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八木蛇落地悪谷

やぎじゃらくじあしだに。

広島市を襲った土砂災害で、最も被害の大きかった八木の古い地名だそうです。
八木蛇落地悪谷 → 八木上楽地芦谷 → 八木。
このような変遷を経ているのだそうです。
なんて言うか、すごいとしか言いようがないですね。

続き
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by teri-kan | 2014-08-28 13:33 | その他 | Comments(0)

読書感想文の思い出

ここのブログのタイトルがまんま「感想文」のせいもあるんですが、毎年7月半ばから「感想」「感想文」「読書感想文」で検索して当ブログを訪問して下さる方が急増します。
「あ~、今年も夏休みかあ」と毎年しみじみするのですが、8月も後半を過ぎて検索件数がぐんぐん伸びて、夏休みの宿題が追い込みに入っていることを感じます。
学生さんは大変ですよねえ。

ブログでは本の感想もせっせと書いている私ですが、夏休みの読書感想文は嫌いでしたね。
夏休みにじっくり本を読むとか、無理じゃんそんなの、って感じでした。
ドリルやらプリントやらはなんとかちょっとずつ済ませられるとしても、読書はそういうわけにはいかないし、本のためにまとまった時間をとること自体が苦痛だったように記憶しています。
小学生の時は午前も午後もプールだし、中学生、高校生の時は部活、その他の時間は遊び呆けるという、当時は夏休みの勉強をしない子供を地でいっていたので、だからしょうがなく読むのに時間をとらない短編を選んでたりしてました。オー・ヘンリーとか。

でも当時も読書感想文自体が嫌いなわけじゃなかったんだろうなあと思うのは、普通の一学期とか二学期とか、毎日担任に提出するノートに、一時期アルセーヌ・ルパン本の感想ばかり書いていたことがあったんですよね。
好きな本なら頑張ったんです。感想というよりあらすじダラダラみたいな文章でしたが、読んで楽しかったこととか面白かったことを発散したくて、かなりの長文で提出していました。
先生にしてみればつまらなかったと思うんですけどね。でも文章を書くという訓練にだけはなったかもしれないと、振り返ってみて思います。

やっぱり題材は好きなものに限りますよね。
好きなものなら自分の言葉で好きなだけ書ける。
夏休みも残りわずかですが、学生さん、頑張って下さい。



広島の安佐南区は9月になっても二学期を始められない学校が出ているそうです。
東日本大震災もそうでしたが、学校は避難所になりますからね……。
広島はまだそれでも被害が局地的なんで、なんとか被災者の住まいの確保をして、学校が再開できるように頑張ってもらいたいです。
自衛隊、消防隊、警察、行政の方々、暑い中本当に毎日御苦労様ですが、よろしくお願いします。
被災された方々が一日も早く日常に戻れるように祈っています。




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by teri-kan | 2014-08-26 11:57 | その他 | Comments(0)

大規模土砂災害

広島市が大変なことになってしまいました。
多くの方が犠牲になられて、悲しいとしか言いようがありません。
知ってる地域がこういう風になってしまうと、なんていうか、ガックリくるというか、ひときわ堪えますね。
行方不明になられている方々の一刻も早い救出と、避難されてる方々の一日も早いご帰宅をお祈りするとともに、亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げます。



あの夜、天気予報に反して、うちの方では全く雨が降らなかったんですよね。
晴れといってもいいくらいで、でも深夜一時に外を見たら西の空がピカピカピカピカ稲光がすごくて、でも雷鳴は一切聞こえないという、「なにこれ?」といった状況でした。
「変だねえ」と思っていたら、まさかの土石流、土砂崩れ。
広島市に大雨警報が出ていたのは知っていましたが、まさかこんなことになってるとは想像もしていませんでした。
あの光が広島から届いているというのも、全く思いもよりませんでした。
本当に恐ろしいです。

被害が甚大になった原因をTVで解説していて、地質や宅地造成や時間帯や、それぞれいろいろ説明してくれたけど、どっちにしろこれだけの雨が集中して降ったら、被害が出ない方がむしろ不思議と考えるべきなんじゃないかと思いました。
今回は避難するにも無理な状況だったし、どうにもならなかったという感が強いです。
無力感と言ったらいいでしょうか。
家に閉じこもって災厄が通り過ぎるのを待つしかないといった、原始からの身の処し方をするしか思い浮かばないです。

宅地造成の在り方を考え直すべきという意見は、必然的に出てくるでしょうね。
山の斜面に張り付くように家が建っているのは、別に広島のここだけではないし、今でもどんどん山の緑が住宅地になっていってるところ、普通にあるんですよね。
山の形をしているのに、緑じゃなく家がみっしり立ち並んでる光景って結構異様ですよ。元の緑を知っていれば尚更。
でもそれでも皆市街地に近いところに家を建てたいんです。
安佐南区はそれこそ住宅地としてホントにちょうどいいところだし、あんな所に住むからだとか、危険だと知っていただろうにとか、あまりそういう事は言えないんですよねえ。

