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「日の名残り」(1993)

主人公は長くイギリス貴族に仕えたベテラン執事。
1930年代の回想シーンとその20年後の戦後の現在とが行き交うお話。

原作はカズオ・イシグロ、監督はジェームズ・アイボリー。
執事役はアンソニー・ホプキンス。



執事とはどういうものかを知るのにうってつけの映画と言えると思います。
当時の富裕なイギリス貴族の館の日常運営がどのように行われていたか、細かく演出されています。

と同時に、もしかしたら貴族の使用人やメイドといった業界は、この頃は斜陽産業になりかけていたのかな?と思わされることも。
若い子が結構簡単に辞めていくし、新しく雇うメイドもイマイチな子だったり、人に仕える仕事よりも自由に働きたいって感じの若者が目立ちました。

そして主人公の執事は、……どうなんだろう、優秀な人なのだと思うけど、このあり方こそがこれぞ執事というのなら、政治的知識など全く持たず、ひたすら主人の人間性に仕えるのが正しい執事、ということでいいのかな?
主人の政治的な仕事には全くノータッチでいることが正しい執事。
まあ、主人に余計な助言なんて以ての外だよねえ。
でもこの映画のご主人様はちょっと気の毒だったな。

メイド頭との関係は難しかったですね。
主人に対して無私で働くことが正しいことと思い及んで生きていると、自分の感情の正しい出し方もわからなくなってくるのかなあ。
ベストな形は結婚なりなんなり微妙な関係をきちんと形にして、その上で執事とメイド頭としてあのお屋敷を二人で切り盛りしていくことだったと思うんだ。
とにかくお屋敷で一緒に仕事をするのが大事ってことで、二人に関してはまずはプロフェッショナルだったということが一番印象に強い。

「日の名残り」とはよく言ったものだと思います。
時代の移り変わりと共にご主人は不遇な立場に置かれ、自由が尊ばれる世の中になり執事業界はおそらく斜陽で、当の主人公が古い時代の生き残りのような年齢。
晴れ晴れとした良かった時代を振り返る彼は本当に日の名残り

でも新しいご主人はアメリカ人なんだよね。
本当なら新たな日の象徴のはずなんだけど、昇る日にどれだけ主人公は気持ちを新たにしてるのか。

いやほんと、「日の名残り」とはまさしくそのまんまの言葉ですね。




# by teri-kan | 2019-08-09 00:00 | イギリス映画 | Comments(0)

「ミルドレッド・ピアース」(1945)

ジョーン・クロフォードがアカデミー賞主演女優賞を受賞した作品。
のっけから殺人シーンで始まって、「一体どんなミステリー映画?」って感じだったんだけど、ただのミステリーではなかった。
こんな内容の映画だとは思わなかった。
これはかなり辛い。

この映画、古い作品の割には昔っぽい邦題がついてなくて、日本人にはとっつきにくいと思います。
調べてみたら、昔テレビで放映された時は「深夜の銃声」とつけられていたそうで。
うん、それなら昔の洋画っぽい。
でも映画のテーマ的には主人公の名前そのものがピッタリ。

洋画に邦題をつける場合って、日本は原題を時に無視してインパクトや雰囲気重視でいったりするけど、洋画のタイトルはテーマそのものを表すものが多いと思います。
「ミルドレッド・ピアース」も主人公ミルドレッドという人を語る映画でした。
彼女の生まれ、彼女の人生、彼女の価値観。
そして彼女の人生を支配する彼女の娘は、ある意味彼女の本質を反映した女の子。
この娘がホント、ねえ……。
娘がああいう風に育っていく過程は、いやー、ホント辛いわ。
あれだけ自分の人生を切り開ける女性なのに、娘に対しては支配し支配され合う関係しか作れなかったんだなあ。



画面が美しい映画でした。
ジョーン・クロフォードが惚れ惚れするほど美しく、昔の映画はつくづく目にいいと感心しました。
美女が本当の美女だ。
最後は「そうだったのか」と納得もできる物語で、良い映画だったと思います。

あ、主人公のメイド役の黒人の子って、「風と共に去りぬ」でもスカーレットのメイドをやってましたよね?
声としゃべり方にすごく特徴があるので、顔をボーッと見ててもすぐに気づきます。
ちょっとうれしい気分になりました。




# by teri-kan | 2019-08-07 00:00 | アメリカ映画 | Comments(0)

「冒険者たち」(1967)

