「氷の微笑」(1992)
2010年 03月 27日
とはいえこの映画を語るならダグラスではなくシャロン・ストーン。
彼女を一気にスターダムに押し上げた作品として超有名な映画ですね。
監督はポール・バーホーベン。脚本は「白と黒のナイフ」と同じ、ジョー・エスターハス。
指摘されて気付いたのですが、本作と「白と黒のナイフ」は男と女が逆になっただけなんですね。
縛るのも一緒。彼女が(彼が)犯人かどうかを映画の間中考えてしまうようなストーリーも。
もちろんこっちの方がより洗練されているし、どっちかというと女が犯人の方が面白いかな。
マイケル・ダグラスの弱いところも良かったと思います。
シャロン・ストーンはいい悪女っぷりで、とにかく綺麗でした。
で、可愛らしい。
彼女の可愛い表情はとても印象的で、この人は素はそういうタイプの女性なんじゃないかと思ったものです。
あの頃シャロン・ストーンはジュエリーマキのCFに出演していて、その最後に見せる表情が私はとても気に入っていたんですが、可愛い笑顔とセクシーな顔と、まるで違う表情をコロリと早変わりで見せてくれて、なんて魅力的な人なんだろうと思っていました。
「氷の微笑」のシャロン・ストーンはそういうとこがよく表れてて、彼女の魅力全開の作品でした。でも次回作の「硝子の塔」は個人的にはイマイチで、結局それ以来シャロン・ストーンの映画は観ていない。
あまりに本作の役柄がハマッていて、これ以上の彼女を見れそうにないのがその理由なのかもしれません。
それくらいこの作品の彼女は素晴らしかった。
彼女のためだけの映画といっても過言ではないと思います。