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スポーツ中継とキャッチフレーズ

現在開催中の世界陸上、陸連からのお達しでTBSは選手にキャッチフレーズをつけることをやめたそうです。





今回は事情があってあまり見れてないのですが、確かに前回までの大会を振り返ってみるとあれは耳障りで、スポーツ中継において何をTVで伝えるのかという本質を忘れていたようなところがありました。
うるさいだけでたいして記憶に残っていないものも多く、「無理してつけただろう」みたいなものは選手にも気の毒なんですよね。下手すりゃ「名前負け」みたいなことにもなって、嫌な思いをした選手ももしかしたらいるかもしれません。

個人的に記憶に残っているのは「侍ハードラー」と「哀しみの新皇帝」くらいかな。本人の選手としてのあり方とピッタリくるものはさすがに覚えてます。
ただベケレが「哀しみの~」とか言われてうれしいかどうかはわからない。彼を襲った不幸は確かに悲しいことだったけど、ベケレのすごさはキャッチフレーズとかいう小さなものを越えちゃってるし、ベケレはベケレでいいのですよ。

そのプレーだけですごい人にキャッチフレーズなんてものがいるのか、といった話で、やっぱりアスリートは観客の目に映る肉体が全て。その速さや強さや上手さを見て「おおー」となればそれでいいんだと思うんですよね。
もちろんTV局には事前情報として「こういうすごい選手がいて、今季はこういうタイムを出している」といった事は教えてもらいたいけれど。



陸上以外でも日本のTV局がつけたキャッチフレーズはあって、中でも印象的だったのはフィギュアスケートの(もう引退したけど)マリア・ブッテルスカヤ。「銀盤のセクシークイーン」ってやつ。
確かに彼女は十代が多い女子フィギュアの中では際立って大人っぽい選手でしたが、「アスリートにつけるようなキャッチフレーズじゃない!侮辱だ!」と怒っていたファンがいたほど。
確かに「言われなくてもわかるよ」というほど色っぽい彼女に「セクシークイーン」なんて言うから、聞いてるこっちが恥ずかしかった。

結局ヘンに記憶に残ってるのってキテレツなものなんですよ。
それを面白がるのはまあいいんだけど、でも、例えば「美白のロベカル」とかはやっぱりいかんよなあと思いますねえ。
これ、すごいネーミングですよ。「和製アンリ」とか「和製バッジョ」とかだとすぐに忘れちゃうけど、「美白のロベカル」だけは忘れられない。

問題は当の選手本人のプレーを忘れてることで、まあ「美白のロベカル」というキャッチフレーズにこうまで心奪われた私もTV局の思う壺なんですが、んー、やっぱりTV局(特に民放)はスポーツ中継の在り方をもっと考えた方がいいんじゃないかと思いますね。キャッチフレーズなんかなくたってすごい選手は見ていてわかるものだからさ、素人でも。


ついでに言うなら、芸能人キャスターもいらないんじゃないかと思う。
ジャニーズのバレーは論外だけど、世界陸上も個人的にはメインキャスター部分を減らして一つでも多くの競技を映してもらいたいです。
でもそうするとスポンサーがつかないのかな?
いろいろと難しいんでしょうねえ。
by teri-kan | 2009-08-20 13:59 | スポーツ | Comments(0)
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