山まで住宅地にするのなら、せめて山の管理をするべきなんでしょう。
杉をやめて照葉樹林に戻すとか、木のことは詳しくないのであまり書けないけど、個人的にも杉が植林された山より照葉樹林のモコモコの山の方が好きだし、そちらの方がより雨に強いのなら、そういう方面での対策を模索するのもありじゃないでしょうか。
温暖化が進めば気象が荒くなるのはわかりきってることだし、川の水質を戻す運動をして魚が帰ってきたように、山も本来その地域にあった木々を植えることで、気象や地質に最も適応できる環境を作るということ、出来ないものですかね。

そこから考えていかないと、15年前にも起こったと同様、これから15年後にもまた今回のような災害が近い場所で起こってしまうような気がする。
幼い子まで亡くなってしまって、今後の抜本的な対策を本気で考えないと、その子達に申し訳ないし、広島市は都市計画から何から、一度見直すべきじゃないかと思います。
運が悪かったで済ませてしまうには可哀想すぎるんです。
避難のあり方を考えるのはもちろんだけど、ちょっとずつでも雨に強い山を作っていくということ、必要なのではないかと思います。
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by teri-kan | 2014-08-21 15:39 | その他 | Comments(0)

小室音楽の隠れた名曲 その2

以前、個人的にオススメする小室哲哉作品をいくつか紹介したことがあります。
全然有名ではないけど世間一般に普通に受け入れられるだろうと思った曲を。
ちなみに曲目は渡辺美里「天使にかまれる」、篠原涼子「星空が降る少年」、宮沢りえ「My Kick Heart」。
おまけのおまけで小室本人が歌う「Hurray For Working Lovers」。

今回は更にマイナーで、人によって好き嫌いが分かれるであろうけど、個人的に好みの曲を選んでみました。
できればこのままなんとか残ってほしいなあと思っている曲達です。

ではレッツゴー。
(順番に意味はありません)

「CRAZY FOR YOU」
dosが唯一発表したアルバム「Chartered」のオープニング曲。
残念ながらシングルにはなっていません。
でもなぜか3人が歌って踊ってる映像がある。
本人達も結構この曲は気に入っていたのではないかと思います。
爽やかな大人の曲、爽やかな色気が風に吹かれて肌を撫でてくような曲です。
当時はヴォーカルが最も名の売れた子でしたが、今はまさかのKABA.ちゃん。
dosはそれぞれの人生がなんとも言えない3人組でしたね。

「MA・BA・TA・KI」
dosメンバーだった吉田麻美と小室のユニットKiss Destinationの7thシングル曲。
彼らの曲は軒並み記憶の彼方ですが、これだけは強く印象に残ってる。
当時よく聴きましたね。クセになる曲です。
だらっとしたリズムとメロディが呼吸に合う。
Kiss Destinationは非常に私的なユニットで、公私のぐちゃぐちゃ加減ここに極まれりといった感じでしたが、この頃はまだチャレンジャー小室だったと思います。
女が音楽作りの活力になるならそれもアリなんだろうなあと思っていた記憶が。

「Don't leave me behind」
鈴木あみの6枚目のシングル。
貼り付けた映像は歌がまともでないので申し訳ないんですが、これしか見つからないのでこれで。
まあこのビデオは仕方ないとしても、そもそも鈴木あみは歌が上手くない。声もよくない。
この子見てるとアイドルに歌唱力は必要ないんだなあとしみじみ思う。
この曲もCDさえ歌はいっぱいいっぱいだし。
でも好きなんだよねえ、楽曲は。
気持ち良い曲です。
淡々としてるようで振れ幅が広いという、絶妙にカッコよくて切ない曲です。



意図したわけではないけど、ASAYAN関連の人が続いた上、R&Bっぽいのばかりになりました。
この頃(90年代後半~)の小室作品の特徴でしょうね。
オススメ小室作品を選ぶなら、何かテーマを決めた方がやりやすいかもしれません。
活動期間は長いし、曲数も多いから、例えば男ヴォーカルの中で選ぶとか、そういった感じがいいかも。

振り返ってみても思うけど、曲、大量生産しすぎなんだよねえ。
よくまあ書きも書いたりだけど、こんだけ書けるのも才能なんだろうなあ。



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by teri-kan | 2014-08-20 10:13 | 音楽 | Comments(0)

