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「スラヴ行進曲」 変ロ短調 作品31 / チャイコフスキー

チャイコフスキーの演奏会用行進曲。
先日コンサートで聴いたこともあって、ちょっと感想等書いておきます。

実はCDで聴いてた時は曲の解説や背景など何も知らなくて、あの特徴的な異国風の旋律を「スラヴっていうよりアラビアっぽいな」と感じつつ聴いておりました。
アラビアっぽいというか、中央アジア寄りというか。
少なくともロシア!って感じじゃないなと。

スラヴ行進曲というタイトルだけど、なんとなくモスクの塔とかドームが思い浮かんできたんですよね。
まあロシアの聖ワシリイ大聖堂なんかのネギ坊主も思い起こさせたから、ロシアっぽいというのもちょっとは感じていたのでしょうが、とにかく「あの旋律=あの地域の聖堂の特徴的な屋根」というイメージだったのです。
ドーム、もしくはネギ坊主という。

で、コンサートのプログラムを開演前に読んでみたら、なんと異国情緒たっぷりのこの旋律はセルビア民謡だとのこと。
スラヴはスラヴでもセルビアかーっと、なんか妙に納得したのですが、まあセルビアの聖堂もドーム型といえばそうだし、ベオグラードの聖サワ大聖堂の写真とかを見ると、むしろロシアよりもイスラムっぽい屋根の形だし、無知の状態で聴いた割に印象はそこまで外れてなかったかなあという気がしないでもない。
でもさすがにセルビアは思いつかなかったですね。

この曲が作られた背景には、1876年にセルビア人キリスト教徒がオスマン帝国軍に多数殺害された事件があったということで、ロシアはスラヴの同胞としてセルビアに義勇軍を送ってもいたそうです。
汎スラヴ主義が唱えられていた時代ですね。
民族主義や愛国主義に満ちてた時代で、「スラヴ行進曲」のモスクワでの初演時には、ロシアの聴衆が大興奮で盛り上がったという話が残っています。
スラヴ人の歴史は複雑で困難が多く、いろいろ考えてると今の私達がこの曲に単純に熱狂していいのかどうかって感じもしますが、でも良い曲は良い曲です。
哀愁と力強さと、虐げられても立ち上がるたくましさと、そういったものが感じられます。

先日のロシア国立交響楽団の演奏は素晴らしく、「これがスラヴ魂なのか!」と感じることのできるものでした。
CD聴いて「アラビア風?」なんて言ってたのって何?ですよ。
CDの演奏が悪いというより、もっと真面目に聴けってことなんでしょうねえ。
ちゃんと「あの旋律はセルビア民謡」と知ってから聴いたのが大きかったですが、ホント、ロシア国立交響楽団の「スラヴ行進曲」は「スラヴー!」という曲でした。

セルビア民謡ということで、そういえばセルビアの音楽ってよく知らないなあと思い、セルビア人作曲家を検索してみたのですが、知らない人ばかりでした……。
日本で知られてる有名な曲ってないのかな?
何か一曲でも有名な曲があれば、一気にお近づきになれるんですけどね。
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by teri-kan | 2015-07-31 11:44 | 音楽 | Comments(0)

ロシア国立交響楽団

先日コンサートに行ってきました。
オールチャイコフスキーで、曲目は、

スラヴ行進曲Op.31
ピアノ協奏曲 第一番 変ロ長調 Op.23
交響曲 第六番 ロ短調 Op.74 “悲愴”

以上の3曲。

ヴァレリー・ポリャンスキーの指揮でオーケストラはロシア国立交響楽団。
ピアノは及川浩治です。



とっても素晴らしかったです。
1曲目の「スラヴ行進曲」が予想以上に良くて、「こんなにいい曲だったのか!」と曲を見直したくらいに良かったです。
CDじゃなく生演奏だったから、というより、ロシアのオケだから?
行進曲で勇ましいけど繊細で、とにかくCDで聴いてた印象をぐーんと良いものに引き上げてくれました。

