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SP 106.33 + FS 216.07 = Total 322.40

キミは凄いよ羽生くん!!

少々遅れましたが、NHK杯の羽生の300点越え。
すごかったですねえ。
この子どこまで行くんだろと、空恐ろしいものを感じました。
とんでもないもの見ちゃったですよ。
演技中から言葉を失って、インタビューが終わるまでボーッとテレビに目を向けてるだけだった気がします。

「4回転って実はチョー簡単なんちゃう?」なんて思ってしまいそうなほど、ジャンプに入る前もランディングも流麗で力みがなく、文句のつけようがありませんでした。
着氷が綺麗だから無駄な体力を使わず最後までスタミナが持つという解説には納得。
後半にとんでもないジャンプを組み込んだプログラムでしたが、終盤ヘロヘロになっていたかつての羽生はもういません。
最後の最後まで背筋も手足も伸びた力強い清明でした。

実は終始印象的だったのが背筋の良さで、脳天を通って天から背骨を引っ張り上げてるがごとくに芯がしっかりしてるなあと、見ていて感じました。
腰の入り方が良いというか。
ジャンプの調子の良さはそのせいなのかな?と考えたのですが、そうではなくて、これは野村萬斎の清明のイメージなんですね。
萬斎は姿勢がスッとしてて動きが美しいけど、羽生のフリーの演技の基本もそこなのかなあと。
フリーが映画の「陰陽師」になったと知った時、ただ単に「へー、次は和風かあ」と思っただけだったけど、羽生のスケートに対する姿勢は求道者みたいなもんだし、この萬斎の清明のコンセプトは実は彼にピッタリ合ってたんだなと、演技を見ていて思いました。

もっとこなれていけば、これはますます良いプログラムになるのかも。
世界最高点を更新するのはなかなか難しいでしょうが、ステップや細部の表現にもっと磨きをかければ、もっと見ごたえのあるものになるのかもしれません。
って、既にもう見ごたえ十分なんですけどね。
322.40ですよ322.40。
ウソみたいな数字です。
まるで未来から来たフィギュアスケーター。
去年怪我や病気があってあれだけやれたんだから、元気ならどれだけ出来るかってだけの話ではあるんだけど、それにしてもすごすぎる。
あんな可愛い顔してお化けみたいな選手です。
メンタルほんとにハンパない。



NHK杯のフリーを見るまではサッカーのチャンピオンシップ準決勝について書こうと思ってたんだけど、世界最高得点を出しちゃいましたからね、羽生を書かないわけにはいきません。
チャンピオンシップもすごかったんですけどね……恐ろしくて残酷で。
この週末はスポーツがいろいろあって、なんか忙しかったですね。
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by teri-kan | 2015-11-30 11:54 | スポーツ | Comments(0)

「骨が語る日本人の歴史」

片山一道著、ちくま新書。

縄文人、弥生人を中心に、石器時代から現代までの日本人の骨格の変遷を語る本。
実際に出土されてる骨についての研究なので、とにかく科学的。
スッキリとした読後感です。

とにかく、ほとんど知らなかったことばかりで、目を開かされるような心地でした。
日本の土壌は骨の保持に適してないこと、その中で縄文時代の人骨がそれなりに残っている理由、弥生時代の人骨が限られた場所からしかまとまって出土していない事実、そのせいで一般的に弥生顔と言われている顔が大きく誤解されていること、等々、初めて知ることばかりでした。

縄文人の風貌は、いやー、これぞ日本人のベースと言われても、特徴的過ぎてなんとも言えません。
抜歯の風習には驚きましたが、確かに縄文人の顔面をこの本に書かれている通りに想像したら、とんでもなく異形に思えます。
他に驚いたのは弥生時代の人骨の発掘量の少なさ。
限られた特殊な地域から出土した骨だけを見て「弥生顔」と呼ぶのは間違いだと、日本全国で見たらむしろ縄文人っぽい方が多く出てるとか、面白かったですね。
日本人の極端な身長の低さ、階層による顔つきや骨格の違い等、「へえええ~」な事実がてんこ盛りで、これは日本人皆が持つべき知識なのではなかろうかと、読みながら思いましたです。

で、著者もどちらかというと、その知識をどう日本人へ教えるのかということを訴えたかったようで、実はこの本は大きく二つに分けて書かれてあるのですが、純粋な骨の変遷については前半のⅠ、後半のⅡではその骨の事実を基に日本の歴史教育や歴史観に意見するという内容になっています。

