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「カンディード」

ヴォルテール著、光文社古典新訳文庫。
1759年の小説です。

どこかで聞いた題名だと思ったら、バーンスタインの曲でした。
バーンスタインのミュージカル「キャンディード」の原作なのだそうです。
佐渡裕が司会をしていた時期の「題名のない音楽会」のテーマ音楽ですと言えば、「ああー、あの勇ましい曲」とわかっていただけるかと。
あれは序曲ですが、景気のいいワクワク感あふれる楽曲です。
ちなみにミュージカル「キャンディード」を見たことはありません。

マスケから始まったフランス文学マイブームは一応まだ続いてて、でもなんでここでヴォルテールなんだ?って感じで、自分でも変な方向へ行ってるなーと思うんですが、これを選んだ第一の理由は、単純に背幅が薄かったからでした(笑)。
手軽に読めそうだなーと。
あと外せないのは、やはり王朝時代のお話だということ。
ここはこだわってます。
でも17~18世紀が舞台のフランス文学って限られてるんですよね。
しかも「カンディード」は舞台がフランスではない(笑)。
ヴォルテールがフランス人ってだけです。
でもヴォルテールだからまあいいかと。
シャルリ・エブド襲撃事件以降、ヴォルテールの名言「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」が改めて見直されたりしてるし、敬遠せずに読んでみりゃいいじゃないかと、このたび購読してみたのでした。

で、うん、面白かったけど、すごい話でしたね。
カンディードの冒険、すさまじかった。
というわけで、ここから先はお話の感想。




カンディード君は大変だった
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by teri-kan | 2016-12-23 01:46 | | Comments(0)

ドラマ「東京裁判」

1時間を連続4日なんて、ただでさえ重そうなドラマなのにしんどすぎるなあ、と思っていたら、全然そんなことありませんでした。
1時間が早かったし、4日間があっという間。
こういう言い方は不謹慎かもしれませんが、とても面白いドラマでした。





More
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by teri-kan | 2016-12-16 15:33 | ドラマ | Comments(2)

「ドイツ史10講」

坂井榮八郎著、岩波新書。

10講ってどういうことなのかなと思ったけど、普通に通史でした。
時代を10区分に分けて解説するといった感じ。
ところどころ著者の見解が入ってて、そのおかげで一つ一つの出来事の歴史的意義が理解しやすくなっています。
コンパクトだけど、概略をなぞってるだけといった感じではないですね。
難しいドイツ史がわかりやすい。
高校の授業で出てきた歴史用語は知ってるけど、流れとして頭の中に入ってないという方にオススメです。

というわけで、以下は現在のドイツが「ドイツ第四帝国」なんて言い方されてたりすることと合わせての本の感想になります。





ドイツって……
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by teri-kan | 2016-12-14 10:11 | | Comments(0)

「魔女とカルトのドイツ史」

浜本隆志著、講談社現代新書。

フランス文学を探して手持ちの本を漁っていた時に見つけました。
「そういえば買ってたな」というより「なんてタイムリーな本」という感じで。
フィクションのマイブームはフランスですが、現実世界では実はドイツ。
ドイツは今も恐ろしい。
というか、今また恐ろしい。
なのでちょっと読み直してみました。

この本は2004年発売のもので、当時も「なんでドイツは魔女狩りがひどかったんだろう」という疑問からこれを読んだのだけど、今のドイツの恐さも多分このカルト的なドイツに通じるのだと思います。
で、記憶力の悪い私は、やっぱりこの本の内容も結構忘れていたのでした。
おかげで新鮮で楽しかったです。





ゲルマンVSキリスト教
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by teri-kan | 2016-11-24 11:29 | | Comments(0)

「マノン・レスコー」

アベ・プレヴォー作、新潮文庫。
有名なフランスの恋愛古典小説です。



「マスケティアーズ」から出発したフランス文学の旅は、なぜかマスケからどんどん離れて「マノン・レスコー」へ。
持ってる本から選んでるのでしょうがないのです。
マスケとつながってるのは、もはや「愛」だけ。
フランスはやはり「愛あればこそ」。

物語の年代は本文中に書かれてないけど、刊行されたのが1731年なので、その頃のお話と考えてよいと思います。
「マスケティアーズ」からちょうど100年後、ルイ14世の孫のルイ15世の時代。
ルイ15世も戦争にあけくれた王様でしたが、本作が出た頃はちょうど平和な時期で、かなり繁栄していたとのこと。
実際物語に戦争の匂いはしないし、そういったものに引き裂かれる理不尽さといったものもありません。
政治の匂いもしない。
ようするにホントに恋愛しか出てこなくて、愛に突っ走る様のみとことん描かれてる話。
そしてそんなことが許される人、そんなことが出来る人となると、主人公はもうこれしかなくて、まだ十代の男女なんですね。
マノンは物語終了時点でまだ二十歳そこそこなんじゃないかなあ。