全体的な感想なんですけど、弦の音が柔らかくて深みがあるんですね。
人肌を感じられる温もりと柔らかさというか、「悲愴」の第四楽章なんて、そんな音質であの深い悲しみを湛えた音を奏でられるのだから、もう胸にジーンときますよ。
「爆演型指揮者」と紹介されていたのでもっと爆発的な(?)演奏をされるのかなあと想像してたけど、実際はそんなことなくて、あの盛り上がる第三楽章もどちらかというと抑え目な印象でした。
こう、ジリジリくるというか、ためる感じが根気よく続いて、でも確実にジワジワきてて、ただ単に盛り上がるっていうんじゃなくて、しっかりと内面的な裏付けがあるって感じ。

いやー、ホント良かったですー。
感動しっぱなしでした。

やっぱり良いオーケストラと良い指揮者の良い演奏はいいなあ。
大都市だとこのレベルの演奏会が仕事帰りにも聴けるんだから、やっぱりこういう時は都会住みだよねえと、毎度のことながら思ってしまいますね。

いやねえ、ホント良かったんですよ。
こういうの聴くともっともっと聴きにいきたいと思っちゃいますよね。

ちなみにピアノ協奏曲は席が悪かったので感想が書けないです。
正面の最前列は……今回はしょうがなかったけど、次からは避けよう。
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by teri-kan | 2015-07-29 16:05 | 音楽 | Comments(0)

東京オリンピックのエンブレム

不評ですねえー。
わからないでもないけど、にしても不評の声が大きいですねえー。

NHKでライブ中継見てたんだけど、確かに出てきた瞬間は「え?」だった。
「やっちゃったな」と思った。
でもここ数大会のエンブレムの系統から外れているせいもあるかなと、先入観を失くしてじーっと見続けていたら、まあこれはこれでアリかと、それなりに思えるようになってきました。
こういうのって慣れもありますからね。
5年後の本番に受け入れられるデザインになっていれば問題ないわけで。

不評の一番の理由の真ん中の黒ですが、私は見た瞬間「漆で来たか」と思ったので、葬式だとか縁起が悪いだとか、そういう発想は浮かびませんでした。
既に長野オリンピックのメダルで体験済みというか、初めてあのメダルを見た時、「金色の栄光に黒が水を差してるみたいで全然よくない」と思ったのを思い出しましたね。
最初は全然受け付けなかったんですよねー、あのメダル。
あの黒は漆の黒で、日本の美の一つであったのですが。

黒はその特殊さゆえにいろいろな意味づけをされる色ですが、美しい色であることには変わりありません。
日本には美しい黒色のもの、たくさんありますしね。
黒を使うと決まったなら、そっちの良い方をイメージすればいいんじゃないかと思います。

というわけで、黒が漆とくれば、赤は朱、金と銀は金箔と銀箔ということで、このエンブレムに使用されてる色は日本の伝統工芸品の色と言うことができます。
ていうか、エンブレムを眺めながらそういう印象を勝手に受けました。
だからこそ近年のエンブレムのように自然や肉体をモチーフにしたものじゃない感が違和感として感じられるけど、こういう方向性もたまにはいいんじゃないでしょうか。
「T」の字もわかりやすいし、(パラリンピックのイコールは言われないとわからなかったけど)、真ん丸の赤色含め、「ザ・日本」ってデザインであることは確かだと思います。

前の東京大会のと比べるのはちょっと気の毒かなー。
あの力強さと説得力には何だってかなわないですよ。
招致活動に使われた桜のエンブレムは万人に好まれそうなデザインでしたけどね。
でもあれじゃちょっと芸に欠けたかな。
綺麗で可愛らしくて個人的には好きでしたけど。

うーん、やっぱり難しいですね。
なんだかんだで個人の好みだし。
5年後に日本人はもとより世界中の人に違和感なく受け入れてもらえるエンブレムになっていることを願いたいですね。
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by teri-kan | 2015-07-27 13:39 | スポーツ | Comments(0)