内容はそのまま冒険者たち、あるいは青春たち。
若者のキラキラ感とワクワク感と危うさと儚さが描かれた冒険物語であり青春物語。

主演はアラン・ドロンとリノ・ヴァンチュラ、二人の女神にジョアンナ・シムカス。



今見てもいい映画なんだけど、公開当時はとても斬新でお洒落で多くの人を魅了した映画だったろうと思います。
飛行機のシーンもレーシングカーのシーンも良いし、洋上の船のシーンはホントに良い。
いい三人組なんですよ。
絶妙な関係性でしたね。

レティシアがマヌー(アラン・ドロン)に語っていたのが要塞の島に暮らす夢で、ローラン(リノ・ヴァンチュラ)に伝えていたのが彼への愛だったというのがねえ。
ローランが彼女の夢を知らないまま彼女の夢を叶えようとしていたというのが鍵だよね。
彼女の従兄弟の面倒を見てあげるローランからは、優しさと責任感と彼女への深い思いが伝わってくる。
ローランはホントに素敵。

マヌーは彼女を失った喪失感と夢(飛行機)のためにパリに戻るけど、でもローランのことがとても好き。
飛行機の飛ばし方がカッコつけててイカれてて、結局この性格が災いを招いちゃうんだけど、マヌーの若々しさは眩しいの一言だ。

いやー、アラン・ドロンの映画を見るたび思うんだけど、つくづくいい顔だしいい体だよね。
銃を撃つ姿が素敵ねえ。
アラン・ドロンとリノ・ヴァンチュラがスーツ着て並んだら全然カタギじゃなくて、そりゃレティシアのおじさんも警戒するだろうって感じ。
この濃い二人にキラキラのレティシアの組み合わせが良いんですよ。
青春はキラキラでとことん危うくて、そして儚いんだな。



久々にこの映画を見たんだけど、昔とちょっと印象が違ってました。
途中かなり忘れてたせいもあるんだけど、青春が遠くなってるからかなあ。
良い映画なのは変わりないんだけど、昔はもっと単純に見ていたような気がしますね。




# by teri-kan | 2019-08-05 00:00 | フランス映画 | Comments(0)

「影の軍隊」(1969)

ナチス支配下のフランスにおけるレジスタンスの物語です。
主演はリノ・ヴァンチュラ。
監督は日本では「サムライ」が有名なジャン=ピエール・メルヴィル。



レジスタンスのお話と言っても具体的な工作活動とか破壊活動が見られるわけじゃなく、1942~43年だからナチスは圧倒的にフランスを支配してて、同志は次々と逮捕・拷問・処刑されていく状況です。

見るからに苦しい。
先の希望はまだまだ全く見えない。

そんな状況下でレジスタンス活動をする人達の気概というのが、言葉にするのが難しいんだけど、熱く燃えるというのでは全然なく、むしろ冷静、冷徹、淡々。
でも感情はある。
おそらくすべきことをするといった感覚なのだと思うけど、命がかかってるので時に恐ろしいほど苛烈になる。

特に裏切り・密告に対しては……内輪の処刑シーンは壮絶すぎた。
やられるのが年配者じゃないってのが、これまた。
若者には未来があるのに!といったこと、善の側のはずのレジスタンス闘士にも通用しない。
ナチスは明らかに悪だが、レジスタンスはレジスタンスで血も涙もない戦いをしている。

……といった感じの映画です。
確かにナチスが悪いんだけど、ナチスから受けるプレッシャーによるレジスタンス内の緊張感がハンパなくて、なんかもうずっと緊張してるって感じの、そんな映画。

監督のメルヴィルは実際にレジスタンス運動に参加した人で、この映画はそうであるからこその彼らの真実ではあるのでしょう。
エンターテイメントって感じまるでありません。
苦しい映画です。



リノ・ヴァンチュラは存在感がすごいですね。
個人的には「モンパルナスの灯」のえげつない画商が印象に強いですが、他にも警察の役とか、そういうプロフェッショナルの威厳や説得力を力強く表現できる俳優さんってイメージです。
あと、シモーヌ・シニョレが良かった。
ラストシーンは、いやあ、それしかないかあとは思うものの、レジスタンスは苦しい。

酷い時代でしたね。
ああいうことがありえた時代だったというのが本当に苦しいです。




# by teri-kan | 2019-08-02 00:00 | フランス映画 | Comments(0)

「華麗なる激情」(1965)

