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「風と共に去りぬ」(1939)

多分映画館で観た映画の中では最も回数の多い作品。本当に大好きです。

年齢と共に感想が変わってきますね。若い頃は前半部分にドキドキしたものですが、年とってくると「スカーレット、あんたなんて危ういお嬢さんなんだ」と大人目線で心配しながら観てしまうようになります。
レットとの結婚生活のすれ違い具合も理解できるようになってくると、もう諦めの境地に達してしまうというか……ほんとバカだねえスカーレットは。

でも何度観てもレットのカッコよさは変わりません。出会いの時の階段の下からスカーレットを見上げる顔なんてたまらんです。
最後の捨て台詞も素敵過ぎる。「うひょー、かっけー」とため息ほれぼれです。


スカーレットをみてると「私も元気に前向きになろう」と思えてきます。彼女の長所は外見を除けば驚異のバイタリティだけで、決してお手本になるような淑女じゃないのですが、実は1コだけ学べるところがあります。

それは例の決め台詞、「まあいいや、明日考えよう」です。

これ名言ですよ。絶対オススメ。
「夜に考え事するな」とは結構言われますが、そんな事言われたって考えてしまうものは考えてしまいます。でも「明日考えたら?」と言われたら、考えることを完全に棚上げするわけではないので案外すんなりと受け入れられる。で、起きてみたらあらビックリ。なんだ、なんとかなりそうじゃん、なんて思えるようになってることもなきにしもあらず。

とりあえず忘れてとにかく眠る。これ最強。
スカーレットみたいな厚顔無恥にはなれずともかなり楽になれますよ。
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by teri-kan | 2008-12-28 00:41 | アメリカ映画 | Comments(0)

本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。


by teri-kan
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