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「クレーヴの奥方」

ラファイエット夫人作、岩波文庫。
出版は1678年で、「恋愛心理小説の祖」と言われる有名なフランス文学です。



フランス、フランス!
とにかくフランスの宮廷モノ!
マスケロスここに極まれり!
……ということで読んだ本です。





ドラマと同じだったり違ったりしてる宮廷恋愛事情
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by teri-kan | 2016-11-02 11:36 | | Comments(0)

「マスケティアーズ」と宗教戦争

第9話で王妃を襲撃した人達は、土地を奪われたカトリックのアイルランド人兵士でした。
誰に奪われたかというとイングランドですね。
当時イングランドは反カトリック政策を推し進めており、支配下にあったアイルランドでもカトリックを弾圧していました。

ドラマに出てきた「ヒュー・オニール」は、アイルランド人領主連合を率いてイングランドに抵抗した人だそうですが、さすがに日本ではマイナーです。
でもイギリスでは有名なのでしょう。名前の登場には当時の時代背景を説明させる意図もあったのではと思います。
アイルランド、イングランド、フランスにおける新教VS旧教の関係が名前一つでわかるんでしょうからね。
その辺はやはり宗教戦争の本場ならでは。
日本人には察するのは難しいです。

というわけで、「三銃士」の原作は読んでいませんが、時代背景抜きにこのお話は語れないところがあるので、ドラマに出てきた事柄について自分なりに整理してみました。
旧教(カトリック)と新教(プロテスタント、フランスではユグノー)がドラマのストーリーとどう関わっているか、という話です。





フランス史のお勉強
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by teri-kan | 2016-06-10 00:00 | 海外ドラマ | Comments(0)

「マスケティアーズ」を読んでみる

読むといっても原作を、ではありません。
声に出して発音してみる、です。
そしてその言葉の意味を読む。
言葉っていろいろ面白いね、という話です。





さあ皆様ご一緒に、「あんぷるとぅす、とぅすぷるあん」
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by teri-kan | 2016-05-27 00:01 | 海外ドラマ | Comments(0)

「シャルリとは誰か?」と日本の場合

前回の続き。
カトリックの衰退による宗教的空白、格差拡大によるイスラム恐怖症(外国人恐怖症)の発症、といったフランスの現実を明らかにした上での、著者の日本への指摘についての感想です。





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by teri-kan | 2016-02-17 16:45 | | Comments(2)

「シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧」

エマニュエル・トッド著、文春新書。

昨年一月に起きたシャルリ・エブド襲撃事件に反対する大規模デモを取り上げた本です。
あのデモでは人々が「私はシャルリ」と声をあげていましたが、それをしていた人達は一体どういう人達だったか、彼らにそういう行動をとらせた背景に何があるのか、といったことを、各種統計から分析、解明している本です。

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by teri-kan | 2016-02-15 09:56 | | Comments(0)

スイスの自衛権

昔から時々出ていた意見で、スイスのような永世中立国になればいいじゃないかというのが日本にはあるのですが、それについて常々思っていたことをちょっと書いてみます。

スイスについて
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by teri-kan | 2015-08-21 14:43 | 事件・出来事 | Comments(2)

「新訳 フランス革命の省察」

副題は、「保守主義の父」かく語りき。

エドマンド・バーク著、佐藤健志編訳。
PHP研究所。
1790年出版の原書の要約版です。





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by teri-kan | 2015-08-17 16:06 | | Comments(0)

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告」

エマニュエル・トッド著、文春新書。
世界情勢を語れるような知識はありませんが、面白かったのでご紹介。





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by teri-kan | 2015-06-10 16:33 | | Comments(0)

表現の自由の説明の疑問

守り人シリーズを楽しんでいる間に、世間ではいろいろなことがありました。
その中で一つ、ずっとモヤモヤしている件について、ちょっと吐き出しておきます。
ものすごく素人っぽい話ですが、シャルリエブドの反論について感じたことです。