システィーナ礼拝堂の天井画をめぐる芸術家とローマ教皇の確執がテーマの映画。
ミケランジェロにチャールトン・ヘストン、天井画を描くことを命じたユリウス2世にレックス・ハリソン。



深刻な映画かと思いきや案外そうではなくて、芸術家によくある生みの苦しみの描写は一応あるけど、ミケランジェロはやっぱり天才なのか、というか、神に愛された芸術家は霊感をたやすく得られるんだなあ。

むしろメインは芸術そのものよりユリウス2世との関係性にあって、これまた結構な確執があったりするんだけど、なんていうか、レックス・ハリソン自身のキャラクターのせいもあると思うんだけど、真剣に見えてどこかふざけてるというか、時にギャグか?と思えるような場面もあって、こっちとしては随分レックス・ハリソンのおかげで余裕をもって見れたような気がする。

ヒギンズ教授のイメージが強すぎるのかなあ。
彼のせいで奇妙なエンタメ風味が出てたように思います。

それが悪いってわけじゃないんだけど、これまでイメージしていたユリウス2世とはまるで違うというのがあって、まあ私のイメージするユリウス2世は惣領冬実の「チェーザレ」(まだ枢機卿時代だけど)なので、もう全然キャラが違うんです。
でもこの映画を見てたら「こんなユリウス2世だったらいいなあ」と思えるものではあります。

見ていて面白かったのは、教皇の方が思いっきり俗だということ。
芸術家の方が神に近いんだなと。
時はルネサンス真っ盛りですが、なるほど、芸術家は愛されてしかるべきなのですね。
ユリウス2世のことをああだこうだと言ってますが、彼のミケランジェロに対する感情はなるほどと思えるものでありました。

憧れ……。
一言でいえばそうなるのかな。
ミケランジェロは振り回されっぱなしですが、彼らの心の交流は見るべきものがありました。



にしても、邦題になんでも「華麗なる」をつければいいってもんでもないだろうってタイトルです。
映画の原題は「The Agony and the Ecstasy」。
「ミケランジェロの生涯 苦悩と歓喜」という伝記小説が原作だそうで、一体これがどうなったら「華麗なる」「激情」になるのか。
確かに映画は豪勢で主演二人はよく怒ってたけどさあ。

このタイトルで「ミケランジェロの創作活動がテーマの映画です」って言われてもピンとこないよねえ。




# by teri-kan | 2019-07-31 00:00 | アメリカ映画 | Comments(0)

「ジュリアス・シーザー」(1953)

監督・脚本は「イヴの総て」のジョゼフ・L・マンキーウィッツ。
原作はもちろんシェークスピア。
俳優は豪華絢爛。ホントに豪華絢爛。

シーザーとブルータスの妻がそれそれグリア・ガースン、デボラ・カー。
序盤にカッシウスの長台詞があるんだけど、いいなあ、聞かせるなあと思ってたらジョン・ギールグッドだった。
そりゃ上手いよね。

ブルータスの顔が見覚えのある顔で「誰だったっけ?」と思って、ジェームズ・メイソンって名前がこれまた「聞いたことあるけど誰だったっけ?」って感じで、調べてみたら「北北西に進路を取れ」の人だった。
そうそう、あの顔あの顔。

マーロン・ブランドだけはすぐわかりましたよー。
マーロン・ブランドは若くてもマーロン・ブランド。
不遜な顔つきの存在感がすごいよね。

内容的には「タイトルはブルータスなのが正しいんじゃない?」って感じだけど、シェークスピアの原作からそうだからしょうがない。
シーザーの大きさがストーリーを支配するので間違ったタイトルではないけど、でも印象に残るのはブルータスの人間性、精神性。

政治家の演説ほど怖いものはないな。
ブルータスとアントニーの演説場面では高揚感と寒々とした気持ちの両方に襲われましたよ。
コロコロと手のひらで転がされる民衆……。
アントニー、恐るべし。
シェークスピア、恐るべし。



名前の英語読みが一部慣れなくて、「シセロ」には全然ピンとこなかったけど「キケロ」って言われたらわかるとか、そういうところがありました。
シーザーも普段使うのはカエサルですしね。
感覚的にはカエサルとシーザー、アントニウスとアントニーは、世界史とシェークスピアで使い分けるって感じだけど、でもだからといってブルータスはブルトゥスじゃないんだよなー。

あまりにも「ブルータス、お前もか」のセリフが強烈すぎます。
この格言、使い勝手が良すぎてブルータスはもうブルータスでしかない。
そしてそんな風にシーザーに言われてしまったブルータスは……原作は読んだことないし舞台も見たことないけど、この映画はオススメです。
ブルータス、悲しいね。

