「パルムの僧院」(1947)

スタンダールの原作をもとに作られた文芸映画。

故郷パルムに戻った美青年が、とある事件を起こして塔に幽閉されるも、愛の力で脱出するという物語。
……とまあ、こう書くとあまりにおおざっぱだけど、細かいことを説明しても仕方なかろう。この映画は出てくる人物みな愛ゆえに動かされ、愛ゆえに己の行く道を決めている。

主人公の青年はジェラール・フィリップ。
大変美しい。
ストーリー自体はなんてことない本作も、ジェラール本位で見れば楽しめることウケアイ。
見目麗しく、本作ではアクションもこなす肉体派。キレイー、ステキー、と溜息つきながら観ればそれでOK。

彼の伯母の公爵夫人が印象的です。大人ーって感じ。
甥の養母でありながら、甥を本気で男として愛しちゃって、なんかいろいろ大変。ていうか皆いろいろ大変。

フランス人(イタリア人?)にとって(肉欲とセットの)愛は大事なんだなーという映画ですね、はい。
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by teri-kan | 2010-12-01 01:12 | フランス映画 | Comments(2)
Commented by stefanlily at 2017-02-24 17:41
パルムの僧院は、原作はあまり乗り切れないでした。
しかし、マリア・カザレスはさぞカッコいいだろうなー、と。
「天井桟敷の人々」ではアルレッティの前で小娘扱いだったけど。
ジェラール・フィリップといえば、赤と黒にも主演なさってますね。
最近になって読み返してみたら、大好きな三島の「愛の渇き」がそっくりな描写があることに驚きました。
奥様がジュリアンの下着を巡って、それを常に洗濯する女中に嫉妬する、という。
ああー。三島は靴下、でオマージュしていたのか、と気がついて感動。
バルザックの小説に登場する女性が若者に恋愛指南?の論を語るとことなんざ、かなり影響受けてるなーと思いました。
Commented by teri-kan at 2017-02-26 00:42
stefanlily様。
またまたコメントありがとうございます。

スタンダール……。
読んだことないですけど、どうなんでしょうか。
「パルムの僧院」の映画はなかなか楽しめましたが、正直ジェラール・フィリップだったから楽しく見れたってところが大きかったです。
アクションシーンは良かったけど、お話自体は、うーん……。

「赤と黒」も見ましたが、こちらはそれこそジェラール・フィリップの顔しか楽しめなかったです。

それを言うなら「いい映画だったな」と思った「「天井桟敷の人々」も今ではすっかり内容を忘れてるので、ただ単に私の記憶力や理解能力が悪いだけなのかもしれません。

今見れば理解できるかなあという気もしますが、高尚な?タイプのフランスものは簡単には手が出ないですね。
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