これが興味深かったですね。
古代と中世の区切り方とか、関東史観、司馬史観への批判とか。
それと、教科書の縄文時代の記述量が少なすぎるということ。
縄文時代に日本人の日本人たる所以が出来上がったというのに、肝心の縄文時代についてまともに教えられてないから、日本人は自分達のことがわからないのだって話。
だからいつまでも日本人の自分達探しが行われるのだと。
自然を愛でる性質、海大好きの性質、現在日本人らしいと言われているもののベースは縄文時代にあるのだから、もっと授業でそれを学ぶべきだという主張。

いやもうそれは大賛成。
いつまでたっても「日本人とは何なのか」的なテーマでウロウロしてるのもなんだし、硬直化した歴史観から一歩踏み出せたらいいなと私も思います。

その歴史の見方を変えてくれるのに人骨という事実はとても有益そう。
この本の話を学校の授業で聞いたら、きっと面白いだろうなあ。
テレビでいいので骨の特集やってくれたらいいんじゃないかと、ちょっと思いました。
本書の文章を読む限り雄弁そうな先生とお見受けするので、こんな感じで解説してくれたら、きっと皆楽しく聞けるんじゃないかなあ。




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by teri-kan | 2015-11-27 09:17 | | Comments(0)

74点は歴代最多勝ち点らしい

サッカーJ1のリーグ戦が終了しました。
セカンドステージ優勝は広島、年間勝ち点1位も広島。
その年間1位の内容は素晴らしいもので、総得点73は全チーム中トップ、失点30もトップの少なさ。
勝ち点74に至っては延長戦廃止後の11年間で歴代最多ということで、全く文句のつけようがない。

これで年間王者ではないというのだから、なんだかなあな気分ですが、もともと金儲け&新規ファン獲得のために無理して作ったレギュレーション。
どこかで歪みが出ることは開幕前から決まっていました。
歴代最多勝ち点なのに王者と呼ばれない可能性もあるということで、広島側としてはやりきれませんが、だからこそ74の意味は深いとも言える。
最終節まで勝ち点は正直気にしてませんでしたが、これはもしかしたら後々まで残る記録になるかもしれないし、サッカーにおけるリーグ戦の意義について、ちょっと考えざるをえないですね。

これからが本当の戦い、チャンピオンシップに勝った方こそ真の王者、という言われ方がされてるようですが、リーグ戦で積み重ねてきた勝ち点をどう捉えるのか、J側には今一度考えてもらいたいものです。
通常のリーグ戦がチャンピオンシップの予選リーグ化してしまうようでは、スポンサーやライト層はいいとしても、サッカーファンの支持は今後も得られないでしょう。
いつまでも今のままでいくとは思いませんが、肝心のサッカーファンを納得させられる方式に早く改善してもらいたいものです。

年間1位だから一発勝負にも勝てる、とはならないのがサッカーの恐ろしいところですからね。
残念ながら広島はカップ戦に弱く、チャンピオンシップは正直言ってあまり期待できないのです。
天皇杯などとは違い移動距離や日程で不利になることがないので、そこの部分で一縷の望みは持っているのですが、タフなゲームになることは変わりない。
せめて第三者から見て面白い試合になってくれればと思います。
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by teri-kan | 2015-11-24 14:39 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

ATPツアーファイナル、錦織VSフェデラー

惜しかったーーーー!

スコアは5-7、6-4、4-6。
あと一歩だったんだけど、その一歩が大きい。
フェデラー、崩れきれなかったな。

負けたから満足しちゃいけないんだけど、久々に良いプレーをしたので、気分は悪くないと思います。
来年に希望を持てた敗退と言ってよいのでは。
全米オープン以来イマイチな感じが続いていたし、ツアーファイナル出れたのはいいけど大丈夫かいね?と思っていたので、この試合内容には盛り上がったと同時に安心しました。
ジョコビッチ戦は打ちのめされただけだったですもんねえ。
1勝はしたし、フェデラー相手に良いプレーしたし、精神的に良い状態でお休みに入れそうで良かったです

にしても、第二セットはすごかったなあ。
このままもうダメかと思っていたところからの大逆襲。
ワクワクのウキウキな展開で、これよこれこれ!な錦織が見れた。
フェデラーと錦織の試合は本当に面白くて好きなんだけど、こういう試合をこれからも見れたらいいなあ。
で、錦織が勝つ。
来年はこれでよろしくです。



2015年の錦織は後半失速した感がどうしても否めないけど、ツアーファイナルに出れてるんだからやっぱりすごいんですよね。
去年はいよいよ世代交代かと言われるほど錦織世代が躍進したけど、今年はいつもの御四方が盤石の強さを発揮していて、まだマレーはこの時点では準決勝進出確定してないけど、マレーじゃなければバブリンカだし、どうやらビッグ4、その次にバブリンカといった構造は結局動いてないようです。