彼もそうだけど皆良いです。
さすがの名優揃いで見ごたえ十分です。




# by teri-kan | 2019-07-29 00:00 | アメリカ映画 | Comments(0)

吉本興業のゴタゴタ

ここんとこずっとこの話題が続いてる。
闇営業発覚の時からテレビもネットもすごかったけど、記者会見が行われてからは異常事態。
吉本という会社と芸人が世の中のいいオモチャ。
なんなんですかねえ。

次から次へと芸人が好き勝手に発言してるのが騒動の大きな要因になってると思うのだけど、この発言の自由さが、なるほど、さすが契約書を交わしてない自由さなのだなと、感心しています。
契約書がないことが身分の不安定さを生み出してる一方で自由さも与えてて、今の騒動も「これが吉本ってことなんだろうなあ」といった感じ。
さんざん言われてる会社の初動のマズさも、その辺のルーズさから来てるんだろうなあ。
今後どうなるかわかんないけど、今のままじゃダメなのは確実だから、早いとこ収拾つけてもらいたいですね。

ジャニーズも公正取引委員会から注意されてたけど、芸能事務所の黒い手法は今の世の中ごまかしきれなくなってるので、変なところはさっさと改善してもらいたいです。
反社会勢力による被害者はこのご時世全く他人事ではないので、こちらも「所詮それが芸能界」と冷めた目で見てる場合ではなくなってます。
客を不快にさせない、客を良い気持ちにさせる、を第一に、芸を提供してもらいたいものです。




# by teri-kan | 2019-07-26 00:00 | 事件・出来事 | Comments(2)

「鬼とはなにか」

副題は「まつろわぬ民か、縄文の神か」。
戸矢学著、河出書房新社。





鬼とはなにか!?
# by teri-kan | 2019-07-24 00:00 | 本(歴史書・新書 日本) | Comments(0)

京都アニメーション

あまりに理不尽な犯罪で、この感情をどう言葉にしていいのか、それをどこにぶつけていいのか、わからないまま日々が過ぎています。
可哀想すぎて気の毒すぎて言葉にならない。

犠牲者の数が多すぎます。
動機のくだらなさに対して引き起こされた事態が凄惨すぎる。
心の整理がつかないのです。
狂人が起こしたからと言われても納得できない。



亡くなった方々のご冥福を心からお祈りします。
治療中の方々は大変な苦痛の中にいらっしゃると思いますが、どうか頑張ってほしい。

犯人は絶対に生かして、被害者と同じ火傷の苦しみを最大限味わえばいいと思うし、その上で厳罰に処してもらいたい。
動機の正確な解明と、この手段をとった理由、必ず明らかにしてほしい。

今はもうそれだけ。
被害者とそのご家族、関係者の方々のために祈るだけです。




# by teri-kan | 2019-07-22 00:41 | 事件・出来事 | Comments(4)

「ブルボン朝 フランス王朝史3」その2

前回の続き。
フランスについていろいろ考えたりしたことを。





ラ・フランスは日本だけ?
# by teri-kan | 2019-07-18 00:00 | 本(歴史書・新書 海外) | Comments(0)

「ブルボン朝 フランス王朝史3」その1

「カペー朝」「ヴァロワ朝」に続くフランス王朝史第三弾にして最終巻。

王家と言えばブルボン、王といえばルイ。
日本人が抱く王様イメージといえばコレ!のブルボン家の王の歴史がまとまってる本です。

佐藤賢一著、講談社現代新書。





ブルボンといえばブルボン・ルマンド
# by teri-kan | 2019-07-16 00:00 | 本(歴史書・新書 海外) | Comments(0)

人見絹枝物語

大河ドラマ「いだてん」でアムステルダム・オリンピックが行われました。

アムステルダム・オリンピックといえば、広島人にとっては日本人初の金メダリスト、地元出身の織田幹雄なのですが、ドラマでは日本初の女性オリンピック選手にして日本初の女性メダリスト、人見絹枝がメインで話が進みました。

いやもう感動的で、見てない方は明日の再放送を是非見てくれ~って気持ちなのですが、うん、ちょっとストックホルム大会の四三さんと三島さんを思い出しましたね。
初参加の二人が現地で鬱のようになったこと、「初」のもたらすプレッシャーに押しつぶされそうになったこと。
まして人見は国内でものびのびと走れていたわけではありませんでした。
パイオニアは皆苦労するものですが、にしてもあの時代の女性であそこまでの覚悟で戦った彼女には、ただもう尊敬の念だけです。
素晴らしい人です。

