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ナチス支配下のワルシャワと未完成交響曲

土曜の夜にNHK・BSプレミアムで、「玉木宏 音楽サスペンス紀行~亡命オーケストラの謎~」が放送されました。
後半部分しか観れなかったのですが、シューベルトの交響曲第七番「未完成」を第二次世界大戦の映像と共に演奏するところは観れたので、それについて。





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by teri-kan | 2017-07-31 16:04 | 音楽 | Comments(0)

「おんな城主 直虎」のテーマ曲

子供時代が終わって、いよいよ本番といった感じの直虎さんの、テーマ音楽についてつらつらと。



良い曲ですね。
映像がモロそのまんまですが、パッと思い浮かぶのは春のイメージです。
生命の誕生、枯れていたものの再生、希望、前向きさ、明るさ、温かさ、あらゆるポジティブなものの萌芽が感じられます。
一言で言えば、ワクワク感でしょうか。

春ならではの暴力もきちんとある。
エネルギーの解放が行われる春は、実は結構暴力的。
でもそれもポジティブなもの。
芽が種を突き破る時のパワーだと思えばいいでしょう。

雪解け水が川に流れ出す。泉に水が湧き出る。
生命力にあふれてますね。
清らかなピアノの音がピッタリです。
勇ましさとしなやかさが上手くマッチしてる。
溌剌とした女性を十分に表現してると思います。



初めて聞いた時、フランスっぽい曲だなあと思いました。
印象派っぽいというか。
ラヴェルが思い浮かんだんですが、ネットを見てたらドビュッシーの交響詩のようだという意見があって、なるほどーでした。
バーンスタインだという意見も結構見かけて、それもなるほどーでした。
そうそう、キャンディードね。
そう言われたらそうですね。

要するに、オシャレな曲ってことなんだと思います。
〇〇っぽいという言い方をされるのがいいのかどうかはともかく、洗練された曲ではあるかなと。
私は好きですね。
なんといっても女主人公のドラマに合ってる。
「誰それの妻」という女性ではない女主人公に。
自分が主体となって物事を動かした女性にピッタリだと思います。



女性が主人公の大河ドラマで特に気に入ったテーマ曲ってこれまでなかったんだけど、この曲は今のところお気に入りに入りそう。
肝心のドラマの中で直虎がどう描かれるかにもよるけど、音楽を聞く限りは期待が持てる。
この曲が表現してるような女性像になるなら多分面白いはず。
あふれんばかりの生命力をストーリーの中でも発揮してもらいたいです。
井伊家自体は大変だけどね。

世界の大混乱を見ながら最近思うことなんですが、こんな大混乱な世の中だからこそ、今年は女主人公の大河ドラマで良かったような気がするんですよね。
女で大河の主人公を張れる歴史上の人物なんて数えるほどしかいないのに、隔年で女主人公を持ってくるなんて無謀だろとこれまで思ってましたが、こんな世の中だからこそ女性を持ってくるというのはアリかもしれません。

幼年期のおとわの行動は結構素晴らしくて、あの柔軟さと根性は気に入りました。
外圧があってこその柔軟さでしたが、柔らかい発想で困難を乗り越えていく姿はなかなかのもの。
イデオロギーだの主義だの思想だのといった原理主義とは対極にあるしなやかさが心地良い。
今世界に求められてるのってこれじゃね?と思うくらいです。

是非おとわが魅力的な女性に成長しますように。
そういう点で、次回は結構ドキドキものです。




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by teri-kan | 2017-02-01 12:47 | 大河ドラマ | Comments(0)

音楽と「戦争と平和」

ドラマ「戦争と平和」について書くつもりはもうなかったのだけど、昨夜のクラシック音楽館のプロコフィエフのピアノ協奏曲第二番が素晴らしかったので、気分が一気にロシアモードに!

やっぱり好きだわ、この曲。超カッコいい。
デニス・マツーエフの力強いピアノも良かった。
ロシアサイコー!!