お話の感想とアメリカについて
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by teri-kan | 2016-11-18 11:06 | | Comments(0)

「タンド伯爵夫人」

ラファイエット夫人作、岩波文庫。
文庫本「クレーヴの奥方」に収められている三作のうちの第三作目です。
超短編。

物語のスタート時期はカトリーヌ・ド・メディシスの摂政最初の年ということだから、前作「モンパンシエ公爵夫人」と同じシャルル9世時代とはいえ、あれより何年か前のこと。
ユグノー戦争勃発前年ですね。
そこから数か月から数年?のお話なんですが、状況説明は最初の2ページで完了(笑)。
感心するしかない簡潔さです。
簡潔なのに人間関係がよくわかるのにも感心
そこからどう事態が動いていくのか、といったお話です。





感想
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by teri-kan | 2016-11-14 09:26 | | Comments(0)

「モンパンシエ公爵夫人」

ラファイエット夫人作、岩波文庫。
文庫本「クレーヴの奥方」に収められている三作のうちの一作です。

「クレーヴの奥方」はアンリ2世からその子フランソワ2世の時代のお話で、今回の「モンパンシエ公爵夫人」は短命だったフランソワ2世(在位1年!)の次の王、弟シャルル9世の時代のお話。
内戦(ユグノー戦争)真っ盛りで、主人公の夫モンパンシエ公はしょちゅう戦争に行ってます。

夫人と恋愛関係になる男性はギーズ公アンリで、デュマの小説や映画で有名な「王妃マルゴ」の主人公マルグリット・ド・ヴァロワに愛された男性として知られている人物。
「マスケティアーズ」関連で言うなら、愛すべきバカ王ルイ13世の父親アンリ4世と王位を争った人物であり、第6話で起こった母后マリー・ド・メディシスのクーデター未遂事件に与した貴族の一人であるギーズ公シャルルの父親。
原作「三銃士」関連で言うなら、アラミスの恋人でアトスとも関係するシュヴルーズ公爵夫人の夫シュヴルーズ公クロードの父親。
アグレッシブな男前だったと言われてる人です。

ちなみにメアリー・スチュワートとは従姉弟の関係になります。
彼女が登場する「クレーヴの奥方」に出てくるギーズ公は本作のギーズ公アンリのお父さんで、ロレーヌ大僧正はアンリの叔父さん。
ラファイエット夫人の書いた小説でギーズ家の方々は大活躍なのですが、あの時代(ヴァロワ朝末期)のギーズ家がどれだけ力を持っていたかということでもあるのだと思います。





お話の感想
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by teri-kan | 2016-11-07 11:17 | | Comments(6)

「クレーヴの奥方」

ラファイエット夫人作、岩波文庫。
出版は1678年で、「恋愛心理小説の祖」と言われる有名なフランス文学です。



フランス、フランス!
とにかくフランスの宮廷モノ!
マスケロスここに極まれり!
……ということで読んだ本です。





ドラマと同じだったり違ったりしてる宮廷恋愛事情
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by teri-kan | 2016-11-02 11:36 | | Comments(0)

「マスケティアーズ」と宗教戦争

第9話で王妃を襲撃した人達は、土地を奪われたカトリックのアイルランド人兵士でした。
誰に奪われたかというとイングランドですね。
当時イングランドは反カトリック政策を推し進めており、支配下にあったアイルランドでもカトリックを弾圧していました。

ドラマに出てきた「ヒュー・オニール」は、アイルランド人領主連合を率いてイングランドに抵抗した人だそうですが、さすがに日本ではマイナーです。
でもイギリスでは有名なのでしょう。名前の登場には当時の時代背景を説明させる意図もあったのではと思います。
アイルランド、イングランド、フランスにおける新教VS旧教の関係が名前一つでわかるんでしょうからね。
その辺はやはり宗教戦争の本場ならでは。
日本人には察するのは難しいです。

というわけで、「三銃士」の原作は読んでいませんが、時代背景抜きにこのお話は語れないところがあるので、ドラマに出てきた事柄について自分なりに整理してみました。
旧教(カトリック)と新教(プロテスタント、フランスではユグノー)がドラマのストーリーとどう関わっているか、という話です。





フランス史のお勉強
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by teri-kan | 2016-06-10 00:00 | 海外ドラマ | Comments(0)

「マスケティアーズ」を読んでみる

読むといっても原作を、ではありません。
声に出して発音してみる、です。
そしてその言葉の意味を読む。
言葉っていろいろ面白いね、という話です。





さあ皆様ご一緒に、「あんぷるとぅす、とぅすぷるあん」
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by teri-kan | 2016-05-27 00:01 | 海外ドラマ | Comments(0)