新スタジアム構想の宇品案

市民球場跡地と宇品の2か所で検討されていた広島のサッカースタジアムの建設地の件ですが、建設費用や敷地面積等の理由から宇品に決まりそうということになりました。
といっても交通事情の悪さからそれも怪しいのですが。

宇品、今でさえ渋滞が起こるのに、一体どういうつもりなんだろう。
それもあって港湾関係者は宇品建設に反対してると言うし、新たな道路整備が必要な場所にその費用を上げずに建設費の比較をするとか、やってることが片手落ちすぎるし、もうねえ、はなから建てる気ないんだなと結論づけるしかないんですよねえ。
僻地の山奥のスタジアムが僻地の海岸のスタジアムになるというだけで、現在全くさばききれていない交通手段の解決には無意味だし。
うちの地域からサッカー観戦に行くなら、跡地なら公共交通機関でOKだけど、宇品ならこれまで通り車だし、渋滞や駐車場で問題が起こるのは確実で、郊外や市外からの客のこと本気で考えてないだろうって感じ。
ホント、全然建てる気ないんだなあとしか思えないです。

跡地に建てるメリットや意義については以前にも書いたことがあるけど、スポーツをもっと文化として街に取り込んでいく発想とか出てこないものかなあ。
あ、スポーツ文化はカープがあるじゃんっていうのはナシで。
国際的にメジャーなのは圧倒的にサッカーだし、せっかく国内リーグで好成績を残してるクラブが広島にはあるのだから、それを生かさない手はないという話です。

まあ、今のままでは「まともなスタジアムすら持てない広島」という理由でいずれ降格の憂き目を見てしまうわけで、さすがにそうはならないように土壇場では頑張るかなあ。
なんといってもみっともないじゃないですか。
サッカー御三家と言われた広島が、スポーツ大国と自負してるであろう広島が、100万都市だの国際的な平和都市だの言ってる広島が、東京や大阪といった大都市でない都市にも建ってる専用スタジアムすら造れなくて、渋滞で試合に間に合わなくて途中で引き返す人が出てる状況をほったらかしてるなんて、どこからどう見てもみっともないじゃないですか。
「さすがにこれは恥ずかしい」とどこかで思ってもらえないか、それだけがもう今となっては望みですよ。

思えば広島って最初は金がかかるからって理由でJリーグに参加するつもりもなかったんですよね。
広島というかマツダだけど。
広島が参加しないなんておかしいだろとサッカー関係者や市民から声があがって、結局オリジナル10の一員になることができたけど、金にならないから、あるいは金がかかるからといった理由でスポーツ文化をないがしろにするということ、実は結構広島の企業や自治体は昔からやってる。
両親の記憶によるとカープもそうだったらしいんですよね。
やっぱりこれも市民が「プロ野球が出来るというのに野球王国の広島にチームがないなんておかしいじゃないか」という空気を作って、で、結局球団を作ることになりましたという。

なんかねえ、ホントこういうのに感性がないお国柄というか土地柄というか、残念な所なんですよねえ。
やってみれば現場は実力主義というか、きちんと結果を出せる優秀な人達なのですが、その分行政や経済界の残念さにガックリきます。

まあ、市民の意向を無視して行政主導でやるよりはマシなんですけどね。
だから意向を汲んで意味のない跡地公園化はやめてくれってことにもなるんだけど。
(あんなところにまた公園作ってどうするつもりなんだろうか……。)



とまあ、愚痴のオンパレードになりましたが、先行きの暗いスタジアム構想に気分がくさくさしているというお話でした。
もうね、「今のままではみっともないですよー、恥ずかしいですよー、バカにされますよー」という呪文を県と市と商工会にかけ続けるしかないような気が(笑)。

