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「天と地の守り人 新ヨゴ皇国編」その3

その2で書いたことの訂正も含めた再考察。
南の大陸の神官、呪術師、星読博士らのお告げについて。





感想
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by teri-kan | 2015-02-27 16:44 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

表現の自由の説明の疑問

守り人シリーズを楽しんでいる間に、世間ではいろいろなことがありました。
その中で一つ、ずっとモヤモヤしている件について、ちょっと吐き出しておきます。
ものすごく素人っぽい話ですが、シャルリエブドの反論について感じたことです。



例の風刺画の件で、怒ったイスラム教徒に対してシャルリエブド側が、「イスラム教だけでなくキリスト教も風刺している」と答えてたんだけど、これに違和感ありまくりなんですよね。
シャルリエブドのやったことは、例えて言うなら、「俺の親父はろくでなしのバカだ」と言ってたC君が、I君をつかまえて「お前の親父はバカだ」と侮辱したようなものです。
そりゃI君は怒りますよ。
でもそんなI君に対してC君は、「俺はお前の親父だけでなく自分の親父も侮辱している」って正当化したのです。
おいおいちょっと待ってよと、こちらとしては思わずにいられません。

自分の父親に対しては、育ててくれた過程で子供本人にしかわからない鬱屈も出てくるだろうし、親子ならではの言い争いも起こって当然だけど、他人の父親を外側だけ見て侮辱するなんてありえないです。
どれだけ侮辱に値すると思っていても、その父親を尊敬している子供がいるなら、彼らに対する配慮は必要でしょう。
父親と宗教を一緒にするなと言われるかもしれないけど、根っこの部分は似ているし、むしろそういった人間的感情を無視するから諍いが起きるんじゃないですかね。
人間の本性や本能的な感情を無視して机上の空論のような理想を語っているだけでは、対立は深まるばかりではないかと思います。

フランスが権威と権力に対抗して、戦いの末に手に入れた自由を重宝する気持ちはわかるのです。戦った自分達を誇りに思うのもわかる。
でも一日本人として先ほどの親父の例をとってみるなら、「そんなに厳しかったなんて大変だねえ。親父さんを殺さなきゃやってけなかったなんてどんだけ? うちのお父さんはユルくてヨカッター」くらいのものなのです。
I君にしてみれば、「俺は親父と上手くいってんだよ、親父の言うこと聞いてるのが俺には合ってんだよ」ってところでしょうか。
厳しいお父さんに抑えつけられて、自由が欲しいーっ!!って爆発したC君とは、育ってきた環境も家庭状況も何もかも違うのです。
その「何もかも違う人達がこの世にはいる」ってことが、このC君、もといシャルリエブド側の人達はわかってないんじゃないかということが、モヤモヤ感として残るんですよねえ。

日本人にとってもフランスで勝ち取った自由はありがたく、大変お世話になっているものなので、あまり批判めいたことは言いたくないし、むしろ言えない雰囲気すらあるようですが、もうちょっとその傲慢なところをどうにかしてもらえないかなあと、この件では思います。

ていうか、なんでこんなに極端なんだろうと思いますね、キリスト教圏の方々は。
さんざん抑圧されて、とても息苦しかったから、血を流して戦って自由を手に入れた。そうなるや自由を極端に謳歌して、なんでもかんでも自由、ちょっと反論したら自由の侵害!って叫んで、そうしてるうちにフランス式自由に「ちょっとおかしくないかな?」と思う人達が抑圧され息苦しいと感じ始める。
次はそういう人達が自由を批判するための自由を得るために血を流すのか?
どうにかならないものかって感じです。

新聞っていまや権力ですからね。
もうちょっと発信の仕方には配慮をするべきだと思います。
特に一面にデカデカと絵を載せたら見ない自由を行使できない。
あれは一度視界に入ってしまったらお終いですからね。

高圧的な宗教に苦しみ、人をたくさん殺して自由を手に入れた歴史以外の歴史を持つ民族がいることを、もうちょっと理解してもらいたいものです。
そういう人達をバカにすることもやめてもらって、その上で表現の自由を謳うなら、いくらかは対立が和らぐのではないかと思います。
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by teri-kan | 2015-02-25 12:01 | 事件・出来事 | Comments(0)

「天と地の守り人 新ヨゴ皇国編」その2

前回の感想の続き。
南の人の北の大陸への憧れと、チャグムの生命力についてです。




感想
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by teri-kan | 2015-02-23 14:03 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

「天と地の守り人 新ヨゴ皇国編」その1

上橋菜穂子著、新潮文庫。

守り人シリーズの最終章、三部作のうちの第三部。
バルサとチャグムの物語、いよいよ完結です。

以下は長い感想です。





感想
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by teri-kan | 2015-02-20 23:35 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

「天と地の守り人 カンバル王国編」

上橋菜穂子著、新潮文庫。

守り人シリーズ最終章の第二部。
北の大陸をタルシュから守るカギとなっているカンバル王国が舞台です。

以下はネタバレ上等の感想です。

感想
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by teri-kan | 2015-02-18 00:01 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

「天と地の守り人 ロタ王国編」

上橋菜穂子著、新潮文庫。

守り人シリーズの最終章、三部作のうちの第一部。
各国への工作活動を進めるタルシュ帝国、戦争準備にひた走る新ヨゴ皇国。
そしてスパイうごめくロタ王国。
時代の荒波に振り回される一人一人の人間の物語です。

以下はもうネタバレしかない感想です。





感想
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by teri-kan | 2015-02-16 00:01 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

「蒼路の旅人」

上橋菜穂子著、新潮文庫。

守り人シリーズの第五弾。
タルシュ帝国の脅威に晒される新ヨゴ皇国のために何をすべきか。
皇太子としてのチャグムの苦悩と決断が描かれています。

以下は感想と激励です。

感想と激励
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by teri-kan | 2015-02-12 09:57 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

「神の守り人」

上橋菜穂子著、新潮文庫。

守り人シリーズの第五弾。
恐るべき神の力に支配された過去を持つロタ王国が舞台のお話です。

以下は暗くて重い感想になります。

感想
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by teri-kan | 2015-02-09 11:48 | 本(上橋菜穂子) | Comments(2)

「虚空の旅人」

上橋菜穂子著、新潮文庫。

守り人シリーズの第四弾。
王家の在り方と自身の在り方に悩むチャグムのお話。
舞台は数多くの島々を領有する海洋国家サンガルです。

以下はそれなりのネタバレありの感想です。

感想
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by teri-kan | 2015-02-06 16:14 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

「夢の守り人」

上橋菜穂子著、新潮文庫。

守り人シリーズの第三弾。
タンダとトロガイの過去も明らかになる、呪術師が大活躍のお話です。

以下はネタバレがそこそこある感想です。

感想
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by teri-kan | 2015-02-04 11:22 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)