音楽は社会と精神を映すものなのです
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by teri-kan | 2016-10-17 15:49 | 海外ドラマ | Comments(0)

「138億年の音楽史」

浦久俊彦著、講談社現代新書。

新書としてはかなりブ厚いのですが、文章は読みやすく、ページはサクサク進みます。
音楽の本ですが、内容は楽曲紹介や作曲家紹介といったものではなく、哲学から見た音楽、神学から見た音楽、感情から、あるいは権力から、そして当然物理学から見た音楽、等々、この世にとって音楽とは何かといったことを様々な分野から解説してる本です。

こういうのを読むたび、数に強い人を羨ましく思うのですが、音そのものは物理の世界に属しているものなので、比率の美しさ等がわかれば音楽の見方どころか世界の見方も違うんだろうなあと、理数系がボロボロな自分が悔しくなります。

そういった数字音痴の人間の感想が以下に。
数には弱いが音楽は好きなのです。





音楽とは何か
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by teri-kan | 2016-08-31 11:57 | | Comments(0)

「西洋音楽史」

岡田暁生著、中公新書。


非常に好感度の高い本。
何がかと言うと、誤解を恐れずに書くなら、クラシック専門家にありがちな偉そうな感じがしないということです。
音楽に対して謙虚なんだろうなあと思うと同時に、読者へも謙虚。
特にここが大事だけど、クラシック素人に対して謙虚。
目線の高さが同じに思える。
クラシック専門家から時に感じる圧迫感、某巨大掲示板でさえ時折感じさせられる素人を物の数に入れないかのような雰囲気、言うなればエリート臭、そういったものがこの本からは感じられなくて、私のような素人でも心地よく読むことができました。





神と音楽と感動が合わさる幸福
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by teri-kan | 2016-07-13 14:54 | | Comments(2)

ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 作品20 / アレクサンドル・スクリャービン

なんとも素敵な曲です。
とにかく素敵。
ドキドキして心臓が膨れてしまいそうなくらい素敵。
とにかくいろいろと素敵。

初期のスクリャービンはショパンっぽいと言われていますが、第一楽章は確かにショパンと、あとラフマニノフ。
それらを思い起こさせるようなロマンあふれるドラマチックな曲で、でもラフマニノフより浮遊感があって、ショパンよりももっと、精神的に抑制されてる感じ?
ショパンとの比較で言うなら、音楽的に幅はあっても、心はショパンの方が自由だったように聞こえるかな。
ショパンはさすが「ピアノの詩人」で、スクリャービンの真骨頂は後期の音楽にあるということでしょうか。

でもこのピアノ協奏曲はそうであっても素敵。
第三楽章なんてそれこそショパンだけど素敵。
第二楽章は本当に美しい。
馴染みやすいし、ホントいい曲ですよね。
ロマンチックでドラマチックでメランコリックで、そしてとにかく綺麗です。



実はスクリャービン、この人も名前は気になるけど長らくなかなか聴けずにいた作曲家でした。
その最大の理由は、もう名前そのものにあって、なんていうかなあ、スクリャーだかスクリューだかがビンビンいってると言いますか、名前の発音的に超前衛的な作曲家に決まってると言いますか、スクリャービンという名前でロマンチックなんて思いもつかないと言いますか、とにかく名前だけで「自分には理解できない音楽を作った人だろう」という思い込みに囚われていたのです。

今から思えば「アホだ」としか言いようがないですね(笑)。
確かに後期の音楽は今でも「理解できないかも」と近づけずにいるけど、各所に「若い頃はショパンに近い」と書かれてあったんだから、二の足踏まずにさっさとその頃の音楽を聴いておけばよかったんです。
ちょっと損した気分にもなるけど、でも音楽との出会いってタイミングだからなあ。
素人だから仕方ないけど、ホントそういうのってタイミングですね。
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by teri-kan | 2016-02-08 13:51 | 音楽 | Comments(0)