女性は体が男とは違うんだからスポーツには向いてない、という言葉。
ドラマで何回か出てきてるんだけど、そういえば私が子供の頃は「マラソンは過酷だから女子には無理じゃないか」ということが言われていたような気がします。
だけど日本で人見の次に陸上女子でメダルを取ったのはマラソンの有森なんですよね。
無理なことは何一つないのだと、道を切り開いた方々に教えられ続けています。

ドラマで特に感動したのはぶっつけ本番で800mの出場を決めた人見に、野口さん(永山絢斗がやってる)や織田君(後の日本陸上界の父)達がレースプランを立て、腕振りの大事さを教えたり、レース中に大声をかけていたところ。
あれ、実際にそうだったのかな?
まあドラマの演出でもなんでもいいや。
とにかく感動した。あれは男も女もない、日本陸上の勝利だ。
その上で日本女性の勝利だし、人見の勝利だ。

さすが野口君。
この人も陸上界ではすごい人なんだけど、なんかもう日本陸上に貢献した名だたる人達の青春時代が素晴らしい。
陸上にかけた情熱が素晴らしい。
見ていてものすごく楽しい。



ドラマは関東大震災を境に第二部・田畑政治編に入っていて、水泳ニッポンがどのように出来上がっていったのか、今まさにその成り立ち部分をやってるところです。
陸上と水泳で何気に対立してるところがちょっと面白い。
うん、メダル数では水泳なんだよね、もう圧倒的に。
でも陸上はオリンピックの華だからね。
どっちも仲良くガンバレーな気分。

阿部サダヲの田畑政治こと河童のまーちゃんが面白いです。
にぎやかでせわしない。
舞台が主に新聞社、政治家も出てきたりして、下町の足袋屋や車屋がメインだった金栗四三編と比べると、かなりインテリ風味になってます。

時代はもう昭和ですからねー。
四三さんが初参加したストックホルム・オリンピックは明治だから、ドラマの最初の頃と比べると年月の長さにしみじみします。

これが遺作になった萩原健一の高橋是清がカッコよかった。
雰囲気がすごくある。
改めて惜しい気持ちがよみがえりました。
合掌。




# by teri-kan | 2019-07-12 00:00 | 大河ドラマ | Comments(0)

最近のニュースいろいろ

ややこしい話と難しい話とキナ臭い話。





微妙な問題ばかり
# by teri-kan | 2019-07-10 00:00 | 事件・出来事 | Comments(2)

「検察側の証人」

先ごろNHK-BSで放送されたイギリスBBC版のアガサ・クリスティのドラマ。
録画してあったものを見たのですが、ううーん、これは……どうよ?

原作は読んでないけどビリー・ワイルダーが映画化したものは見たことがあって、なのでどうしてもワイルダー版に引きずられてしまうのです。
それはよくないと思うのだけど、でも正直に書いてしまえば、同じ原作を映像化したという点で比較するなら、断然ビリー・ワイルダー版に軍配は上がる。
面白さでは段違い。

多分クリスティの原作に近いのはドラマの方だと思うんだ。
ワイルダー版はワイルダー色が強いよね。
だからただのビリー・ワイルダー贔屓なだけでクリスティ関係ないだろって言われるかもしれないけど、でもラストの改変はどちらにもあったけど、同じ改変なら映画の方が良かったよなー。
あっちの方が余韻が大きかった。

ていうか、単純にドラマ版は暗いんだよ。
暗い、暗い、暗すぎる!
映画のヤンチャなじいちゃん弁護士が好きだったんだよー。
お茶目で我がままで有能でカッコよかったんだよー。

ああ、今猛烈に映画「情婦」が見たい。
前も言ってて今回も言うけど、なんで「情婦」って邦題なのさ。
ドラマ版見てて、「これこそ情夫というタイトルでいいんじゃなかろーか」って思っちゃったよ。
女の情婦感より男の情夫感の方がよく出てたドラマでしたよね。
ヤツは立派なヒモだったー。
ホントのホントにヒモだった。

いやー、ホント、後味の悪いドラマでしたね!