「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」3巻 奇巌城・上

やっぱり面白い話なんだよねえ。
原作の感想を以前書いたけど(ネタバレあり) 、今回改めて漫画で事件を追っていくと、やっぱり面白いよなあとしみじみ思う。

まだ半分しか進んでないので、事件についてはノータッチで感想書くしかないのがツライところです。
実はあれは、と言いたいところが結構あって、そういうの考えても上手く作られてる話だなあと思います。

これまでのルパンの犯罪パターンを踏襲しつつ、しかしルパンらしからぬ印象も大きいのが「奇巌城」の面白いところなんですが、その原因はルパンが重傷を負って動けないからですね。部下が先頭に立ってるから、ところどころびっくりするほど仕事が荒っぽい。
荒っぽいけど、でもスケールは大きい。
ホントわくわくするお話です。

ボートルレ君が頑張っとります。
かわいいですねえ。
今回のルパンの敵はこれまでのようなおっさんではなく、自分より年下の学生さん。
ルパンシリーズ自体、この辺りから敵は社会的権力や富豪といったものではなくなってきて、なんていうか、もっと真っ当ではないものへと移っていきます。
真っ当ではないというか、まあ犯罪者もそうだけど、もっと言ってしまえば運命とか、そういった類のものが敵になる。
だからさすがのルパンも百戦百勝とはいかなくなる。
そしてこの話はその象徴ともなるべき話でもある。

一発の銃弾なんだよね。
これが彼の人生を決定的に変える。
「奇巌城」はこの事件のみでも凄いけど、シリーズ全体でみても大転機の作品で、だからこそ下巻の出来は重要なんだ。
どういう風にルパンを描くのか、ものすごく興味がありますねえ。

というわけで、今から「奇巌城・下」が楽しみでしょうがないんですが、なんか急に不安になってきたんだけど、まさかこれで連載が終わるってことないよね?
「アバンチュリエ」は青年期のルパンを描いてるとかなんとかどこかに書いてあったけど、考えてみたら「奇巌城」はルパンの青年期の終わりのような作品なんだ。この次は「813」だし。
まあ「813」だって若者っぽく描いて全然いけると思うけど、若者がああいう酷いことするのと壮年の男性が酷いことするのとではちょっと違うからなー。
まあ実年齢は40歳で見た目30歳でもルパンの場合は成り立っちゃうから、これからも年齢重ねようがずっと若くてカッチョいい外見でいてくれたらいいんだけどさ。

あ、そうだ。
「813」を描く前に「緑の目の令嬢」を描けばいいんだ。
あれは若者っぽくても大丈夫。
ちょっとストーカーチックなのがなんだけど。
あ、「水晶の栓」もいいな。
あれは敵があんなんだから、若者っぽくても大丈夫。

とにかく、これからも連載を続けてもらえるように祈っておこう。
「奇巌城」を区切りにしないでもらえるように頑張ってもらおう。
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by teri-kan | 2014-08-18 12:48 | 漫画 | Comments(0)

「玄奘西域記」

諏訪緑の三蔵法師マンガ。
内容はタイトルのまんま、若かりし玄奘の西域での体験と成長が描かれています。

とても出来の良い作品です。
深い内容なのですが、エンターテイメントとして面白い。
玄奘は旅の過程で気付きを得ながら、徐々に僧になっていくという設定なので、一番の見どころは彼の成長ですね。
そして、その自分自身のあり方の模索と、人間関係と、当時の世界事情と仏教事情が上手く絡みあっているところ。
描かれている1400年前の仏教界の行き詰まりは、現代に通じる問題として読めます。
作品としても20年前と古いけど、今こそ取り上げたらいいのではないかという内容。
普遍的なんです。
いつでも、どこでも、誰でも、とにかく読んでみたらいいんじゃないかなあ。

宗教に対して一度は抱くであろう疑問も扱っています。
宗教の持つ顔は様々で、学問であったり哲学であったりボランティアであったり、それぞれの顔をごちゃ混ぜにすると混乱してくるのですが、そこが整理されるかもしれません。
主人公の悩みは理解しやすく、人との繋がりの中で意義を見出していく過程は共感できますね。

絵はとても綺麗。
玄奘は強いけど優男風。いかにも少女マンガなキレイな男の子。
ある年齢より上の世代になると、日本人にとっての玄奘三蔵の顔は夏目雅子なんで、綺麗な玄奘に違和感を持つ人は少ないでしょう。
更に美しい顔の登場人物もいて、目には大変良い作品。
話のテンポも良いです。
ダラダラページ数を稼いでないのは好印象。

インドで仏教が最終的に多数派にならなかった理由もよくわかります。
カースト制度があるからインドで仏教が生まれたけど、カースト制度があるからこそインドには根づかなかった。
そんな単純なものでもないでしょうが、おおまかなところはそんな感じでいいんじゃないかなー。
木が種を遠くに飛ばすように、経典を玄奘が唐に持ち帰り、そこで新たな仏教の芽が育つという考え方は良かった。
日本のことを考えても、ありがたいことだと思います。

