「ユージュアル・サスペクツ」(1995)
2009年 04月 01日
あれはカッコよかった。そしてそれだけの情報しかない状態で映画を観たことが大いに吉となりました。
では、ここからは観てない人は読んではいけません。
この作品に限らず、よく映画の紹介なんかで「最後にあっと驚く」とか「見事などんでん返しが」とか書いてあるけれど、今時の人は簡単にオチを予想しちゃうから、ああいうこと書いてはいけないと思う。
それやられたのが某第六感で、「最後びっくりするよー」なんて言われた時点でもうアウト。このストーリーの流れで最後に驚くとなると、もうあれしかないよなーって、映画の途中から想像できてしまうのです。
だからそういった映画は絶対に「最後驚くから見てみたら?」という薦め方をしてはいけません。せいぜい「面白かったよ」くらいにとどめておくべきでしょう。
ただ「ユージュアル・サスペクツ」の場合、2009年の今だとそれでも難しいかもしれない。
今はもうケビン・スペーシーはアカデミー俳優の大スター、クセのある役を得意としているのは知ってる人は知っている。最後何かやらかすに違いないと思いながら観てしまう人はいると思うし、そうなるとちょっと驚きが薄れてしまうかも。
この映画に関しては早くに観たもの勝ちなところがあるかもしれませんね。
私自身はそりゃもう驚いたのなんのって、基本的に物語の中にどっぷりつかって映画を堪能する方なんで、最後のあれは衝撃以外のなにものでもありませんでした。
エエエエーーーーッ! 背筋真っ直ぐじゃん! 人いないじゃん!
まんまと騙されました。