例の風刺画の件で、怒ったイスラム教徒に対してシャルリエブド側が、「イスラム教だけでなくキリスト教も風刺している」と答えてたんだけど、これに違和感ありまくりなんですよね。
シャルリエブドのやったことは、例えて言うなら、「俺の親父はろくでなしのバカだ」と言ってたC君が、I君をつかまえて「お前の親父はバカだ」と侮辱したようなものです。
そりゃI君は怒りますよ。
でもそんなI君に対してC君は、「俺はお前の親父だけでなく自分の親父も侮辱している」って正当化したのです。
おいおいちょっと待ってよと、こちらとしては思わずにいられません。

自分の父親に対しては、育ててくれた過程で子供本人にしかわからない鬱屈も出てくるだろうし、親子ならではの言い争いも起こって当然だけど、他人の父親を外側だけ見て侮辱するなんてありえないです。
どれだけ侮辱に値すると思っていても、その父親を尊敬している子供がいるなら、彼らに対する配慮は必要でしょう。
父親と宗教を一緒にするなと言われるかもしれないけど、根っこの部分は似ているし、むしろそういった人間的感情を無視するから諍いが起きるんじゃないですかね。
人間の本性や本能的な感情を無視して机上の空論のような理想を語っているだけでは、対立は深まるばかりではないかと思います。

フランスが権威と権力に対抗して、戦いの末に手に入れた自由を重宝する気持ちはわかるのです。戦った自分達を誇りに思うのもわかる。
でも一日本人として先ほどの親父の例をとってみるなら、「そんなに厳しかったなんて大変だねえ。親父さんを殺さなきゃやってけなかったなんてどんだけ? うちのお父さんはユルくてヨカッター」くらいのものなのです。
I君にしてみれば、「俺は親父と上手くいってんだよ、親父の言うこと聞いてるのが俺には合ってんだよ」ってところでしょうか。
厳しいお父さんに抑えつけられて、自由が欲しいーっ!!って爆発したC君とは、育ってきた環境も家庭状況も何もかも違うのです。
その「何もかも違う人達がこの世にはいる」ってことが、このC君、もといシャルリエブド側の人達はわかってないんじゃないかということが、モヤモヤ感として残るんですよねえ。

日本人にとってもフランスで勝ち取った自由はありがたく、大変お世話になっているものなので、あまり批判めいたことは言いたくないし、むしろ言えない雰囲気すらあるようですが、もうちょっとその傲慢なところをどうにかしてもらえないかなあと、この件では思います。

ていうか、なんでこんなに極端なんだろうと思いますね、キリスト教圏の方々は。
さんざん抑圧されて、とても息苦しかったから、血を流して戦って自由を手に入れた。そうなるや自由を極端に謳歌して、なんでもかんでも自由、ちょっと反論したら自由の侵害!って叫んで、そうしてるうちにフランス式自由に「ちょっとおかしくないかな?」と思う人達が抑圧され息苦しいと感じ始める。
次はそういう人達が自由を批判するための自由を得るために血を流すのか?
どうにかならないものかって感じです。

新聞っていまや権力ですからね。
もうちょっと発信の仕方には配慮をするべきだと思います。
特に一面にデカデカと絵を載せたら見ない自由を行使できない。
あれは一度視界に入ってしまったらお終いですからね。

高圧的な宗教に苦しみ、人をたくさん殺して自由を手に入れた歴史以外の歴史を持つ民族がいることを、もうちょっと理解してもらいたいものです。
そういう人達をバカにすることもやめてもらって、その上で表現の自由を謳うなら、いくらかは対立が和らぐのではないかと思います。
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by teri-kan | 2015-02-25 12:01 | 事件・出来事 | Comments(0)

「肉食の思想 ヨーロッパ精神の再発見」

鯖田豊之著、中公新書。

ちょっとした欧米人への疑問が、これ一冊でかなり解決されるのではないかと思われる名著。
最近の例でいえば、アメリカのエボラ隔離政策への批判ですね。感染拡大を防ぐための隔離が人権侵害に当たるという批判が起こった件。
日本人の感覚からすると「自宅待機くらいしてよ」ってとこですが、それすら許さないといった反発がなぜ起きるのか、そういった彼らの自由への渇望の理由が、これを読めばわかります。





感想です
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by teri-kan | 2014-11-27 14:48 | | Comments(0)