ピアノ協奏曲 第6番 ヘ長調 BWV1057 / バッハ

最近バッハのピアノ協奏曲ばかり聴いてます。
なんなんでしょうか、この魅力。
ピアノ協奏曲というバッハのメジャー作品から外れたところなので(チェンバロですらない)、これでバッハにハマってると言うのもどうかなって感じですが、いろいろな作曲家のピアノ協奏曲を並べて聴いてると個性がわかりやすくて、これはこれで面白いのですよね。
その中でもバッハは根本的なところを掴んで放さないようなところがあって、聴けば聴く程その世界にズブズブとハマってしまう。
なんなんですかねえ。
バッハは何が人の心に訴えかけるのかな。

で、ピアノ協奏曲第6番です。
世間的にはマイナーな曲ですが、いきなり馴染みのあるメロディが流れてきます。
第一楽章はブランデンブルク協奏曲第4番ト長調を原曲にしていて、リコーダーはほぼそのまま、いかにも森の朝といった、爽やかで清々しい音がのっけから響きます。
小鳥の鳴き声、薄い朝もや、徐々に輝きを増す穏やかな陽の光、梢の濃い緑と薄い緑。
うーん、いい朝だ。深呼吸したくなる。
いい空気を生成してる曲ですねえ。

でも個人的に好きなのは第三楽章で、多分音楽的にはあまり評価が高くないと思うのだけど、好みからいけばかなりストライクな曲で、こういうのがあるだけでバッハがより好きになったりします。
いいですね、この第三楽章。
心が浮き上がるような、軽快な明るさに満ちてます。
好きなメロディが次々湧き出てくる幸福。
フーガって素敵。

カツァリスのCDを聴いているのですが、このピアノがとてもモダンに聴こえるのはカツァリスのせいなのか、それともこの曲そのものがそうなのか、ちょっとよくわかりません。
元はチェンバロだからそもそもカツァリスのようにはならないでしょうが、でも彼のピアノがこの曲を豊かにしてるというのは言えていて、まるで上品なジャズを聴いてるような気分になります。

ホントにモダンなピアノです。
こんな風に弾けたら楽しすぎて幸せだろうなあ、自分でも弾いてみたいなあと思ってしまうくらい。
超絶技巧で有名な方ですから、こんな風にというのは全く以て無理な話なのですが、でもそのくらい楽しそう。
管弦楽の皆さんもきっと楽しいはず。
それほどイキイキとして聞こえます。

バッハって荘厳て厳格で崇高で、美は美でも宗教画のようなキッチリとした美しさ、という固まったイメージから解放されますね。
あ、なんだ、自由だったんだー、というか。
でもやっぱり荘厳は荘厳。
懐が深いです。
そしてまたズブズブとバッハにハマっていく……。

惜しむらくはこのお気に入りのピアノ協奏曲第6番が世間で全く評価されてないこと。
ネットで検索しても批評も解説も全然出てこない。
おそらく評価する価値すらないという位置にあるらしく、完全に捨て置かれている。
悲しい……。

こういう曲って時々あるけど、寂しいもんですね。
そりゃ一人でも楽しんでりゃいいんだけど、やっぱり寂しいです。
明るくて洒落てて良い曲だと思うんですけどね。

ちなみにこんな曲。

10:17あたりから第三楽章です。
全然名曲じゃないかもしれないけど、好きですねえ。
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by teri-kan | 2015-12-16 13:46 | 音楽 | Comments(0)

ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052 / バッハ

モーツァルトより難物かもしれないけど、ここまできたらバッハも行ってしまえ。
というわけで、バッハのピアノ協奏曲も書いてみました。
本来はチェンバロ協奏曲ですが、ピアノ協奏曲として素晴らしいので別によいでしょう。
「のだめカンタービレ」の千秋先輩も作中で弾き振りしている有名な曲です。

第一楽章から第三楽章まで1曲のまとまりとして良いですね。
第一楽章は、聴いてると自分の呼吸や心拍を意識させられて、自然と自分自身と向き合う形になります。
呼吸を意識させられるからか、ちょっと胸が苦しいです。
逃れられないというか、切迫感が苦しい。
でも時々救い、というか解放はある。
なんとも豊かな曲です。
聴いてるとクセになる。
やはりバッハは偉大なんだと思います。

