「ショーガール」(1995)
2009年 01月 15日
バーホーベン監督だったので観にいったのだが、後に知ったところによると評価が最悪だったらしく、ラジー賞を各部門で受賞しまくっていたのには大いに笑った。
でもある意味歴史に残る映画と言えるかも。皆が「最悪だ」「最悪だ」と言うほどに観てもらえているのだから、なんだかんだですごいと思う。
感想は、とにかく主人公の友人が可哀相で可哀相で。
他はまあどうでもいいというか、当時人気のあったカイル・マクラクランはペラい男の役で、いかにもB級男優って感じだったなあとか、あんなトップレスショーの主役になることがベガスのステータスなのか?とか、そんな感想や疑問ばかりだったですね。
主人公に至っては、パンフレットのインタビューで「シャロン・ストーンのような幸運が私にも訪れますように」みたいなこと言ってたのに、完全に真逆の評価になってしまいお気の毒としか言いようがない。
せっかく体当たり演技で頑張ったというのに。
まあ確かに下品そのものではあったが。
とは言いつつこの映画、嫌いじゃないです。
その証拠に、私なんとサントラ持ってるんですよ。劇中のショーの音楽がカッコよかったんでつい買っちゃったんです。
実はラジー賞に主題歌も選ばれていてガックリきたんですが、まああの歌は確かにツライ。でもサントラ自体は面白いのです。映画の雰囲気を存分に楽しめる変な勢いとノリがある。
確かに趣味の悪い映画ではあるけれど、多分私はバーホーベン節と相性悪くないんでしょう。なんだかんだで楽しませてもらってる感じですね。半ば呆れながらもね。