ホント、目も当てられないような無様なことにだけはならないように、本腰入れてもらいたいものです。
今の状況は既にみっともないんだよ。
その自覚を持ってもらいたいです。




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by teri-kan | 2015-07-24 16:06 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

シー・シー・ペニストン

先日の「笑う洋楽展」のテーマは「若いのに落ち着いてる」だったのですが、カレン・カーペンターといった「なるほど」という人とか、全然知らない古い男の人などに交じって、CeCeペニストンという黒人の女性ヴォーカリストが紹介されました。

落ち着いてるというより、みうらじゅんと安齋さんのコメントにあったように、ただ単に老け顔というだけの方で、ライブ映像も特筆すべきものはなく、トークは終始低調だったのですが、二人の声の向こうにうっすら聞こえる彼女の歌にびっくり仰天。

これは映画「プリシラ」の曲じゃないか!
なつかしー!

「プリシラ」は随分昔にこのブログでも書いたことがあります。
去年流行った「ありの~ままの~」を思い起こさせるような感想を書いていますが、当時と比べてゲイを含めたセクシャルマイノリティの方々の地位は随分と向上した印象があります。
1994年の映画ですからねえ、古い作品ですよね。
でも使用されてた音楽はとても良かったんです。

このCeCeペニストンの「ファイナリー」は、確か劇中で使われた楽曲の中では最も今風な曲だった記憶があります。
今風といっても1994年風ってことだけど。
だから印象に残ってますね。
懐かしの名曲だったグロリア・ゲイナーやヴィレッジ・ピープルとは違って、この曲だけは94年の雰囲気でした。

当時結構お気に入りで、これもあってサントラを購入したのだけど、歌ってる人のことは全然知らなくて、今回この番組で初めて名前とお顔を知ることができました。
確かにみうらじゅんじゃないけれど、年齢を重ねた今の方が若々しく見えて華やかでいい感じかな。
当時の映像は、うーん、シンプルな装いもイマイチだったかも。
映画みたいに華やかな方が良かったかなあ。

ちなみにこの番組、5曲紹介された中から最もテーマに合致していた1曲を最後にもう一度流すのだけど、映像のあまりのインパクトのなさもあって、今回はこのCeCeペニストンの「ファイナリー」が選ばれました。
いかがなものかという選考理由だけど、おかげでトークに邪魔されず曲を聴けたので、それはまあ良かったかな。
いかにも当時って感じの曲で、個人的には嬉しい懐かしさ。
90年代ももう十分クラシックなんだなあと、そんなことを思いました。
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by teri-kan | 2015-07-22 11:46 | 音楽 | Comments(0)

「トムとジェリー」のオーケストラ版

今やってるNHK-BSの「プレミアムシアター」で「トムとジェリー」の演奏があったんだけど、楽しかったですねー。
幼少期から耳に馴染んだメロディーが次々現れて、それに合わせて名場面が次々に脳裏に浮かんで、楽しいことこの上ない演奏でした。

お客さんもノリノリ。
トムとジェリーのケンカのドタバタ音もちゃんと鳴ってるし、犬の鳴き声まで再現されて、会場大ウケ。
私も笑った。
こんな楽しい演奏会っていいなあ。

初めて「トムとジェリー」のオーケストラを聴いたけど、これって日本でも演奏されてるのかな?
これはお子様にも、子供時代に「トムとジェリー」を楽しんできた大人にも良い楽曲です。
普通に演奏されていてほしいな。

お、「インディ・ジョーンズ」が始まった。
サイモン・ラトルの言うように、映画音楽を集めてジョン・ウィリアムズをやらないのはありえないですね。

にしても、とても豪華なコンサートです。
オーケストラはベルリン・フィル、指揮はラトル。
さっきはグリーグのピアノ協奏曲をランランが弾いてました。
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by teri-kan | 2015-07-20 02:01 | 音楽 | Comments(0)