# by teri-kan | 2019-07-08 00:00 | 海外ドラマ | Comments(2)

「死刑台のエレベーター」(1958)

恋人関係にある社長夫人と部下が共謀して社長を殺すも、アクシデントにより二人の計画がガラガラと崩れ流れていく、というフランス映画。
監督はルイ・マル。





あーいーそれはーかなしくー
# by teri-kan | 2019-07-05 00:00 | フランス映画 | Comments(0)

「千霊一霊物語」

アレクサンドル・デュマ著、前山悠訳、光文社古典新訳文庫。
本邦初訳で五月に出たばかりのホヤホヤ本。

内容は、簡単に言えば、凝ったオカルト短編集。
次々披露される幻想怪奇譚はどれも面白かったです。





違う世界へ入り込もう
# by teri-kan | 2019-07-03 00:00 | 本(小説) | Comments(0)

いろいろな対立

最近うまくいかない話が多い。難しい。





More
# by teri-kan | 2019-07-01 01:00 | 事件・出来事 | Comments(2)

「突然炎のごとく」(1962)

監督はトリュフォー。
主演はジャンヌ・モロー。
でも原題は「ジュールとジム」。
ジュールとジムの友人同士とモロー演じるカトリーヌの三角関係を描いた映画です。

感想は、「この人達おかしい」で終わらせるのもなんなので、かなり真面目に書いてみました。
愛は常に動いているものなのですね……。





あーいーそれはーくるしくー
# by teri-kan | 2019-06-28 00:00 | フランス映画 | Comments(0)

コパ・アメリカは2分1敗でグループリーグ敗退

初戦はボロボロだったけど、ウルグアイ戦とエクアドル戦は可能性を感じさせる内容でした。
でもまだ可能性止まりかな。



まずウルグアイ戦。岡崎と川島の安定感と、何をすべきかわかってる感への信頼とでも言えばいいでしょうか。
ベテランと若手が良い感じに融合していました。

大金星だって夢じゃなかったですね。
得点シーンはどちらも素晴らしく、試合自体が見ていて楽しいものでした。
バーのおかげもあったけど、守備も粘り強く集中してた。
VARについては、まあ仕方ない。
南米の地で強豪ウルグアイに対して一歩も引かずに戦ったことは評価したい。

エクアドル戦はちょっとモヤモヤ感が残るかな。
正直勝てた試合だったと思う。
つまらない時間帯に追い付かれちゃったよね。
ウルグアイ戦もそうだったけど、得点した後の戦い方が課題その1かもしれません。

どちらも柴崎が良い働きぶりで、おそらく東京五輪のオーバーエイジは柴崎は確定。
キーパーは川島の安定感が抜群だったので、これまたオーバーエイジ枠の一つは決まったかも。
もしくは守備に課題を残したのでディフェンダーかなあ。

若い選手たちについては、結果を残した選手もいればそうでない選手もいたということで、結構明暗はっきり分かれたかな。
上田はあれだけチャンスがあってノーゴールに終わったのは残念でした。
シュートを打ててる時点でかなり素晴らしいんだけど、決定力が……。

久保はやっぱり違いましたね。
マドリーで更に成長してくれー。
日本選手の海外移籍で最も心配な語学が彼の場合は無問題なので、ただただ活躍を期待したい。
A代表でのプレーも楽しみ。
久保は夢があります。



全体としては、高いポテンシャルは感じられたけど未熟なチーム、って感じかな。
でもこれっていつも日本代表に対して抱く感想だったりする。
いつも何か足りない。
その何かのせいでいつも勝ちきれない。
いい内容の試合をしたとしても。

良い選手はどんどん出てきてると思う。
もう一段上にいくために必要な何かは何なのか。
いつもこれを考えながら大きな大会を終えるということを、ここんとこ繰り返してるような気がします。
サッカーって難しいですね。




# by teri-kan | 2019-06-26 00:00 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

「ギャング・オブ・ニューヨーク」(2002)

暴力のイメージが強いスコセッシの映画なのでずっと避けてたんだけど、機会があって鑑賞。
やっぱり痛かったー。
暴力絶対反対!

というわけで、映画の感想です。





主人公はニューヨーク
# by teri-kan | 2019-06-24 01:00 | アメリカ映画 | Comments(0)

「ミッション:インポッシブル フォールアウト」(2018)

シリーズ6作目。
前作の流れを汲むストーリーで、内容としてはとにかくアクショーン!
アクション、アクション、アクション!
トム君すげー!