玄奘の生きた時代は、日本でいえば蘇我氏の全盛期&大化の改新。
仏教は国の宗教としてこれからが成長期といった時期です。
この頃すでにインドでは仏教が倦んでいたっていうのは面白いですよね。
当時の日本人にとって唐(長安)は遠かったけど、天竺はホント遥か彼方だったですねえ……。
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by teri-kan | 2014-08-12 00:01 | 漫画 | Comments(0)

「姫神の来歴」その2

その1の続きです。
出雲の国譲りが日本に与えたものについて。
著者も書いていた日本人の心性を考えてみます。





人の歴史と神と自然
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by teri-kan | 2014-08-09 00:01 | | Comments(0)

「姫神の来歴」その1

髙山貴久子著。新潮社。
普段取り上げられることの少ない櫛名田姫(くしなだひめ)と丹生都姫(にうつひめ)について詳しく考察してる本、ということで読んでみました。

非常に面白いです。
正しいか正しくないかは別にして、誰か漫画にして発表してほしい。
古事記・日本書紀を読んで感じる違和感、疑問、矛盾、古代のロマンと言えば聞こえはいいけどベールをかけられてるかのようなモヤモヤ感。
それらがとてもクリアになります。

かなり大胆で、下手すりゃトンデモ本扱いされかねない危険もあるような内容ですが、それを防いでいるのは著者の探求姿勢ですね。神社の記録等を調べるごとに起こる自らの疑問に対してとても素直です。
仮定に仮定を重ねる手法ではありますが、疑問の持ち方に無理がなく、謙虚なので、そこから導き出される推論もとりあえず受け入れられる。
そして導き出された結論が、全てとは言わないけど、記紀の矛盾を確かに解消する。
しかも「へー面白い推理だねー」で終わってしまうのではなく、更に先にも進める。



というわけで、ここからは細かく感想を。
本文中の神名は漢字表記ですが、大変なのでカタカナでいきます。





古代史がひっくりかえります
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by teri-kan | 2014-08-07 10:37 | | Comments(0)

「日本神話の論点」

吉田敦彦著、青土社。

スサノオとオオクニヌシのキャラがとてもわかりやすくなったので、読んで良かった一冊。





感想です
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by teri-kan | 2014-08-04 11:42 | | Comments(0)

「エマ」

森薫の漫画。

時はビクトリア朝。
主人公はメイドで、ガッチガチのイギリス階級社会が舞台。
メイドの生活ぶりと、階級社会のイヤミぶりがとことん味わえる良作です。

初め頃は、まさかこんな深刻なお話になるとは思っていませんでした。
のほほんとした青年坊っちゃんと、物静かだけど芯の強いメイドさんの、のほほんとしたあったかーい関係が、このままのほほんと描かれていくのかなーと思いきや、いやはや、なんともハードな展開に。

えげつないわー、エゲレス。
ギッチギチの階級制度は何百年と安定を保ってきた社会の賜物ではあるのだろうけど、一度過激な市民革命なりなんなりして壊してしまえば?とでも言いたくなるような、そんなえげつなさに満ち満ちています。

イギリス人がアメリカに行きたくなる気持ちがわかるし、パンクだなんだと破壊的な若者文化が起こったのもわかる。
若かりしデヴィッド・ボウイがイギリスを嫌ってアメリカに住んだのもわかる(笑)。
フランスと違い移民を移民として思いっきり区別して、同化させようとしないのもわかる。

とまあ、現代人から見たらイヤーな感じしかしない階級社会の、多分問題が表面化してきた頃のお話ですね。
主人公のお相手の坊っちゃんが爵位を持たない新興の家の跡継ぎということで、いろいろと価値観が入り乱れる時代のゴタゴタがたくさん描かれています。
坊っちゃん、もしかしたら一番難しい立場の階層の人だったかも。
だからこそ彼の意思や頑張り次第なわけで、彼に対して「ガンバレガンバレ」になってしまうわけです。

とはいえ、メイドさんには大変な今後だろうなあと思います。
もう少し時代が下れば、もしかしたら大戦とか始まれば、価値観もごちゃまぜになって、もうちょっと生きやすくなるかもしれないけど。
まあそんな一気の破壊なんて求めてちゃ命も危ないので、やっぱり徐々に変えていくしかないですね。
坊っちゃんのお父さんにはお父さんの苦労があったように、代替わりしながら徐々に変えていくしかない。
ちょっとずつでも変える努力をしていかないといけないんだろうなあと、先行き大変そうな主人公のラストを見て思った次第でありました。
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by teri-kan | 2014-08-01 10:16 | 漫画 | Comments(0)