ビッグ4の方々は皆さん今年更に進化してらっしゃいますもんねえ。
終わりかと思われたナダルも復活してるし。
彼ら以上の進化を見せなければ錦織もその他の若い選手も彼らに追い付くことはできないわけで、追いつくのはもちろん抜くとかどうとか、本当に本当に難しそうです。

なんなんですかねえ、あの人達。
今のジョコビッチはバケモンだし、あの歳であれだけやってるフェデラーもバケモンだし、ナダルもこの調子でいけばバケモンに戻るんだろうし、ううーん、恐ろしい。

まだまだ彼らの時代が続くのかなあ
なんとか牙城を崩したいものです。
ていうか、ジョコビッチだよジョコビッチ。
来年も圧倒されたらつまらないので、皆頑張って下さい。
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by teri-kan | 2015-11-20 12:12 | スポーツ | Comments(0)

楽しそうなカンボジア、お怒りのハリルホジッチ

国民のサッカー熱が急上昇らしいカンボジア。
日本代表とのW杯二次予選のスタジアムは大入満員で、熱心でにぎやか、とにかく楽しそう。
熱い応援に背中を押されてカンボジア選手も頑張る頑張る。
最後まで集中を切らさず、良いプレーを見せていました。
結構カウンターの決定機、作ってましたからねえ。
若い選手が多いようだし、これからカンボジアサッカーはどんどん強くなることでしょう。

んで、日本代表。
8人もの先発メンバーを入れ替えて臨んだ試合は、一応2-0で勝利。
でもハリル御立腹の通り、内容はボロボロ。
理由の一つに8人入れ替えた弊害があったのは確かで、でもカンボジアが8人入れ替えても勝てる相手だったのは確か。
試合でできるだけ多くの選手を試したかっただろうし、これは勝ったからよしとするしかありません。
2-0で勝っても10-0で勝っても、勝ち点は同じ3点。
「代表が集まれる時間はわずかだが新戦力の発掘は至上命題」であるならば、ハリルの選択はそう非難されるものではないでしょう。

ただ、監督もそうだったと思うけど、もっとやれると思ってた、自分も。
相手のレベルが上がればこの試合以上の困難さに直面するわけで、カンボジア相手にさえ打開点を見つけられないというのなら、どうすればいいのさーの世界にもなろうというもの。
山口蛍と遠藤航じゃ展開はできないって言われてもね、イランや韓国相手にやれって言ってるわけじゃないんだし、もっとどうにかできたんじゃないの?と思ってしまう。
素人の戯言だけどね!
でもそれくらい失望させられたんですよ。

でも全然無駄な試合というわけではありませんでした。
使える選手を見つけるという意味では失敗のミッションだったけど、選手個人の弱点を理解するという意味では、これ以上ない成果をあげたのではないかな。
槙野のCBは恐ろしすぎる。
吉田のスピードのなさは致命的。大ポカの癖も治る気配なし。
困難な試合になればなるほど宇佐美は空気。
原口のエゴイズムはどうしても好きになれない。個人的には乾より気に入らない。
PKを外すなんて岡崎も最悪すぎた。
そもそも皆ちょっとピッチが違っただけでいろいろと通用しないヘナチョコだった。

うーん、問題点ばかりがつらつらと出る~。
イキイキと欠点を語る飲み屋のオヤジみたいになってしまう~。

本田がいても点取れない時は取れないんだけど、いなけりゃ取れそうな気配さえないというのが致命的ですよねえ。
なんだかんだでやってくれるんですよ、本田。
今は遠藤の代わりで四苦八苦してるけど、4年後は本田の代わりで四苦八苦かなあ。
今だって怪我でもすれば頼ることはできなくなるんだし、もうちょっと他の選手も頑張ってくれないかなあ。

FW選びはホント難儀だ。
CBも誰も頼りにならない。
ハリルの頭は痛いだろうな。
こっちも痛い。
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by teri-kan | 2015-11-18 14:10 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

ロシア陸上のドーピング

今時こんなことやってんのか、と驚いたロシアの組織ぐるみのドーピング問題。
どこの共産国家だよって感じですが、残念ながらロシア人ってやっぱりそういう性質なのかな。
そういうのに親和性のある国民性というか。

続き
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by teri-kan | 2015-11-16 12:24 | スポーツ | Comments(0)