そんな映画でした。



147分だけど長さを感じませんでしたね。
見どころがずっと続く感じ。

舞台が良い。
パリのド真ん中をバイクチェイス。
素敵。
さり気なく名所案内。

ロンドンの街も走る走る。
ビルの上をだけど。
すごいなー。
シリーズを見るたび言ってるけどホントすごいわー。

特有のチームプレーも健在。
ミッションを完遂するために必須の仲間で、不可能なチームワークを可能にしてるのはトム君の深い情。
この情が今作も印象的に表れていて、これがいいところなんだよね。
ホントにイーサンはいいヤツなんですよ。
アクションしてる時は肉体バカみたいな時もあるけど。

にしても、腹立つー、テロリスト。
あああー腹立つ。
お話の中でも腹立つ。

ヤツは死んだけど、引き渡されたとはいえアイツは生きてて、うーん、また出てきたりする?
CIAもちょっとよくわからん。
分かったような気もするけど、何気に突っ込みどころ満載ではないか?みたいな感じもして、仲介者の女との関係性とか、なんで長官は死んじゃったの?とか、CIAはこの落とし前をどうつけるんだろ?とか、結構いろんなことがあやふやなままメデタシメデタシになった感じ。

大惨事は防いだのでそれで全てオッケーなんだけどさ。



とまあ、そんな感じで、感想を書こうと思って中身を考えたらいろいろ「ん?」なところも出てくるけど、見てる間はそんなのどうでもよくて、もうアクション、アクション、アクション、トム君すげー。

そんな感じの「ミッションインポッシブル フォールアウト」でありました。

あー、面白かった。




# by teri-kan | 2019-06-21 00:00 | アメリカ映画 | Comments(0)

最近のサッカー

昨夜の地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
早く日常に戻れますように。



今回はいろんなサッカー日本代表についてです。





More
# by teri-kan | 2019-06-19 16:20 | スポーツ(サッカー) | Comments(0)

世界は大変

今起こってる香港とイランのゴタゴタは、両方日本に関係あるから深刻です。





More
# by teri-kan | 2019-06-17 12:32 | 事件・出来事 | Comments(0)

「鹿の王」その3

前回の続き。
帝国の支配って嫌なもんですね。





文化を守る
# by teri-kan | 2019-06-14 01:00 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

「鹿の王」その2

前回の続き。
生と病と死はセットであると割り切るには、人間はいろいろ抱えすぎてますよね。





病に関わった人々
# by teri-kan | 2019-06-12 16:05 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

「鹿の王」その1

上橋菜穂子著、角川文庫。全4巻。
やっとと言うか今更ながらと言うか、読みました。





境界を越える
# by teri-kan | 2019-06-10 10:27 | 本(上橋菜穂子) | Comments(0)

「決断の3時10分」(1957)

捕まった強盗団のボスと彼を護送する牧場主が主人公の西部劇。
2007年にリメイクもされた名作です。

たまたまテレビで見たのだけど、とても良い映画なのです。
派手さだけを求めた西部劇ではなく、言い方はなんですが、内容のある西部劇。
リメイク版は見てないけど、近年稀に見る成功した西部劇と言われたのも「そりゃそうだろう」。

主演の二人のキャラがいいのです。
強盗犯だけど複雑な内面を持つ一味のボスと、愚直な性格の家族を愛する牧場主。
人間としては正反対の二人なんだけど、最後、二人ともいいなあと思うのが、思いっきり筋を通すところ。
ここがね、多分皆「いい!」になるのだと思う。
筋の通し方がブレてないのです。
生き方正反対の二人の男なのですが、人として通じ合うところがあれば、理解しあうこともできる。
そこのところの清々しさがいいんですよー。

そして夫婦愛がいいのです。
最後のシーンは妻も含めて、天候までも清々しいのです。
男の物語だけど男を動かすのは女なのです。
ボスの方だってそう。

ドンパチ銃撃戦は控えめで、メインは心理戦と言えるくらいの内容。
実は地味な映画ではあります。
でも緊張感はずっとある。
しっかりした映画は制作年代に関わらず観られるべきではないかと思います。
大変良い作品でした。




# by teri-kan | 2019-06-07 22:05 | アメリカ映画 | Comments(0)

「炎の戦線 エル・アラメイン」(2002)

1942年10月から行われた第二次世界大戦のエル・アラメインの戦いを、敗北したイタリア軍の視点で描いたイタリア映画。
エル・アラメインと言われて思い浮かべるのは「ドイツのロンメル将軍が負けた戦い」という学校の世界史的なものだけでしたが、イタリア軍も大変だったんですね。

