこまで不幸になってしまうのがなー。
そこのところがつくづく残念ですねえ。

我が子を救おうとする母を愛するという点で、どこか「水晶の栓」に似たところもある今回のルパンですが、ボアロ=ナルスジャックのルパンはことごとく恋愛から遠ざけられています。
妙に慎ましいんだよね。それって違うだろってくらいに。
そこら辺に一番ルブランとの差を感じます。
去年発売された「最後の恋」の方がよほどルブランっぽい。ていうか、推敲に荒さがあるとはいえさすがルブランの名で出てるだけはある。
いくつになっても、どの名を騙っても、「あなたほど好きになった人はいません」と言ってのける情熱がルパンには必須なんですよ。
彼の情熱は宝へも女性へも等しく注がれているものだから、片方の恋愛が欠けてしまうとかなり薄味になってしまう。だから今回のお話もとてもあっさり風味。
小学生以降も何回か読み直したはずなんだけど、事件のあらましをまるで覚えてなかったのはそのあっさり感にあると思いますね。

情熱プリーズ。
なんだか昔のルパンが読みたくなってしまいました。
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by teri-kan | 2013-11-05 12:13 | アルセーヌ・ルパン | Comments(2)