いでまゆみ

この漫画家を知ってる人って三十代以上の女性かなあ。

本棚の、なぜかわかりやすい場所にこの人の単行本があったので、とりあげてみます。
良くも悪くもバブル時代ならではのお話のオンパレードで、これはこれで時代を象徴していて、ある意味貴重ではないかと思います。

手元にあるのは「ムーンライト・レディ」。
4作品収録された短編集で、基本的にどれもボディコン(懐かしい……)姿の浅はかな生活を送っている女性が、真面目な恋をして自分を見つめ直すといった内容。
「ミツグ君」とか「アッシー君」とか、懐かしすぎて涙が出ますね(笑)。その他のキーワードとしては「業界人」「玉の輿」「ブランド品」……他にもいろいろあるけれど、まあ出てくる主人公皆中身が軽い。ホントふわふわしたシャボン玉のような女性達で、バブルってあの当時の社会と経済状況を表わした言葉だけど、そのド真ん中で生きてた人達そのものにも当てはまるなと、この人のマンガを読んでたら思います。

まあそんな風にふわふわ生きてたのって、別に若い女だけじゃなく全員なんだけどね。ただ山となったシャボン玉の束のてっぺんで思いっきり跳ねてたのが若い女性達だっただけで。



いでまゆみ本はかなり昔にほとんど処分していて、なのになぜ本作だけ残ってるのかというと、収録されてる「LION」に出てくるバーテンダーのモデルが、現在大河ドラマの主役をはっているあの人だから。若かりし頃のあの人がモデルのマンガなので、後々読み直したら時代が感じられて面白いかもしれないなと、そんなことを思ってこれだけ残してたのでした。10年以上も前のことになりますが。

91年の作品だから当時22歳かあ。マンガの中ではピアノが弾けて歌も歌えるエッチな夜の男ですが(笑)、しかし確かにあの頃の彼はホントーに美しかったので、マンガに出ても納得ではありました。

先日ついうっかりその彼と「いでまゆみ」で検索かけてみたら、あまりよろしくない噂話が出てきちゃって、まあそりゃそうだったんだろーなーと妙に納得したんですが、すでに遥か昔の噂で、そういうのも含めてバブル華やかかりし頃の思い出ではあります。
軽薄で、ちゃらけてて、チープ、でもゴージャス。無意味に浮かれた時代の、なんだかんだでノーテンキな人達。

つくづく特殊な時代でしたねえ。
こういったマンガを読んでると、なんか毎日のことがホントどうでもよくなってくるなあ。



ボロクソに書いてるみたいだけど、気軽に読むにはいいマンガでした。出てくる男は皆都会風のいい男だったし、やっぱりある意味憧れの世界でもあったし、なんといっても女に都合よく描かれてたからストレスがたまらなかった。

いでまゆみ、今は何してるんだろう。
もうマンガは描いてないんですかね。
描いてないんだろうな、きっと。
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by teri-kan | 2010-09-29 00:55 | 漫画 | Comments(2)
Commented by ひこにゃん at 2018-05-07 21:00 x
いでまゆみさんの漫画は読んだ事がないけど
いでまゆみさんに原稿依頼をして描いてもらった。
Commented by teri-kan at 2018-05-08 14:50
ひこにゃん様、こんにちは。

原稿というのは漫画の原稿ということでしょうか?
判断がつきかねるのですが、とにかくコメントどうもありがとうございました。

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