シンガポールに必死

ホームでドローだったシンガポールにアウェーで3-0勝利。
サッカーのW杯アジア二次予選はいろいろ問題を抱えつつも、とりあえず順位的には順調にきています。

シンガポールのキーパーはやはり良いキーパーでしたね。
素人目線でもポジショニングの良さと反応の良さがわかります。
日本もあのキーパーでなければもうちょっと点が取れてたかな。
でもそれでも昨日の内容なら3点以上取ってないといけない。
3-0は物足りないし、反省すべきは日本の方だと思います。

暑さを考慮に入れても後半はつまらなかったですよねえ。
3点目が取れなきゃ大失敗だ、と思ってたら、取ったのはなんと吉田(苦笑)。
取れないよりいいんだけど、正直ビミョー(笑)。
前線の選手の結果が欲しかったですね。

金崎は鹿島での好調ぶりがそのまま試合に出てました。
大分を出て名古屋、海外と渡ってきてここまで、パッとしない時期が長かったですが、やっと開花したってところでしょうか。
ていうか、何気にこの試合は元大分トリニータ組がたくさんいるんですよね。
西川、金崎、清武、森重。
現在の大分を思うと大分サポーターは複雑でしょうがないだろうと思いますが、代表クラスの人材を輩出できる土壌はあるとシンガポール戦で確信を持って、地に足ついたクラブ運営をしてもらいたいと思います。

いやホント、あの頃の大分は強くて当然だったのだなと、改めてメンバーを見て思いましたよ。
当時の大分は夢がありましたよね。
地方クラブの夢が。

で、日本代表。
アジアで格下と戦う時は自在にパスを散らせる選手が必須だなと、柏木を見ていて痛感しましたが、こういうのって柴崎も出来るんじゃないかと思ってたけど、どうなんでしょう。
ハリルジャパンの風通しの良さは歓迎すべきものですが、今後どのようなメンバーでどのような戦術で戦っていくのか、ますます予想がつかなくなりそうです。
アジアの格下と戦う時、同等以上の相手と戦う時、世界の強豪と戦う時、それぞれで戦い方を柔軟に変えないといけないと思うけど、それってホントに難しそう。
それをしなきゃダメだとブラジルW杯で思い知らされたけど、言うは易しだわ。
実行して結果を出すのは大変だ。

ハリルの仕事は、おそらくこれまでの代表監督のものとは全く違うものになるし、難しいものになる。
ザックは失敗しちゃいましたしね、二種類の戦い方の習得。
選手や協会にイライラすることもあるだろうけど、なんとかハリルには頑張ってもらいたいなあ。
選手にはいろいろ言いたいことこっちも多いし、キレずに頑張ってもらいたい。

もうね、クロスの精度どうにかしてよって感じ。
こんなに下手だったっけ?と毎回思ってるの、とても悲しいです。
あれはどうしたらいいんでしょうねえ。
もうウッチーを待つしかないのでしょうかねえ。
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by teri-kan | 2015-11-13 11:36 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052 / バッハ

モーツァルトより難物かもしれないけど、ここまできたらバッハも行ってしまえ。
というわけで、バッハのピアノ協奏曲も書いてみました。
本来はチェンバロ協奏曲ですが、ピアノ協奏曲として素晴らしいので別によいでしょう。
「のだめカンタービレ」の千秋先輩も作中で弾き振りしている有名な曲です。

第一楽章から第三楽章まで1曲のまとまりとして良いですね。
第一楽章は、聴いてると自分の呼吸や心拍を意識させられて、自然と自分自身と向き合う形になります。
呼吸を意識させられるからか、ちょっと胸が苦しいです。
逃れられないというか、切迫感が苦しい。
でも時々救い、というか解放はある。
なんとも豊かな曲です。
聴いてるとクセになる。
やはりバッハは偉大なんだと思います。

マンガの話で恐縮なのですが、そういった自分自身と向き合う感が、この曲と千秋先輩は合っていました。
第三楽章とか、先輩がこれを弾いてたらさぞかしカッコよかっただろうと思わずにはいられなくて、マンガでああいう意味で使われる曲がこれだったというのは、とても合っていたし良かったと思います。

のだめを象徴するのはラヴェルのピアノ協奏曲なんだよね。
千秋先輩のピアノ協奏曲はバッハ。
ラヴェルな彼女とバッハな彼氏……。
音楽マンガってやっぱりいいですね。

バッハの1曲を取り上げて、集中して繰り返し聴いたのは初めてだったのですが、ここまで自分の内に入っていきながらある種の解放感を得られるというのは、ちょっとすごいなあと。
のんべんだらりと聴いてるだけじゃもったいないんですねえ。
のんべんだらりと聴いてもバッハは普通に良い曲ですけどね。
でもそんな簡単なもんじゃなかったな。

