「東京のカサノバ」
2009年 09月 17日
実の兄妹として育った次兄が、本当は血が繋がっていなかったというドキドキな設定のラブストーリー。
今気がついたんだけど、カサノバってあのカサノバのことですよね?女たらしの。
昔読んだ時は全然タイトルのこと無視してたんだけど、じゃあ「東京のカサノバ」とは“ちいちゃん”そのもののことを指していたのか。
へえええええー。
ホントに今初めて気がついた(笑)。
多分私、当時はボサノバか何かと混同してたような気がするなあ……子供とはいえ大バカだ(笑)。
でもそれなら話が早い。説明もラク。
即ちこのマンガはタイトル通り「東京を舞台にした女たらしのお話」で、モテモテ男が実は妹をずっと好きだったという、とても乙女心をくすぐる物語です。話は妹目線で進んでいくけど、やっぱり本作で最高に魅力的なのはそのモテモテの次兄のちいちゃん。
本当にこの男の子はカッコいいんですよ。
なぜそんなにもこの男がカッコいいのか、華があるのか、という理由は物語の後半でわかるのですが、やっぱり違うんでしょうねえ、そういう“血”って。
主人公の妹は可愛いとはいえ普通の子なんで、そういう兄にザワザワしてしまうんだけど、きっとこの先いつまでも心が落ち着く事はないんじゃないかなあと思う。
あの顔とあの性格で主人公一筋だったら、ホント出来すぎの男だ。
ていうか本当にカッコよくってですね、もう当時はわたしもちいちゃん大好きでしたね。
心底憧れたものでした。
くらもちふさこの描く男の子はいいです。
皆とっても魅力的。