マンガの話で恐縮なのですが、そういった自分自身と向き合う感が、この曲と千秋先輩は合っていました。
第三楽章とか、先輩がこれを弾いてたらさぞかしカッコよかっただろうと思わずにはいられなくて、マンガでああいう意味で使われる曲がこれだったというのは、とても合っていたし良かったと思います。

のだめを象徴するのはラヴェルのピアノ協奏曲なんだよね。
千秋先輩のピアノ協奏曲はバッハ。
ラヴェルな彼女とバッハな彼氏……。
音楽マンガってやっぱりいいですね。

バッハの1曲を取り上げて、集中して繰り返し聴いたのは初めてだったのですが、ここまで自分の内に入っていきながらある種の解放感を得られるというのは、ちょっとすごいなあと。
のんべんだらりと聴いてるだけじゃもったいないんですねえ。
のんべんだらりと聴いてもバッハは普通に良い曲ですけどね。
でもそんな簡単なもんじゃなかったな。

バッハの傑作はむしろ他にあるし、本気で真面目に聴き込んだら大変なことになりそうですね。
やはりクラシック音楽史に燦然と輝く巨星なのでしょう。
「音楽の父」という呼び方も正しいのだと思います。
(ドイツ本国ではそういう呼ばれ方はされてないみたいですけどね。)
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by teri-kan | 2015-11-11 11:44 | 音楽 | Comments(0)

モーツァルトについて

当初は 「ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595 / モーツァルト」として書いていたのですが、あまりに書けなさすぎて、しょうがないのでなぜ書けないのか、それについて書くことにしました。
以下はモーツァルトの難しさについて、です。

クラシック音楽は難しい
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by teri-kan | 2015-10-28 16:09 | 音楽 | Comments(0)

ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 / ラフマニノフ

有名です。
私も大好きです。
これほど感情をかきたてられる曲もそうはないのでは。
数々の映画、ドラマに使われているのをみても、この曲の心に訴える強さがわかるのではないかと思います。

初めて聴いたのは高校の音楽の授業でした。
年がバレるのではっきりとは書きませんが(笑)、もう随分昔のことです。
ビデオを見せてもらって、とにかくピアニストが女性だったのは覚えています。
ドレスが華やかでした。で、情熱的な演奏でした。
曲も情熱的ならピアニストも情熱的。
大感動して、とにかくノートに感想を情熱的に(笑)書いた記憶があります。

それ以来何度も聴いてるけど、何度聴いてもいいですね。
聞き飽きたかなあと思っても、やはり聴くと「良いな」と思える。
ロマンチックですよねえ。でもベタついてない。
ものすごく盛り上がる曲だけど、案外サラリとしているところとか好きです。

この曲はとにかくあちこちで使われていて、古くは映画「逢びき」、マリリン・モンローのスカートで有名な「七年目の浮気」、近年では「のだめカンタービレ」、浅田真央のソチ五輪でのフリー等、ただ使用されるだけじゃなく、とても効果的だったり印象的だったり、強く記憶に残るような形で使われています。
特に浅田のソチ五輪はこれからもテレビで映像が流されるでしょうからね。
それだけでもこの曲はずっと日本で愛され続けるんだろうなと思います。

ピアノ協奏曲で一番の人気曲といえば、やはりこれなのかな?
なんとなくの印象だけど、クラシックに縁のない人でも親しみやすい位置にあるということで、人気・愛され度でこの曲の右に出るものはないような気が。

でも三大ピアノ協奏曲には入ってないんですよねえ。
別に入ってなくてもいいんだけど、その三曲はどうやって決めたのか、それはちょっと気になるところではあります。
多分今三大ピアノ協奏曲を選んだら、きっとこのラフマニノフが入るよね?
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by teri-kan | 2015-10-21 15:55 | 音楽 | Comments(0)