台風一過、なぜか寒い

うちの地域は台風11号の西側だったため、思ったより被害が少なくてすみました。
台風の中心から遠くても雨が酷いところは大変な状況で、早く通り抜けてくれないかって感じですけど、遅いですね、この台風。
今現在で15km/h。
なんなのこれ。
ホント遅すぎ。

で、なぜか寒いのです。
風がそよそよと吹いてるんだけど、その風が冷たい。
鳥肌立ちそうなくらい。
台風が過ぎた後って暑くなるんじゃなかったっけ?
それともまだ曇り空だし、全然過ぎてないってことでしょうか。
最近ずっと暑かったから涼しいのは歓迎だけど、ちょっとこれは気味の悪い涼しさです……。
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by teri-kan | 2015-07-17 15:04 | その他 | Comments(0)

「精霊の守り人」実写ドラマのキャスト

NHK放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」。
主人公バルサは綾瀬はるかと昨夏明らかにされていましたが、この度チャグム他主要登場人物のキャストが発表されました。

・チャグム:小林颯
・タンダ:東出昌大
・二ノ妃:木村文乃
・シュガ:林遣都
・ガカイ:吹越満
・モン:神尾佑
・ジン:松田悟志
・バルサ(少女期):清原果耶
・ジグロ:吉川晃司
・トロガイ:高島礼子
・聖導師:平幹二朗
・帝:藤原竜也

まず目につくのは、タンダ役の東出昌大。
NHKの東出押しはなんなんですかね。
久坂玄瑞よりは役柄的に向いてると思いますが、大河ドラマの久坂はつまらなかったので期待度ダダ下がり。
ここがとりあえず今のところの不安点かなあ。

美人過ぎるトロガイとか「お?」と思うところあり、ガカイは面白そうだなとかジグロはこう来たかーとか「なるほど」と思うところあり、名前を眺めていると楽しみな気持ちがむくむくとわいてきます。
個人的には帝役の藤原竜也に期待。
帝は非情な権力者でありながら、無菌室で育てられたような純粋培養の結晶のようなお人ですから、そういった帝をどう表現するのか(特に終盤)、藤原竜也は今から楽しみです。

で、このドラマの一番の問題は、綾瀬はるかがどこまで実戦で鍛え上げられた女用心棒になれるかということなんですが、まあ今時ですからねえ、戦闘シーンは映像技術がうまいこと処理してくれるから問題ないんでしょうね。
綾瀬はるかで大丈夫か?みたいな声は前からあがったりしてたけど、今時の日本女優でアクションができる人ってそもそもいるのかな?
こういう話になったら思いつくのって志穂美悦子くらいなんだけど(古くてすみません)、あれくらい動ける人だったら百戦錬磨のバルサでも演じられるかなあ。志穂美悦子はたたずまいからして肉体派って感じだったし。
バルサってそんじょそこらの男どころか訓練されたプロの男にだって勝てる強者ですからね。
綾瀬はるか、上手く化けてくれたらいいなあ……。



ドラマは2016年の3月にシーズン1としてまずは4回放送。
第二部は17年に9回、第三部は18年に9回。
全22回になるそうです。
原作をどこまで細かくドラマにするのかわかりませんが、登場人物はたくさんになること必至。
是非上手くて良い俳優さんが参加してくれますように。
タンダもどうか良いタンダになりますように。
NHKだって気合とお金はかけるはず。
せっかくの良い物語なのだから、頑張ってもらいたいものです。
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by teri-kan | 2015-07-15 11:40 | ドラマ | Comments(10)

ジョコビッチ強いねえ

ウィンブルドンはジョコビッチが連覇。
フェデラーの8度目の優勝はまたしてもなりませんでした。

まあ33歳で2年連続準優勝ってのもすごすぎなんだけど、私は断然フェデラー応援なので、優勝できなかったのが残念でしょうがないです。

マレーには完勝だったんですけどねえ。
ジョコビッチはホント強いなー。

勝とうと思うなら、全仏のバブリンカのように試合中ずっと冴えわたったプレーをするしかないんだろうなあ。
あの時のバブリンカは素晴らしかったけど、あれを常時ジョコビッチ相手に出来るかとなると、それは難しいのかな。
全盛期フェデラーもそうだけど、こういうずば抜けた人の全盛期ってホント穴がないというか、強さが安定しまくってますよね。
ジョコビッチ、ホント強すぎて参ります……。