バッハの傑作はむしろ他にあるし、本気で真面目に聴き込んだら大変なことになりそうですね。
やはりクラシック音楽史に燦然と輝く巨星なのでしょう。
「音楽の父」という呼び方も正しいのだと思います。
(ドイツ本国ではそういう呼ばれ方はされてないみたいですけどね。)
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by teri-kan | 2015-11-11 11:44 | 音楽 | Comments(0)

かよわい旦那様とお妾さん

先週の「あさが来た」はいろいろ見所満載でした。(毎週満載だけど。)
なんといっても「ふらふらしてるかよわい旦那様が好きなんだす!」のセリフが素晴らしい。
親同士の決めた結婚だけど、あさにとって新次郎さんは初恋の人ですからねえ。
かよわくても旦那様が一番なんですよね。

そんなかよわい旦那様も見所満載で、あさが九州へ行ってしまうことに心底寂しそうにしてるのが印象的でした。
が、それ以上に「おおっ」と思ったのが生脚チラリズム。
和装の男性の生脚が妙に生生しく見えるのはなんなんですかね(笑)。
いや、皆が皆ってわけでもないんだけど、映画「源氏物語 千年の謎」の東山紀之や大河ドラマ「平清盛」の山本耕史とか、ある種のおみ足チラリのシーンは結構強烈なのです。
一応共通点はあって、二人ともバリバリ和装のお貴族様だったこと。
新次郎さんも肉体派とは無縁の豪商のぼんだし、そういうお方の意外なチラリが良いのかな。
後は年齢か。
皆さん男盛りの方々なので、二十代の若者のとはちょっと違いますよねえ。
まあ若者は若者でいいんですけどね。

って、脚の話じゃなくて、先週の肝はお妾さんです。
お妾さんの扱いは、今のドラマでは難しいだろうなあということ。
現代の価値観に合わないからどうしても姑が妾をすすめて悪役になってしまうのですが、そこは和気あいあいの加野屋、姑が今目線で見てただのイケズになってしまっては台無しです。
そこで要求されるのが妾をすすめるけど悪気のない天然なお姑さん像で、風吹ジュンはそれを可愛らしく演じてるんですよ。
現代と当時の常識の差をきちんと埋めていると思います。
ナレーションでも説明が入ってましたが、当時は本当に普通のことでしたからね。

家の感覚がホントに今と昔では違います。
私の知ってるお家でも、先代はお妾さんの息子だった家がありますし、迎えたお嫁さんもお妾さんのお子さんだったとか、古くから商いやってる家はそんなものだと思います。
女性が結婚することを永久就職なんて言い方を以前はしていたけれど、ホントに家って昔は会社でした。
商家なら商家、農家なら農家、生きていくためにその事業体をつぶさないことが何より大事で、だから時に妾腹の子とか養子とかが必要になる。
家を存続させるために出来の悪い実子より養子を後継者にするなんて話になると、それこそ大事なのは血統よりも家という事業体だってことになるわけで、昔のお家がドラマなんかに出る時はそこら辺を考慮に入れないと、登場人物が変な人になりかねません。

夫婦の愛を脇に追いやってる家の制度は今見ると悪いことのように思えるけど、でもこのおかげで伝統芸能や古典文化が千年たっても今に伝わってるというのはあって、職人が大事にされてるというのも、そういうのがベースにあるからだと思います。
老舗企業の数の多さも日本は図抜けてますが、そういったことをよしと思うなら、そして日本の伝統文化を誇らしく思うなら、家という制度を時代に合わないから完全になくしてしまえという風には行ってほしくないかな。
もちろん昔のままでもダメだから変化は柔軟に。
難しいことだけど、蛇の脱皮みたいに変われたらいいなあと思いますね。
田舎の土地の空白を見てると変わりつつあることは痛いほど感じるけど、上手い具合に変われるかどうかは厳しいと思うので。

というわけで、必要なのは多分「あさが来た」にも出てくる「柔らかい力」。
別に女の人だけじゃなくて、男の人の柔らかい力でもいいと思うんだよね。
かよわい旦那様の力は柔らかそうだし。
玉木の新次郎さんはホントにいろいろと見せどころだと思います。
変わる時代になぜかピッタリとはまる、良い力を発揮する旦那様になってもらいたいな。
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by teri-kan | 2015-11-09 11:53 | 朝ドラ | Comments(0)

時代の変わり目で生きるのはしんどい

駄文です。
なんてことない話。





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by teri-kan | 2015-11-04 14:17 | 事件・出来事 | Comments(3)