「FREEDOM」
2009年 09月 24日
WOWOWで一挙放映されたシリーズ全7話を、先日初めて鑑賞しました。
面白かったです。
ふーむ、こういうストーリーだったのかあと、CMの記憶が甦ってきました。
序盤はCMから想像していた通りの内容で、滅んだと思われていた地球が甦っていたことを知った主人公が、厳しい管理下にある人工都市世界(月)からの脱出を図って地球を目指すというもの。
主人公はかなり単純な男の子で、結構アホっぽかったりするんだけど、まああれくらいアホな方が物語的にはよかったかな。物語の背景自体はかなり重くて、暗くしようとするならいくらでも暗くなる題材なのだけど、少年達の前向きな冒険ストーリーに徹底したところは個人的によかったと思う。そのおかげで短い時間ながらいろんな要素を上手くまとめられていたし。
月と地球の関係や、最後地球を救う手立てがアレだったというのも、成る程って感じ。「地球への憧れ=自由への憧れ」という図式はベタだけどわかりやすく、月(エデン)の支配層の思想が単なる専制でないのもよかった。
ああいった状況でのあの「停滞」は理解できますよ。若者VS老人といった対立に置き換えることもできるけど、そういったありがちな設定は普遍的と同義でもあるから、やっぱり理解しやすい。
最後ちょっと駆け足感もあったけど、一応明るく終われたところも良かったです。
にしても、あのカップヌードルはどこで作ってるのかなあ。
野暮は言わずにあれが出てくる度にニヤニヤしてたらそれでOKなんだけど、地球で主人公がシーフードヌードルに喜んでた時、観てるこっちも「そうだ!地球にはシーフードがある!」と思ったくらいですからねえ。
なんか、おいしそうでしたよね、カップヌードル。最初から最後まで。