孤立無援の最前線が舞台で、結果的にここの部隊は壊滅してしまうのですが、その成り行きが同じ敗戦国だった日本人として辛い。
本国が前線の状況を把握せずに好き勝手なこと言ってるのはどこの国も同じなんだな。

日本は熱帯のジャングル地獄でしたが、砂漠もしんどいです。
灼熱の砂の上を歩き続ける敗走の列には言葉を失います。
そのイタリア兵の列の横を車で素通りするドイツ兵。
同じ敵を相手に戦ってる仲間同士なのに、思いっきりイタリア兵をバカにするんだよ。

イタリア軍が弱いというのはネタ的によく言われてて、ドイツ人が日本人に対して口にするジョークで「今度はイタリア抜きでやろうぜ」というものがあるけど、まあ、イタリア軍の戦いぶりにはドイツ的には思うことが多かったのかなあと、あのバカにするシーンでは思わされてしまいました。
ドイツ兵、思いっきりイヤな感じだったですけどね。

既に最初から戦況はかんばしくないんだけど、それがどんどん悪くなっていく感じが最前線の兵士の生活ぶりからわかるのが映画としての見どころかな。
静かな時と砲弾雨あられの轟音の差が結構きつい。
緊張を強いられる。

だれることのない映画です。
戦争はやっぱりだめだ。




# by teri-kan | 2019-06-05 17:14 | その他の映画 | Comments(0)

「深層日本論 ヤマト少数民族という視座」

工藤隆著、新潮新書。

少数民族と言われて思い浮かべるのは、例えば中国の少数民族だけど、捉え方としてはそれでOK。
本書は長江以南の少数民族と日本は文化的に共通しているというところから考察された日本文化論になります。
海があったから中国に取り込まれなかったけど、中国南部の少数民族とヤマト民族は中国周辺にあるという意味では同じで、その視点で日本文化を見直してみましょうという本です。





稲作文化、歌垣文化、天岩戸神話
# by teri-kan | 2019-06-03 10:00 | 本(歴史書・新書 日本) | Comments(0)

若い男だらけ

朝ドラ「なつぞら」のことなんですけどね。
イケメンだらけというか、とってもおばさん的な言い方になるけど、若い男だらけ。

次から次へと若い男が出てくる。
というか、主人公が若い男に囲まれている、常に。

近年の朝ドラでは主人公の姉妹や女友達が重要な役回りを担うことが多かった印象があるけど、今回は女の子はその点では薄くて、とにかく男の子がよく出てくる。
北海道でいい加減その傾向が強かったのに、東京はもうすごい。
見てて楽しいからいいけど、ちょっとこれおかしいだろと、さすがに最近思うようになった。

若い女の子の代わりと言ってはなんだが、女性陣は昔若かったかつての朝ドラヒロインがたくさん出てて、もしかしたらそれとバランスとってるのかなーとか思ったりする。
なんのバランス?と言われたら、ちょっと困るけど。

こんだけ若い男が出てたら、「はて?なつは一体誰と結婚するんだろ」という疑問も起こってくるのだけど、まあ結婚しない可能性もあるけど、それじゃ話がもたないだろうから誰かとは結婚するとして、では誰と?となると、いまんとこ可能性としては、天陽君か信さん?
でも天陽君は余程のことがなきゃずっと北海道だし、信さんは流れ的には便利な情報源で終わってしまいそうな雰囲気が。
命の恩人なんだけどねえ。

現実的には試験に受かって入社して、そこで出会った道を同じくする同僚と社内結婚だけど、となるとまた新たな若い男の登場が!
一体何人出てくるんかーい。

……といったどうでもいいことを、最近「なつぞら」を見ながら考えています。

それもこれも若い男だらけなのがいけない。
唯一なつの結婚相手候補から外れるのが咲太郎のお兄ちゃんだけど、うーん、お兄ちゃんは誰と一緒になるんですかねえ。
照男のお兄ちゃんはお相手が見つかってるけど。

うん、このドラマ、あぶれる男が多すぎですよね。
あ、雪次郎には夕見子ちゃんがいるか。(勝手にくっつけてる。)

個人的には井浦新の仲さんがお気に入り。
若い男ではないけど若い男達に交じって違和感ない。

ていうか、「なつぞら」って主人公が何歳までやるんだろ。
なんだかさっぱり先が読めない展開だ。
北海道だってまた出てくるんだろうし、一体どうなるんですかねえ。




# by teri-kan | 2019-05-31 01:29 | 朝ドラ | Comments(0)