今年はアレだったけど、来年は全仏取って生涯グランドスラム達成するんでしょうねえ。
いやあ、どこまでこの強さ続くんだろう。
個人的にはもう一度(と言わず二度でも三度でも)フェデラーの四大大会優勝の姿を見てみたいのだけど、ジョコビッチが強すぎて無理な希望になってるような気がしてしょうがないです……。
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by teri-kan | 2015-07-13 14:07 | スポーツ | Comments(0)

ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品102 / ショスタコーヴィチ

とても面白い曲です。
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲は1番もそこそこ明るいけど、2番はもっと明るい。
屈折感がなく、ショスタコーヴィチにしては素直。
とにかく楽しいです。

特に第一楽章がそうなんだけど、飽きることのないアミューズメントパークのような曲です。
最初はすごく可愛いんですよね。主題はシンプルで結構勇ましいんだけど、音がチョー可愛いので、少年(ていうか幼児)の冒険って感じで。
で、ちょっと憂いがかったり不安ぽかったりするところも出てくるんだけど、急に元気良くなって、そのうちカッコよくもなってきて、にわかにサスペンス映画風味(笑)もやってきて、何この素敵音楽!と悶えていると、息つく暇なく大波がゴゴゴゴゴゴゴと押し寄せてきて、ドーンと帝国キターッ!!となる(笑)。
それが過ぎるとまた軽快で陽気なパート。
もうとことん軽快。フットワーク軽すぎ。
冒頭の主題が軽やかに鳴りまくる。
もうウキウキワクワク。
ショスタコーヴィチなのに。
で、そのまま軽い足取りでキラキラとフィニッシュ、ドン!

……と、なんとも楽しい第一楽章です。
第二楽章は普通に美しいアンダンテの曲だけど、第三楽章もやっぱり楽しくて、ハノンがバリバリ疾走してて、全体的に「なんでこんなに前向きで楽しげなんだろう」という曲です。

で、よく見てみたら、このピアノ協奏曲第2番は息子マキシムのために書かれ、彼に献呈されたとのこと。
1957年だからスターリンの死から4年後、ショスタコーヴィチ51歳、マクシム19歳。
独り立ちを控えた、未来ある息子のための曲だと思えば、なるほど納得の楽曲です。

父の愛なんですね、この曲は。
息子の誕生を喜び、成長を見守り、前途を祝福する曲。
第一楽章のめくるめくアミューズメントパークもこれだと納得です。
人生という名の冒険に乗り出した息子がテーマなんですね。
第一楽章に通して現れる「冒険の主題」(勝手に命名)は息子君の成長具合を表現していて、序盤はまだおぼつかない少年の冒険、中盤は気合とヤル気の青年の冒険、終盤は肩の力の下りたリラックスした大人の冒険ってことで、息子君への愛全開の曲と言っていいのでしょう。

もう「僕の息子」って副題をつけてしまえばいいんじゃないかなー。
愛が強すぎて苦笑するしかない。
でもだからこそ世のお父さん方はこの曲を自分の息子に贈ったらいいかもしれない。
息子君に幸あれ!
この曲はそんな微笑ましくも希望に満ちた曲です。

ショスタコーヴィチのこういう一面はいいですね。
もともと彼の「革命がー、圧政がー」という曲は好きなんだけど、こういうリラックスしたのもいい。
聴いてるとクセになります。
どのくらい有名な曲なのかわからないけど、とてもオススメです。




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by teri-kan | 2015-07-10 08:40 | 音楽 | Comments(6)