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「007 サンダーボール作戦」(1965)

NATOの爆撃機を犯罪組織に奪われ、搭載していた原爆をたてに大金を要求されるというお話。
「007」第4作目は海中が舞台の(当時の)ハイテク満載な映画です。

海の中での戦いはとてもスローリー。戦いシーンでいつも使われる馴染みの音楽も、水中ペースにあわせてノロいのがどこか笑えます。
そのせいとは言わないけど、映画自体のテンポもちょっと遅いかなあ。面白いんだけど「サンダーボール」はいまいち印象が薄いです。

とはいえお気に入りのシーンはいくつかあります。敵の女を盾にするボンドはカッコよすぎでした。ホントにこの男は女だろうが容赦ないですね。
背骨伸ばし機で死にかけるシーンも笑える。そのお返しに敵をスチームバスに閉じ込めるとか、両者ともやることが嫌がらせレベルなのが面白い。

ボンドガールはクローディーヌ・オージェ。いかにもおフランスな素敵な名前の女優さんです。本人も大変お綺麗で、スタイルも抜群です。
本作はメインが海なんで当然この方も水着姿でたくさん出てくるのですが、本当に隙の無い容姿をしています。
ちょっと完璧すぎるかな。でもいい雰囲気は出てます。

クライマックスの船の暴走シーンが凄い。船でああいうスピードってありえるのかなあ。車並みに障害物(岩)をかわしたりして、しかも格闘しながら舵切って、観ていてあっけにとられることうけあいです。
Commented by 間諜X72 at 2016-07-03 16:40 x
>敵の女を盾にするボンド

それどころか、ボンドに協力してくれた女が殺されても淡々とした表情(例えば「ゴールドフィンガー」)。
そこが、コネリーが演じるボンドです。

>海の中での戦いはとてもスローリー。

焼き直しの「ネバーセイ・ネバーアゲイン」でも同じ意見の人がいます。

>でもなんという過酷な撮影。
>気をつけてあげて下さいよ~とちょっと思ったりします。

その通りです。
そしてハロルド坂田氏もそれほど長生きではありませんでした・・・。
Commented by teri-kan at 2016-07-04 13:22
間諜X72様、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。

>ボンドに協力してくれた女が殺されても淡々とした表情

ホントに淡々としてますよね、コネリーボンド。
この乾いた感じが魅力です。

>「ネバーセイ・ネバーアゲイン」でも同じ意見の人がいます。

海は海ですから、時代が新しくなってるとはいえ、やっぱりスローなんですよね。
それでも本作よりは今風だと思いますけど。

>ハロルド坂田氏

調べてみたら享年62歳とのこと。
確かに早い。
今の感覚だとなおさら若く感じますね……。
Commented by 間諜X72 at 2016-07-07 21:19 x
>両者ともやることが嫌がらせレベルなのが面白い。

あっはっはっ!我々サラリーマンでも「やられたら、やり返す」なんて醜い場面があります。同僚同士助け合って行くべきなのに・・・。

>本作よりは今風だと思いますけど。

「ネバーセイ・ネバーアゲイン」でボンドとラルゴが当時の最新ゲームで闘う場面がそうです。

>クローディーヌ・オージェ

現在74歳。
一番最後に出た作品は「赤と黒」(1997年)。
一度見たいです。
Commented by teri-kan at 2016-07-08 14:14
間諜X72様、こんにちは。
いつもありがとうございます。

>我々サラリーマンでも「やられたら、やり返す」

なるほどー。
男性はあの場面にシンパシーを感じるのですね。
なんだか納得です。
なぜと言われたら困るのですが、なんとなく納得できました。

>一番最後に出た作品は「赤と黒」(1997年)。

「赤と黒」ですか……。
1954年のジェラール・フィリップの映画はビデオで観ました。
話は全く覚えていません。
見てても全然わからなくて、ただただジェラール・フィリップの顔だけ鑑賞してました。

今なら理解できますかねえ。
難しかったという記憶だけ残っています。
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by teri-kan | 2010-04-05 02:12 | イギリス映画 | Comments(4)

本や映画、もろもろについて思った事。ネタバレ有。


by teri-kan
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